脳外科には、静脈循環で6年も経過観察で通っているのに
頭の中に余分なものができていると知ったのは、ちょうど1年前。
昨年の夏休み、年1回のCTの結果を聞きに行ったとき、
「腫瘍の方は、大きくなっていませんから。」
「えっ?そんなのあるんですか?」
「あれ?言ってなかったっけ?」
「初めて聞くんですけど・・。」
「髄膜腫って言って、良性の腫瘍だから。まだ小さいし、何も悪さしていないから
経過観察していれば、大丈夫だよ。」
「えっ?」
「ものすごくゆっくりしか大きくならないから。寿命が尽きるのが早いか、
手術しなくちゃいけないくらいの大きさになるのが早いかくらいのスピードだよ。」
2㎝くらいのまるいものが写っていたのはショックだったけど、
あっても困らないものなら、まぁいいか・・・と思った。
今年の夏休みになってのすぐの経過観察のMRIの結果を聞きに行ったとき
「腫瘍が大きくなっているんですよね。」
「えっ?大きくならないはずじゃあ・・・?」
「そこは手術するのが難しいところだから、大きくならないことを願っていたんですけどね。」
「えっ?手術するんですか?」
「頭蓋底腫瘍専門の先生と相談するので、もう一週間待って・・。」
一週間後に言われたことは、
①腫瘍が大きくなると、小脳と脳幹を圧迫するので、取り除いた方が良い。 ②まず、脳圧を調整するためにシャントを入れたい。
現在あるLPシャントは下 から髄液を抜くので、脳が下がると危ないので、上から脳室へチューブ を入れる。 ③血管撮影をして、腫瘍と血管の関係をしっかり確かめる。 ④腫瘍を取り除くときに、静脈が大出血を起こすと危ないので、
腫瘍が静脈洞を 止めてバイパス血管ができてから取り除いた方が良いのだが、タイミン グが難 しい。
自覚症状は全くないし、普通に生活も仕事もしているのに・・・・
「さっさと、夏休み中に取っちゃってください。」
「いろいろ詳しい検査もしなくちゃいけないし、それは無理。」
「じゃあ、セカンドオピニオンに行ってきます。」
明日は、札幌のセカンドオピニオンの話。