上越で気になっていた店梅ざわ「謙信公御膳・焼き魚御膳」

2014-04-09 10:06:30 | 和食

　上越で気になっていた割烹料理店。「梅ざわ」という店舗。この地方でいう山麓(３６線)という地方道沿いにある、大きな店舗(一見するとファミレス)。少しおしゃれな感じなので、気になっていたが、上越最後の日。入店してみることにした。

　時間も悪かったので、店内は空いて居た。しかし、自動車は数台止まっていた。人の声がしている。奥の方まで、半個室のスペースがあるらしい。壮年のグループ(家族)が、会食をしているようである。案内の女性の配慮？で我々は入り口近くの大テーブルに案内された。その女性は、「こちらの方が静かでのんびりできますのでいかがでしょうか」の一声。

　大きなメニューには、いろいろなセットになった料理が出されていた。特に、ランチメニューというのはないらしい。娘はこの地にちなんだ「謙信公御膳」。どうも鍋状になった味噌汁が興味深かったらしい。私は、旬の銀鱈が食べられると言うので、「焼き魚御膳」とした。

　半オープンとなっている厨房は、私の席から見える。あまり調理場の従業員はいないらしい。一生懸命に動いていた。サービスの女性も盛り付けなどを手伝っているのかもしれない。しばらくして、料理が運ばれてきた。どうやら、客の料理を同時出すのが、定番らしい。

　「謙信公御膳」はなかなかのセット。メインは刺身かもしれないが、フライ・炒め物・海鮮サラダ・小鉢・大きな鍋味噌汁がついている。大きなお盆(トレー)にたっぷりと準備されていた。サラダには、本物の蟹が盛りつけられている。小鉢は、ホタルイカ。季節感も感じるセット。

　なんと言っても御飯が美味しい。質・炊き具合とも良好の物である。やはり、勝負はメインの刺身。４点盛り。見た目でも美味しそう、当然質も良さそう(良かった)。不思議に中華、「エビチリ」。少量ではあるが、面白い取り合わせ。辛いと言い、娘から差し出された。なかなか美味しい物だった。

　期待していた、味噌汁は期待通りの物。大きなハマグリが２個ほど入った立派な物。味噌を薄味にしているので、出汁の具合が十分に感じられる。娘はお気に召していた。香の物は、３種(蕗・長芋・胡瓜)。なかなかすばらしかった、少量であるのが惜しい。

　揚げ物は、①海老フライと②鳥の唐揚げ。いずれも揚げたて。これだけの料理を、温かい状態で出すのだから、手間はかかっているはず、空いている時の入店で良かったのかもしれない。デザートも付いており、オレンジとメロンが添えられていた。

　私の「焼き魚」は多少シンプル。①小鉢②香の物③デザート④御飯は共通。サラダは、蟹はのっていない。味噌汁か蕎麦に選択ができたので、蕎麦にしておいた。メインの魚は、綺麗に焼かれた状態で提供されている。面白いのは、伊達巻き・クルミが添えられていた。

　まずは、目で楽しみ戦闘開始。のびないうちに「蕎麦」から挑む。ワカメ・たぬき蕎麦。当然ミニ版であるが、薄味の仕上げ。美味しい。蕎麦も生蕎麦(あるいは冷凍)を使っているのであろう。のどごしも良い。ワカメの分量が多いのもありがたい。

　続いて、魚(銀だら)。下味(つけ込んだ)をつけた物を丁寧に、焼かれたことは見た目の照りを確認しただけでも理解できる。脂ののりも良い魚。上質な部位だった。味の具合も多少甘辛、大根おろしとも合う。御飯が進む一品だった。

　蕎麦とのコラボで、お腹は十分に満たされる。デザート・お茶で胃を整えれば、無事終了。お腹も気持ちも満たされました。

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情報を共用し，多くの方の意見も頂きたい思います。気ままな食生活。

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