
皆様こんばんは~(^-^)/
今夜は、美しいニコール・キッドマンがさらに!
美しく観賞できる作品『毛皮のエロス』をご紹介します。
“心の奥に、人には言えないものを秘めた”女性。
ヒロイン、ダイアンの良妻賢母な部分と
人とは違うものに強烈なフェチシズムを抱く部分が
絶妙!! そして、そんな相対するキャラクターだからこそっ
ニコールの美しさが際立っています。
彼女の作品は好きで、よく観賞するんですが・・・
この作品も私の好きな“ニコール作品”BEST10に入れたい作品です。
2006年 アメリカ 本編122分
原題:FUR: AN IMAGINARY PORTRAIT OF DIANE ARBUS
監督:スティーブン・シャインバーグ
脚本:エリン・クレシダ・ウィルソン
原作:パトリシア・ボズワース
(『炎のごとく 写真家ダイアン・アーバス』文藝春秋刊)
音楽:カーター・バウェル
出演
ダイアン・アーバス:ニコール・キッドマン
(『アイズ ワイド シャット』『ムーラン・ルージュ』
『アザーズ』『めぐりあう時間たち』『ドッグヴィル』
『コールドマウンテン』『白いカラス』『記憶の棘』
『奥様は魔女』『インベージョン』他)
ライオネル:ロバート・ダウニー・Jr
(『相続人』『追跡者』『ゴシカ』『キスキス、バンバン』
『ゾディアック』『シャギー・ドッグ』
アラン・アーバス:タイ・バーレル
-あらすじ-
過激な題材によって写真芸術の概念に一石を投じた、
天才写真家ダイアン・アーバスにオマージュを捧げる官能ラブストーリー。
裕福な両親とファッション・フォトグラファーの夫を持つダイアンは、
隣に越してきた男ライオネルに興味を抱く。
ライオネルは奇妙なマスクで頭を覆い、コートで全身を隠していたのだが、
それは全身が毛むくじゃらの多毛症を隠すためだった。
(Yahoo!ムービー解説より引用)
『毛皮のエロス』 公式サイト
『FUR』 本国公式サイト
コレより先ネタバレありますので
スクロールにはお気をつけください。
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NYで、両親が毛皮会社を経営するダイアンはカメラマンの夫アランの
アシスタントをしながら娘2人とマンションの1Fで暮らしていました。
しかし、両親主宰の毛皮コレクション、新作発表会の夜
自室の窓からコチラを見上げる不思議な格好をした男と目が合います。
その男・ライオネルはダイアンたちの上の階に住む住人でした。
ダイアンは、アランから勧められていた“写真撮影”の被写体として
ライオネルに「モデルになってほしい」とお願いに行きます。
最初は、ダイアンの出方を見つつ、中々写真を撮らせてくれなかったライオネル。
そのうちダイアンはライオネルによって自分の中に押し込めていた
“興味の対象”や“それを楽しむ方法”を見つけ、家庭を省みず
ライオネルと彼の仲間たちと過ごすようになります。
始めのうちは、アランや娘達にライオネルと会っていることを
秘密にしていたダイアンでしたが、そのうち
ダイアンの“家”にも、ライオネルとその仲間は入っていきます。
本業の撮影や、両親の家業に支障が出始めたことを感じ取るアランは
ライオネルと切れるようダイアンに相談しますが、ダイアンは
聞き入れてくれません。
ところが、ダイアンのバースデイパーティーの夜、ダイアンとライオネルが
親密そうにしているのを目撃してしまったアランは遂に、
ダイアンを罵ってしまし、ダイアンはライオネルのもとへ・・・
ライオネルはある病に侵され、余命少ない命だと知るダイアン。
彼の最後の望みは、多毛症である彼の体毛を全て処理し
本来の目的、ダイアンの被写体になり、行きたかった海へ行き
ダイアンに最後を看取ってもらうことでした。
ダイアンは、彼と関係を持った翌日、彼の望みを叶える為海へ・・・。
一人、どんどん沖へ沖へと泳ぎ始めるライオネルをダイアンは見送ります。
タイトルに「エロス」とありますが・・・決してそんなことは無く
寧ろ切ない物語です。
途中、ダイアンとライオネルが段々と意志の疎通をし始め
それまで、ぎゅぅーーーっと絞ったコルセットのように
“お堅”かったダイアンが“ほぐれ”て来た辺りは、ちょっぴり
そんなシーンもありましたが、「エロス」というほどのものでもありません。
まぁ、これまでキチキチと締め付けられながら厳しく育てられた
ダイアンが、こうも艶っぽく変化してしまうなんてっ!?という部分では
言えなくも無いけれど・・・。
それとも、終盤のダイアンがライオネルの体毛を剃るシーンのこと?
でもこの場面も私は「エロス」というより、キレイと
思ってしまったんですがねー。(^~^;)
ラスト。“ライオネルの毛”で作った“毛皮のコート”を羽織り、
彼が膨らませた“ライオネルの息”を吸い込む場面くらいでしょうか~
アレは、アランとのHな場面や、ライオネルと結ばれた場面より
数倍もっっ 淫靡な感じはしました。
とはいえ、愛する人が亡くなり、その痕跡を必死に掴もうとするダイアナの
「必死さ」の方が勝っていたのでこれも“切なさ”>“淫靡”という具合。
はて?・・・・・どこが「エロス」なんだ?
タイトルにとっても引っかかった私ですが~
あんまり、関係なさそう・・・? (; ̄ー ̄)
ところで・・・今回のニコールも美しい!!
あのギャップが溜まりませんYO~♪
“お堅い”ダイアン・・・かと思えば、
多毛症のライオネルとその仲間たちと打ち解けてしまう
人とは違う“好み”を持つダイアン。
幼い頃からの“押し隠した”ダイアンの気持ちや感じた事を
ライオネルに吐露するダイアン。
“ON”も“OFF”もイケちゃう女優・ニコール・キッドマン
だからこそ美しく演じられたキャラですね~。( ̄ー ̄)ニヤリ
今夜は、実在の人物ダイアンを美しいニコールが
切なく演じた恋愛ヒューマンもの『毛皮のエロス』をUPしました。
毎回思うんですが、ニコールの作品って大体において映像が美しい!
今回も、ダイアンの“理性的”な部分(アランと娘達との生活)
でのモノトーンと、“本能的”な部分(ライオネルの部屋や彼の仲間たち)
での発色を抑えたカラフルな色調、という対極のバランスが絶妙!!
ヨーロッパの作品のようでした。
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