たったひとつの宝物

最近はスイスでの子育て日記。
他、ニュージーランド留学と世界一周旅行など。

ネルソン125日目 子供たちとのお別れ

2010年04月28日 | 日記
使ったお金:cafe NZ$4

今日は子供たちがしばらくこのお家を離れる日で、
私にとってはお別れの日だった。

朝起きたらいつもより家が静かだった。
彼らは今日は学校が休みみたいでのんびりしていたんだね。
でもルイだけはさっそく早起きしてゲームを開始していた。

そのうちタイラも起き出したので
思い切ってこの前かったプレゼントとカードを渡してみた。
こういう時ってほんとうまく渡せない。
思い入れがある人の場合、泣きたくなるのでまともにありがとうも言えないよ。
だから今日もさらっと今週にここを離れるからこれをあげるって軽く渡した。
やっぱり贈り物だと真剣に受け取ってくれた。
どっちを先にあけるんだろうって内心考えてたら
2人ともちゃんとお手紙の方を読んでくれた。
読んでる間、とてもドキドキしたけど
二人ともニッコリ笑顔で「Thank you!」って言ってくれた。
ライトンの分はタイラに託した。
「起きたら渡してね」って。

ちょっと居心地が悪かったのでお茶でも沸かしていたら
ライトンもきてさっそくタイラが渡してくれた。
さっそく私のところに来てくれて
いつもはクールでなかなか見せない笑顔で
「Thank you!」って言ってくれた。
そう言われるとあげてよかったって心から思える。

子供たちにそう言われるのがとても嬉しい。
お世辞じゃなくて本心で言ってくれてる。

また彼らの前を通りすぎた時に
何度も「Thank you!」って言ってくれた。
なんてかわいんだろう。

特にルイはとても素直。
私はルイにはチョコレートバーを一つつけてあげたんだけど
後でサンディーに聞いたら彼はチョコレートが大好物らしく
彼にはとても適切なプレゼントだった。

タイラが「チョコ少し頂戴」って言って、
ルイが「嫌だよ、全部自分のだもん。」って言ってたのが聞こえた。
内心みんなにもそれを付けるべきだったんだろうかと考えた。

家を出る時も「See you later!」ってみんなに声をかけたら
いつも以上に「See you!!!」って大きく返してくれた。

学校で早速MiyaやAkikoにお土産をちゃんと渡せたことを伝えた。
さらに今日はAkikoとcafeに行く約束もあったんだけど
子供たちは午後に家を出ることになっていたので
私は一度家に帰ることにした。
タイラと約束してたしお別れも言いたい。
何時になるかなって内心ドキドキしてたけど
その間彼女は文句も言わずに待っててくれた。
それにもとても感謝。

家に帰ってとりあえずご飯を鍋で炊いていたら
タイラがランチが終わったらパズルをしようと誘ってきた。
もちろんYes!
昨日はちょっと中途半端に終わっちゃったしね。
タイラは私とお別れなことをちゃんと理解してるって後でサンディーが言ってた。
パズルは上の数段を完成させることを目標にした。
約束があるからあまり長くは出来ないんだーって言ってあったので、
タイラが何時に行くのかと何度も気にしてくれた。
最期だと思うとなおさら真剣になる。

2時を過ぎてしまって、さすがに待たせるのも気が引けたので、
Akikoにこのお家に来てもらうことにした。
せっかくなので最期に子供たちにも会ってもらいたかった。

そして最期の数ピースを彼女にも手伝ってもらい、
最期の一個はタイラが見つけた。
一区切りがついて、私がそろそろ行くねって言った途端、
何も言わずに彼女がハグをしてくれた。

これをやられると本当に泣いてしまう。
無理やり我慢して強く抱き返したけれど
限界でありがとう。またね。って軽く言うのが精一杯。
さらにルイやライトンにもお別れを言い、
ルイは最期まで可愛い挨拶をしてくれた。
木にぶら下がりながら片手だけ差し出してじゃあねって。

本当に限界でAkikoが待っている部屋で思いっきり泣いたら
彼女ももらい泣きしてくれた。
彼女は私が一番自分らしく何も隠さずにいられる友達で
考えることも一緒だったりするので
この時も何も言わなくても十分分かってくれた。
この時心からいてくれて良かったって思った。




それからそもそもの目的だったCafeに行った。
私達はこの後Yogaにも行く予定だったのでtake awayにした。
ここはQueens gadenの中にあってとても静かで落ち着いたcafeだった。
地球の歩き方にも紹介があるくらい。
ほんとうはここで待ったりする予定だったんだけどね。
申し訳ない。

Yogaは今週も人がいっぱい。
最期のYogaも気持ちよくできた。

今日はEllyやSohee、Manamiも来ていて
帰りが一緒だった4人でアイスを食べながら帰った。
なんとダブルサイズでNZ$1.5っていう安さ。
(日本円にしたら100円くらい)
ここはコンビニのようななんでも売っている小さなお店なんだけど
こんなにいいおやつがあったとは知らなかった。
実は私の家からとても近い。
それなのにここに入ったのは今日が初めて。
それにしても最近、終わりが近くなってから初めて行くお店が多いな。




家に帰ったらなんと子供たちがまだいた。
ちょっと帰る時間が延びたみたい。
ふと思い出して、私の木製パズルゲームとこの前タイラが気に入っていたトランプを彼女にあげることにした。
パズルゲームはもともと父が子供用に送ったものだからはじめからあげるつもりでいた。
あげたらとても喜んでいた。

さらに今日は最期に髪を切ってもらう予定でいたKayoもこのお家に来た。
初めて私のファミリーとご対面。
子供たちがいる間でよかったかも。
やっぱりヘアードレッサーって言うと、みんな興味を示すみたい。
そして切り始める直前にほんとに子供たちが出発することになった。
タイラは何度も私にハグしてくれた。
ルイは顔にケチャップをつけたままいなくなったし
さっき散々泣いたのでさすがに今回は泣かずにサンディーと2人で見送った。

そして彼女にバスルームで髪を切ってもらった。
ホームステイしているJessも何度も様子を見に来た。
そのうちなぜかNanaもこの家にきた。
なんだか今日は友達がいっぱいこの家にくるね。
そのたびにみんなに紹介した。
すいただけなんだけどちょっとスッキリした。

サンディーが私の髪をすごくほめてくれた。

そして夜になり彼女たちは帰り私は夕飯後に学校のカラオケパーティーに行った。
とても楽しかった。
Patriciaにブルーのウイックをつけられ、
ロシアのAnnaにビールをもらい、
今日は少し酔っていたMaiと歌った。
トムは私の髪型そっくりのウィックを付けていて可愛かった。
それにしても今日は特にみんな酔っていた。








家に帰ったらお家で人騒動あったらしく正面ドアのガラスが割れていた。
詳細を聞いたけれどそれよりもサンディーが心配。
彼女は廊下は危ないから決して裸足で歩かないでねって何度も言ってくれた。

とにかくいろいろあった日だった。