たったひとつの宝物

最近はスイスでの子育て日記。
他、ニュージーランド留学と世界一周旅行など。

スイスに春は来なかった?!

2013年04月16日 | 日記
今年の冬はずいぶん長いなと思っていたら
たった一日で冬から初夏にかわっちゃった。

昨日までダウンコート着てたのに
今日はいきなりワンピース一枚でOKみたいなそんな感じ。

一体春はどこにいったんだろう。
もう半そで一枚で十分な気候に変わってしまったので
今日はあわててタンスの衣替え。
下駄箱の中も夏物に替えた。

このままだと春用コートが必要ないみたい。

ちょっと車で走らせると
道は走る人、サイクリングする人、歩く人であふれていた。
冬の間いったいこの人たちはどこにいたんだろうってくらい閑散としてたのに
たった一日で切り替わった。
しかもさっそくオープンカーに乗ってる人を多々見かけた。
あれは頭が暑くならないんだろうか。

スイス人はスポーツが大好きで
この時期、晴れた日はとにかく人々は外に出る。

日本人っていくらいいお天気でもつい車をつかったりしちゃうけど
スイスは逆で老若男女誰もが外に出て自然をエンジョイしながら新鮮な空気を吸う。
山道を必死に自転車をこいでるおじいさんとかよく見かける。
たくましいよね。
これはスイスのいいところだと思う。

そして日曜日は近くの鹿公園に出かけた。
鹿はちょこっとしか見なかったけど熊もいたしメリーゴーランドとかもあって
子供連れだと楽しい感じだった。
しかも無料だし。
珍しくおにぎりを持参して出かけた。

そして月曜日には
さっそく近くのガーデニングセンターに出かけて
バルコニー用に花を買い込んだ。
ここのセンターってすごく大きくてなんでもそろっているので
なかなか楽しい。
近くにこういうのがあるって便利。

スイスは一軒家だと庭が広くてすごくこだわってるので
お花や木だけじゃなくてプールとかベンチとかテーブルとかも売ってたりする。
しかもちっちゃな公園まで作れちゃったりする。

だから一軒家ってすごくあこがれるんだけど
うちみたいな一般家庭だと夢で終わってしまう。

それにしても急に気候が変わると
気分も一気に上がる。
何もなくてもちょっと窓の外を眺めるだけでもなんか嬉しい。

だって、
冬は曇りが多くてがんばって公園とか外に出ても
寒いし誰もいないしで
ついでに今回はつわりもひどかったから
あまり気分も上がらなかった。

夏のスイスも悪くないかもなんて言ってたら
ついこの前までさんざん食べ物がまずいだのつまらないだのと文句を言っていたので
Beatがあきれた。

相変わらず食べ物には抵抗あるんだけどね。
早く慣れなきゃと思いつつ
日本のお寿司や焼肉が恋しい日々。












美白美容液と盗まれた財布

2013年04月07日 | 日記
妊婦さんはしみが出来やすい。
日本では美白の手入れはまめにしてたんだけど
こっちに来てからやってない。
そろそろ春だし(今年のスイスの冬は長かった。4月現在もダウンジャケットが手放せない。)
美白美容液とその他を求めて、珍しくちびちゃんをBeatに預けて一人街に出た。

それが美白用品って意外と見つからない。
実はこっちの人って美白の手入れをほとんどしていない。
日本人にはうらやましいほどの白い肌の人たちなんだけど
彼らは焼いて茶色くするのが好きらしく
シミやそばかすが出来ても気にしないらしい。
日本人があれだけ美白にこだわってるのに
お互いないものねだりかな。

薬局で美白用のものはどれ?と聞いても
うちにはないよと返ってきた。
これだけいろんなクリームがそろっててない訳ないだろうと
「そうは思わないけど」と言い返したけど
ないものはないらしい。

仕方ないのでロクシタンに入って同じ事を聞いてみたら
一人、理解してくれた店員さんが
これよと唯一の美白シリーズを見せてくれた。
確かにブライトエッセンスと書いてある。
説明を聞いても美白用っぽかった。
スイス(ヨーロッパ全体?)ってなんでも用途によって分けるくせがあるので
たとえば歯磨き粉だと
色を白くするもの、歯垢除去、口臭対応、デリケート用などぜんぶ違って
オールインワンなものってなかなかない。
だから美白クリームもあったんだけど
保湿効果までは期待できなかったのでエッセンスを選んだ。
そして高かった。
美容液一本約7000円
もっと安物でも良かったんだけどロクシタンだから仕方ない。

たったこれだけの買い物でも最近の私にはかなり疲れる。
特につわり直後で体力もないときに来てしまったので
かなりふらふらで
油断が生まれた。

この後、私は人生初めて財布を盗まれた。
彼らはおどろくほど巧妙で
財布を盗んだことはおろかショルダーバックをあけたことにも
いつきたのかもまったく気づかなかった。

気がついたら鞄が空いてて財布だけが消えていた状態だった。
あれ?????って感じで
これが財布を盗まれたということかと後からしみじみ実感。
しかもショルダーバックなのに。

お金が盗まれたのはもちろん残念だけど
なにより私の一番のお気に入りの財布(しかもまだ4ヶ月しか使ってない)が消えたことと
中に母がくれた安産のおまもりが入っていたことが
もっともショックで悔やまれてならない。

今までさんざん旅をして人一倍こういうことには気をつけてきたつもりだけど
さすがに今の自分は街でクリームひとつ探すのも精一杯な状態で
たぶん彼らにとってこの街のなかで私が一番盗むのに適していたのだと思う。

もちろん後から警察に行ったけど
たぶん財布が帰ってくることはない。
ただ対応してくれた警察官はすごく親身になっていろいろ聞いてくれて
どんな状況で盗まれたのか、私の財布がどういうものかネットで検索してくれたりもしたので
それが唯一の慰めだった。

Beatにとってもそれはショッキングなことだった。
なぜなら財布の中にはさらに私やちびちゃんのIDカード
そして交通機関で使えるカードなどが入っていたので
それがなくなったということは再発行しなければいけないことを意味し
さらに出費がかさむことを示唆していた。

お金はあきらめがつくけど
財布とお守りだけ帰ってこないかな。
なんどそう思ったことか。