日本人の友達

いつも同じ敷地内のアパートに住む友達の家にはよく行くけれど
他のみんなどんなところに住んでるんだろうなとふと思って
日本人の親子の会のママ友の一人にメールしてみたらしてみたら
気軽においでよ～いつがいいかなとさっそく返信をくれた。

それでこの日はちびちゃんをその人のうちにお邪魔することになった。
彼女も北海道出身で、せっかくなのでと彼女の知り合いの
私と同じ札幌出身の人も呼んでくれた。

バスとトラムを乗り継いで行った。
ちょっと迷ったけどなんとかたどり着いた。
最近こうして一人ででかけることが多くなった。
スイスってトラムとかバスとかいっぱい走ってるけど
路線とかすごく分かりやすくてSBB（スイス国鉄）のサイトとかで検索すると
乗り継ぎとかもすぐ分かるようになっている。
ということに最近気がついた。

ご飯も作ってくれるって言ってたので
手ぶらじゃまずいと思って
昨日のうちにカップケーキを作ってみた。
スイスにいるとお菓子を作る機会がすごく多い。
なぜならこっちのスイーツじゃ物足りなく
自分で作るしかないからである。

おうちにお邪魔して
あらためて日本人同士っていいなと思った。

ちょっと前まであまり日本人にこだわってなかったんだけど
実はとても大事なんだということが分かった。

やっぱり言いたい放題言えるし、一番理解し合える。
スイスで思うことや不満や不足してることとかね。
外人さんだと国や習慣、感覚が違ったりするから
スイスは物足りない国だと私がいっても
たまに理解してもらえないことがある。

お米の話とか
小麦粉に一番近い粉はどれかとか
（実はスイスって小麦粉がほとんど売られていない。）
オーブンの使い方とか
子供のこととか
大使館での不満とか
いーっぱい話した。

すっきりすっきり。
ちびちゃんもじぶんなりに置いてあったおもちゃで遊んで楽しんでいた。

お昼に作ってくれた餃子もすごくおいしかった。
餃子も売ってないから手作りするしかないんだよね。

ついでにEGGとは別な日本人親子のミーティングも紹介してくれた。
彼女はほんとに気さくで面倒見がよく
ついついいろいろ頼ってしまう感じなんだけど
もうすぐ日本に帰ってしまうらしく
とても残念。

ここに住んでる日本人の方たちは
永住する人と数年で帰る人の二つに分かれる。

もちろん私は永住するだろう方になるけれど。

初めてのレース

月２回ランニングレースに出るBeatだけど
ついにちびちゃんのレースまでオーダーしてしまった。

この日はうちの町（村？）でレースが開催された。
ちびちゃんは子供用レース（500m）に参加することになった。
私ですら500mなんて走れないけど。
毎晩彼はちびちゃんにスタートのコツ（用意どん！）を教え続けた。
はたしてちびちゃんがどれだけ理解しただろう。

うちのちびちゃんはまだ1才11ヶ月。
５歳児や６歳児の参加が多い中、うちはこの中で最年少だった。

当日の朝、パパにつれられ寝坊したちびちゃんは三輪車に乗って
この寒い中会場へ向かった。
ちびちゃんにナンバーが与えられ服につけるBeat。
最年少ということで
ちびちゃんにたくさんのカメラが向かった。

ついにレースがスタート。
みんなあっという間にいなくなり
ブラットラーファミリーが取り残された。
一応ちびちゃんも一生懸命走ってくれた。
私とBeatもついていった。
途中から歩きにかわったけれど
それでもなんとか450mまできた。

ここまできてなんと最大の難関が待ち構えていた。
いつもちびちゃんが遊ぶ公園が目の前にあったのだ。

当然、ちびちゃんはその公園に向かい
がんとしてコースに戻らなかった。
結果、ゴールできずに失格となった。

残り50mで失格とは。
私はうすうす分かっていたけどBeatは予期してなかったらしく
残念がった。
周囲は大笑い。

まあ初めてだし
いい経験になった。

やっぱりちびちゃんはちびちゃんだった。
子供は欲求に素直だよね。

その後も遊び続け、
結局2時間家に帰らなかった。

初めてのそりすべり

ほどよく雪がつもったので
ちびちゃんとそりすべりに行った。
近所の空き地のちょっとした坂。

うちの地区は山に囲まれてるので
坂が多い。

ちびちゃんをそりに乗せて目的地までひっぱってみた。
ちびちゃんは初めてだけどニコニコしながらおとなしくそりに乗っていた。

それからついてさっそくすべってみた。

そりすべりなんて小学生以来だけど
なかなか楽しいかも。

ちびちゃんもそりがどういうものかわかったらしく
楽しそうにはしゃいでた。

ほのぼのした午前だった。

最近のちびちゃんは成長が早い。
気づけば出来ていたということが多い。

帽子や手袋も自分ではけるし
PCやCDプレイヤーも自分で起動したりする。

モップがけも言わなくてもしてくれるし
お片づけしようというとちゃんとやってくれる。

しかも可愛らしいのが
私がパジャマに着替えるときは
ちゃんとズボンを脱がせてくれたり
パジャマをタンスから取ってくれたりする。

なんでも親の真似をするんだなーって
いつも関心しながらみている。

いつの間にか赤ちゃんから子供になったんだ。
たまにまだ赤ちゃん赤ちゃんしてるようなときもあるけど。

もうすぐ２歳。
このくらいがちょうど赤ちゃんから子供への移り変わりのような気がする。

日曜日にルツェルンへ行った日

朝、無事に家族写真を撮り終えて
張り切ってルツェルンの町にドライブへ。

Beatは山に行きたがってたけど
今日はどこも曇りで朝から雪も降ってたし
やめようと提案してこの町に行くことにした。

なんどもここには訪れてるけど
いつか誰かが日本から来たら案内しようと思ってる町。
父と母が来たらクルージングもいいなと思ってるんだけど
なかなか誰も来ない。。
前回唯一来てくれた友達に案内したときは
残念ながら夜遅くになってしまってお店もほぼ閉まってて
あまり案内できる状態じゃなかった。

リベンジとしても
私の中で考えてあるスイス観光ルートを
いつか誰かに発揮しようと
心にあたためている。

どのみち今日も日曜日で普通のお店はしまってるんだけど
ウィンドーショッピングとCafeが開いてるので
人は結構いた。

いつも寒い時期にここに来るときは
屋台の焼き栗を買うのが習慣で
今日も買って食べ歩きした。

Cafeに二回入って
それぞれスープをとった。

普段なかなか言わないけどスイスで好きなものといえば
スープ！
珍しくどこのCafeで頼んでも絶品でおいしい。

ぷらぷら散歩もして
3時間くらいここで過ごした。

土曜日にIKEAへ行った日

最近家族写真を探してて
まともなものがないことに気がついた。

写真ならいつも大量に撮ってるんだけど
家族三人がそろってるのってほとんど皆無。

それでせっかく今日撮ることにしてたのに
Beatがまたランニングのレースに行く日で
行く前からかなりぴりぴりしてたうえに
のびすぎた髪を切れ切れとうるさく
結局撮る暇がなかった。

いや、ぎりぎり一枚撮ってみたんだけど
なんかいまいちで、
それ以上はBeatが時間がないだのなんだのと騒ぎ出したので
結局できなかった。

だからもっと前に髪を切ればよかったのに。

レースに出るのはいいんだけど（いや、よくないけど）
毎回レース前は必要以上にナーバスになりピリピリモード前回な彼。

たかだか趣味でしょといつも言うんだけど
彼にとって趣味は仕事以上の存在であり
もっとも真剣になれるもの。

今日はBeatの友達も一緒に行く予定で
会場がIKEAに近かったので
私とちびちゃんもくっついていった。

私とちびちゃんはIKEAで車を降りてのんびり買い物。
Beatがいると人が多すぎるだの時間がないだのとうるさくてなかなかゆっくり見られないのでいい機会だった。

Beatのお財布の紐も預かってきたので
しめしめと、普段不足してたものとか欲しいものとかちょっとづつ袋に入れていった。

IKEAは大型家具屋さんだけど
キッチン用品とか日用雑貨とか観葉植物も豊富においてあって
なかなか見てて楽しい。
ただおもしろいのが
みんなIKEAに集中するので（スイスはお店の種類が少ないので）
外からふと見えた誰かのうちの中とか友達の家に行くと家具がかぶったり
あ、これIKEAでしょ？っていうようなものが結構みつかる。

それを今回一緒に来たBeatの友達に話すとなるほどって納得していた。
彼ははとてもお金持ちなので
IKEAで家具を買うようなことはしない。
わざわざロンドンに出向いてソファーとかを買ったりするようなお家である。

IKEAでお茶しながら日本のファッションの違いについて彼に説明したんだけど
うまく伝わったかどうか。
この前私がスイスは選択肢が少ないといったのに興味をもったらしく
再び詳しい説明を求められたのであれこれと話し込んだ。
彼はスイスの中でも見事といっていいほどの聞き上手な人であり
私に対しては決して無駄にペラペラと話込んでこない。
それがこのスイスではどんなにすごいことか。

Beatなんて私が聞いた質問とはまったく別な話題に摩り替えるのが常なので
彼に聞く場合はYesかNoで答えさせるようにしている。


今日買ったもの一覧

ミニサイズの観葉植物２つ
サイドテーブル用のランプ
食器類
写真たて
玄関のドアの外に置く泥除けマット