たったひとつの宝物

最近はスイスでの子育て日記。
他、ニュージーランド留学と世界一周旅行など。

最後の移動 アテネから日本へ

2010年08月04日 | 日記
移動:①Atens → London British Airways 4hours ※世界一周旅行券に含む
   ②London → HongKong Qantas Airways 12hours ※世界一周旅行券に含む
③HongKong → Sapporo Cathay Pacific 4hours ※世界一周旅行券に含む

最後の移動にして今までで一番長い移動だった。
朝5時に起きて宿を出た。
夜明け前なのに地下鉄の中は割りと人が多かった。

空港にて、飛行機の席をスペースのある席にしたいとお願いしたところ、
もっとも長いロンドンから香港の飛行機の席が
とても快適な席になった。
前後に人がいなくて堂々といすが倒せたし、
いすと壁の間のスペースも広くて足も伸ばせる。
映画も観放題だったから思ったよりも快適にそのフライトを過ごした。

そしてロンドンの空港では回転寿司を発見!
さっそく入っておなかいっぱい食べた。

でもやっぱり日本で食べる日本食が一番恋しかった。
愛犬にも会えるし、
父も空港まで迎えに来てくれると言ってくれえたので
日本に帰るのがすごく楽しみだった。

香港に来たときはアジアの中なので
日本のすぐ近くのよくな感じがして
ほんとにあとちょっとだなって思いながら飛行機の時間まで待った。

そうして待ち時間も入れると、アテネを出発してからちょうど24時間後。
日付が代わって2010年8月5日
ついに日本に到着!!

パスポートチェックも日本人と外国人で別れていて、
こちらへどうぞなんて日本語で言われた時、
本当に日本なんだなって実感した。
それにしても日本語ですべてが対応できるってなんて楽なんだろう。
日本語でおしゃべりしたくてしょうがなかった。

そして、
出口のところで迎えに来てくれた父に会った。
とにかく父は私が無事に帰ってきたことにホッとして。
今まで見たことがないくらいすごく喜んでくれた。
それが何より嬉しかった。

そして帰って最初に行こうと決めていた空港のお蕎麦屋さんに入った。
初めて大盛りそばを完食した。
懐かしいつけて食べるそばの味。
本当においしかった。
旅中ずーっと前から夢にみてたお蕎麦屋さん。
日本にいると普通に出来ることが
海外にいるとそれがすごく恋しくなる。

車の中でずーっと街中を見つめた。
変わってないね。
全てが懐かしいようで見慣れた光景でもあり、
変な感じがする。

そのうち普通の感覚に戻ると思うけれど、
しばらくはこの変な感じが続くんだろうな。

帰りに近所のスーパーマーケットに寄った。
全部日本語!
当たり前のように置いてある腐ったフルーツなんてひとつも置いてない。
このレジの対応。
全てが日本らしい。

そして、
ずっと会いたかった私の愛犬と対面した。
なぜか玄関フードに一人で出されていたけれど、
ちゃんと私のことを忘れていなかった。
嬉しくて嬉しくて彼をぎゅーって抱きしめた。


本当にただいま。

ギリシャ6日目 世界一周旅行最期の町、アテネのパルテノン神殿へ

2010年08月03日 | 日記
使ったお金:地下鉄1€×2、ミックスジュース4.95€、アクロポリスの入場券12€、レモネード4.5€、アクロポリス博物館5€、ランチ18€、水0.5€

今日はこの世界一周旅行の中でももっとも暑い観光日だった。
私が一番苦手なもの。
暑い中を歩き回る。
アテネに来る前から内心ドキドキだった暑さ。
やっぱり今日は暑かった。
もう歩き回るのはやめてパルテノン神殿だけみれればいいかなと弱気な考えでいた。
事実今日はほとんどそう。
朝、受付でパルテノン神殿があるアクロポリスまでの行き方を聞き、宿から歩いて行けると言われた。
それがこの宿の売りでもあるんだけれど、この暑さで道もはっきりしないのにそれは無理だろうと思い直し、地下鉄で行くことにした。
駅3つ分。しかもアクロポリスのすぐ近くまで行けるから便利。
たった1€だったしね。
それで正解だった。

遺跡の入り口でチケットを買い、中に入ってからも遺跡の中をしばらく歩く。
炎天下の下の坂道はかなりきつい。
誰もが日陰を見つけては休み休み行くような状態だった。




そうして登りきり、人の行く方についていくとパルテノン神殿が目の前に現れる。
看板にパルテノンって書いてあったのを見たときは感動した。
これがあの有名な遺跡なんだ。
けれどもとにかく暑かったので、その感動も若干薄れた。
ただ、天気だけは良かったので写真に綺麗に写った。
それにしてもやっぱり人が多いね、この遺跡は。
パルテノン神殿は中でも一番有名。
この人の多さがこの遺跡の人気を物語っていた。








ガイドブックも持っていなかったので
それ以外にアテネの見所があるのかどうかはよく知らないけれど、
私はこれさえ見れれば満足。

あとはそれなりのコースを進み、
あまりの暑さにたくさんの人が集まっていた売店でスムージーレモネードを買った。
とてもおいしい。
レジのお兄さんが日本人かと聞いてきて、「よんてんご」って日本語で値段を教えてくれた。

そして出口を出たところでアクロポリス博物館があった。
大きな建物で人がたくさん出入りしている。
ここなら涼しいだろうという安易な理由で中に入った。
ここでもチケットを買うときにお姉さんが「いちにさんしご」って日本語で値段を教えてくれた。
日本人もよく来るんだね。
今まで博物館はたくさんみてきたけれど、
ここはそのどれとも違っていてなかなか面白かった。
紀元前何百年前に作られた白い彫刻や像の数々。
全てが白一色でなかなか面白かった。
ギリシャっぽい。
そしてやっぱり涼しかった。




このアクロポリスの近くにはおみやげやさんも結構ある。
途中レストランで食事をして、そのまま宿に戻った。
それでも夕方近くにはなったから、
最期の観光日としては良かったかな。




ついに明日日本に帰るんだね。
今日一日何度もこれで世界一周が終わって日本に帰るんだって考えた。
なんだかじーんとくる。
日本を離れて8ヶ月。
よく日本に戻ったら何をしようって想像する。
私がこんなに日本が好きになれるとは思わなかった。
どっちも現実だけれど、
でも日本に帰ってきっとこの旅がまるで夢だったかのように思うんだろうなって思う。
私にとってはどっちも夢。
今は日本に帰るのが楽しみでしょうがないけれど、
ずっと憧れていたこの自由な世界一周旅行。
これもまた夢だった。
本当に叶った夢。

これで本当に最期だね。

ギリシャ5日目 ミコノス島最期の日とアテネへ移動

2010年08月02日 | 日記
ギリシャ5日目 ミコノス島最期の日とアテネへ移動

移動: Mykonos → Athens Olympic Airline 40mins

使ったお金:ジュース、水2€、お土産9€、ランチ14.5€、ホテルにてハガキ4枚出してもらう4€、ホテルから空港までのシャトルバス14€

宿:Athens Easy Access
Dorm room 19€×2泊

ミコノス島最期の日。
アテネに移動する日だけれど、
フライトが夜の19時10分なので半日観光する時間があった。
アテネは暑そうなのでなるべくこのミコノス島で過ごそうかとこの時間のフライトにした。

ホテルをチェックアウトして、いろいろしてくれたフロントの人にお礼を言い、
海沿いの道を歩いてミコノスの風車を観にいった。
動いてないけどなかなかかわいらしい。








街をぷらぷらして
最期に昨日のお店に顔を出した。
ちょっと休ませてというといいよーって麦茶を出してくれた。
えへへ。
これが日本らしくてなかなか好き。
30分くらいそこでお話していって、トシコさんが家に戻るというのでお礼を言って分かれた。
次は新婚旅行のときにでもおいでーなんて言ってた。
でも今年限りでお店をやめるかななんていってたので次はいなさそう。

ホテルに戻って
ホテルのプールで時間まで過ごした。
実はここが一番ゆっくり出来たかも知れない。
今まで海があるのになんでホテルのプールで泳ぐんだろうって思ってたんだけど、
今なら理解できる。
人が少ないし、なによりホテルの中なので時間を気にする必要がない。
水の温度もなかなか快適で気持ちが良かった。

ホテルのレストランで食事をして、
タクシーを呼んでもらったんだけど、
実はこの島には30か40台くらいしかタクシーがないらしく、なかなかつながらない。
それでここ毎日利用しているシャトルバスの運転手さんがそれだったら空港まで送っていくよということになり、最後の最後までこの慣れたシャトルバスを利用することになった。
その分のお金は払ったけどね。
でも助かった。
空港で別れ際にまたおいでと言われた。
次来たときに、自分(運転手さん) がどこにいるか知ってる?と聞かれたので、サン・マルコ・ホテルと答えると、また会おうねって言ってくれた。
さらに私のことをスィート・ガールだと言った。






なかなかいいホテルだったな。
この小さな空港内でネコが1匹くつろいでいた。
この島にはネコが多い。
犬もよく見るけど。




そしてついにミコノス島を離れてアテネに飛び立った。
飛行機だとあっという間に着くね。
空港からは地下鉄で街中まで行ける。
ただ、時間も時間で外も真っ暗だったので、自力で今日の宿の場所を探すことをあきらめ、
町の中心までは地下鉄で行き、その後タクシーを使った。
ミコノス島と違ってタクシーも簡単につかまる。

それにしても値段が違うとこうも違うものなんだね。
ついさっきまで居心地のいいホテルだったのに、
安いホステルに変えた途端、ぼろっちい建物に、狭いシェアルーム、それになんとなく愛想がないスタッフ。
安いからいいんだけどね。
値段が7倍近くも違うんだからそれはそうだよね。
はやくもあのホテルが恋しい。

明日はアクロポリスの観光。
アテネはヨーロッパの中でもかなり暑いほう。
さっきまでいた島は避暑地として使われてもいるので、それを考えると明日が恐ろしい。


ギリシャ4日目 Paradiceビーチへ行く

2010年08月01日 | 日記
使ったお金:ハガキの郵送代1€、バス1.4€、お昼用の食品3.4€、ビーチチェア4€、アイス2.5€、バス1.4€、ディナー22€

今日やっと有名なパラダイスビーチに行った。
今までのファミリービーチと違ってパーティビーチなので騒々しいイメージだったんだけど、実は一番リラックス出来たかも知れない。

行く前にたまたま街中で写真を撮っていたら声を掛けてくれた人がいた。
彼のお店はジュエリーショップなんだけれども、
実はここ日本人の駆け込み寺にもなっている。
知らなかったんだけど、そこで読んだ地球の歩き方や他のガイドブックにもそう書いてあった。
この奥さんが日本人で、二人ともすごくフレンドリーに迎え入れてくれた。
お客でもない私に麦茶まで出してくれた。
日本人もよく訪れるらしく、困ったことがあったりすると相談に乗ってくれる。
居心地がよくて少しここでまったりしていった。
ヨーロッパの食事がまったく合わないんだというと、
もしよければレストランを紹介してあげるよと言ってくれた。
さらに日本の味付けにオーダーしてあげるって。
それはなんともありがたい話。

これからビーチに行くというと、ぜひ行っておいでと言われた。
たまにこの島に来てビーチにも行かない人がいるとか。
それはフレンチレストランに行ってメインディッシュを食べないようなものだと言っていた。



そうしてお昼過ぎにはパラダイスビーチに到着した。
話しかけてきたインド出身のスタッフが空いている席まで探してくれた。
また一人なのかと聞かれた。
そうして仕事中もたまに私のところに来ては
大丈夫かとかかるく話しかけてきた。
ここはヌーディストビーチでもあり、パーティビーチでもあるので、
若い人が多い。
さらにゲイも多いらしいけれど、誰がゲイなのかよく分からなかった。
男同士で来ている人はとりあえず疑って見てみたけれど、よく分からない。
人も多く、クラブ風の音楽もかかってこれがなかなか楽しい。
今まであまり騒々しいビーチは好きじゃなかったけれど、
たまにこの中に混じるのも楽しい気分になってくる。
しかもここはエーゲ海。
綺麗な海に楽しいビーチ。
泳いで寝てを繰り返していたらあっという間に時間になった。
確かに一人で来ている人はほとんど見かけないけれど、
一人でビーチにいるのもそんなに悪いものではない。
天気の良い日に綺麗な海を目の前にしてビーチチェアで寝るものとても気持ちがいい。








帰りにこの後食事に行かないかというインド人スタッフを断り、
町に戻った。
そうして朝出会ったお店に行くと日本人のマサコさんが笑顔で迎えてくれた。
そういうの嬉しいな。
レストランもすぐに紹介してくれた。
さっそくじゃあ行こうと案内してくれて、エビが食べたいと言うと、
それなら塩焼きにしてもらうのがいいねと言って、スタッフにそう伝えてくれた。
さらにもともとメニューにはなかったんだけどおまけでサラダやご飯も付けるようにと言ってくれたみたいで、なかなかいい感じに料理が出てきた。
さらに醤油も置くから出してくれて、油っぽくしないという条件も付けてくれた。
そうしてくれたことに本当に感謝した。
私一人じゃここまで注文できない。
彼女がお店に戻った後、おいしく料理を食べていたら日本人の女性に出会った。
出会ったというか彼女が見つけてそのまま会話がつながったんだけれども。
実はこの女性も私と同じ一人旅で日本の同じ町に住んでいた。
なんたる偶然。
年は私よりもずっと上だけれど、話がはずみ、日本に戻ったら是非帰国祝いをしましょうということになり、住所交換。




そして時間がなかった私はいったんマサコさんのお店に行き、お礼を言った。
いろいろと私の聞きたかったことや考えていることについて話し、相談に乗ってくれた。
ほんとにいい人。
ちゃんと連絡先も教えてもらった。
帰国したら一度連絡をしようかと思っている。
朝私を最初に迎え入れてくれた旦那さんにカプチーノでもいるかと言われたんだけど、
残念ながらホテルのシャトルバスの時間が近づいていたので、
明日時間があったらまた寄るねといって別れた。
ほんとはもっと話したかったんだけどね。




そしてこのシャトルバスの運転手にももしよければ自分が働いているクラブに行かないかと誘われた。
なぜ今日に限ってこんなに誘われるのか分からないけれど、予定があるからと断った。
クラブってよく誘われるけど、そんなにおもしろいものなのだろうか。
いろんなものを観てきたけれど、私にとってこれだけは謎。

夜はBeatとスカイプをした。
今日はスイスの建国記念日らしい。
蚊がいっぱい来るというと、虫除けスプレーを私に渡したはずだと言った。
あれそうだったっけなと思いつつもあるならすごく助かる。

本当はワイヤレスインターネットを接続するのに10分で1€かかるんだけど、
ホテルのレセプションスタッフの好意でこっそりといいよサービスしてあげると言ってくれたので、1時間は使ったはずなのに無料になった。
いい人。

今日はいい出会いもありなかなかいい日だった。
明日は最期の都市アテネ。