たったひとつの宝物

最近はスイスでの子育て日記。
他、ニュージーランド留学と世界一周旅行など。

友達と街に出かけた日

2012年08月22日 | 日記
中国人の友達がホリデーで帰ってきた。
というのも、ほんとのおうちはうちと同じ敷地のアパートなんだけど
子供を保育園に入れるため、今はドイツに住んでいる。

なぜこっちの保育園に入れないのかというと
料金が桁ひとつ違うのと
ドイツのほうが受け入れ年齢が低いから。

なんと向こうでアパートを借りたとしても
そっちのほうが安上がりらしい。

同じヨーロッパでもスイスってなんてお高い国なんだろう。
スイスは土地代が高すぎて一軒家を建てる人がほとんどいなく
その代わりアパートメントがそこらじゅうにある。
ほとんどの人がアパートや集合住宅に住んでるといっていいくらい。

それはともかく、
朝よく敷地内の公園で会うので
スイスのレストランはおいしくないという話を彼女としていたら
じゃあいつもいくアジアンレストランを教えてあげるよと言われ
一緒に街に出ることにした。

実は一人でバスを使って街に出たことがない私。
しかもちびちゃんをベビーカーに乗せて。
ベビーカー嫌いなちびちゃんが途中であばれたらどうしようとか内心ドキドキ。

バス停で待ち合わせした彼女はいつもと違って
とても大人っぽかった。
まあ年も私と6つ離れてるんだけどね。
彼女にあってから中国人のイメージが変わった。
彼女は子供が2人いるのでその子達も一緒だった。

乗り継ぎとか教わってすごく役に立った。
子供と一緒だと結局ゆっくりショッピングって感じにはならなかったんだけど
メインストリートを歩いたり、湖に行ったり、
気分が変わってすごく楽しかった。

話題はやっぱりお互いの主人について
日ごろの不満や思ってることを言い合った。

彼女いわく
主人というのは彼らの両親によって決まるらしい。
家族との接し方や生活習慣にいたるまで
結局は両親と同じということらしい。

まったくもって当たってる。
特にBeatは家族らしい家族を今までもってこなかったので
たまにひどく自分勝手なところもあるし
はじめの頃なんてぜんぜん家族と一緒にいるという感覚がなかった。
その分私たちも喧嘩したり家族とはどういうものかと話し合ったりした。
今ではたいぶ良くなって最近やっとパパらしくなってきたけどね。

けど、片付けとかはいまだにぜんぜんできなくて
服も畳んだりタンスにしまうという感覚はぜんぜんない。

とにかく話し合うことが大事だと彼女は言った。
彼女もはじめの頃はそうとう苦労したらしい。
生活習慣もぜんぜんお互い違ってて
長い時間かけて話し合ったし
ホームシックも相当だったそうな。
スイスを理解して受け付けるのに3年かかったと言った。

確かにね。
ここはアジアと違うものがある。
環境はいいけど、人とかシステムとかいろいろ違う。
スイスってクリーンなイメージだけど
それだけじゃない。
短所を言うならいやというほど出てくる。

今の私にはそれをわかってくれる
アジアか特別日本人の友達が必要かもしれない。

彼女は私のいろんな不満を同じように共感してくれるので
しかも、意見をはっきり言ってくれるので
一緒にいて居心地が良かった。

もうすぐドイツに帰ってしまうのが残念。
そして彼女から次の日のランチに招待された。
家庭的な中華料理って初めて。

いつもと違って
なんだかすっきりした日だった。

そしてその日の夕方、
なついてくれた友達の子供が遊びに来た。
ちびちゃんの初めてのお客さんかな。





ハエ騒動とシュタンセルホーン山

2012年08月19日 | 日記
ニュースによると今年一番の暑さだった。
34℃だったか36℃だか。

スイスの夏はハエが多い。
しかも網戸がないから窓からよく入ってくる。

それも1匹2匹じゃなく
ひどいときには5、6匹。

ブーンブーンってかなりうるさい。

これはスイスの欠点だと思うんだけど
周囲に農家が多く
しかも、BIO(ビオ)と呼ばれる有機食品がひどく盛んで
人々が好んでそれ買うので
ハエが増える一方。

パソコンとか料理中とか集中してるときに来るとイラっとする。
ついこの前、あまりにもうるさく、
Beatの雑誌(自分のは使わず)を丸めてパチーンと3匹ほど仕留めた。

スイス人には特に気にしないらしい。
不衛生だと思うんだけどな。

そしてそして最悪だったのが
この日の朝、
バルコニーにためてあったゴミ袋をBeatに捨ててきてもらおうと
袋を持ち上げたときのこと。

なんと彼らのたまごが100はあろうかというくらいびっしりとその下に植付けられていた。
ぎやーーーー!!!
ってこのときばかりは叫んだ。

私は半泣きになって
Beatに駆除を要請した。
彼は気持ち悪がる様子もなく落ち着いて片付けてくれた。

おそるべしスイス。

午後は気を取り直して山に行った。
あまりの暑さにBeatが標高の高いところなら少しは涼しいかもしれないと提案した。
今回はStanserhorn(シュトンセルホーン(Beatの発音より))という標高約1900mの山。
駐車場から山の中腹までは列車を使うんだけど
100年前のスタイルをそのまま保ってるらしく
駅も列車もすごく可愛い。
日本じゃこういうテイストは作れないね。
スイスってこういうところは惜しげなくお金とセンスを使うので
ちょっとしたところで可愛らしさを発揮する。

景色も良好で気分もよくなり
ハエ騒動のことはすっかり頭から消え去った。
中腹から山頂までは
世界初のオープントップ(上に上れるタイプ)のロープウェイだった。
スイスってとにかく世界初とか世界一という言葉に弱いらしく
なんでもかんでも世界一を目指して作ったりする。






山頂はスイスらしいすばらしい景色が見渡せた。
ついでにレストランにも入って食事もできて
ちびちゃんも私も大満足。

それにしてもスイスの山ってどこいっても山頂ですらCafeやらレストランがにぎわっていて
みんなそっちでくつろいでいる。
スイススタイルだね。
ヨーロッパスタイルかな?

そしてちびちゃんは今日も山頂のさらにトップまでの石ころだらけの山道を裸足で歩いていた。







最近のつぶやき

2012年08月17日 | 日記
スイスの夏はからっとしてて
東京に比べたら過ごしやすい。

でもでも午後は30℃とか超えたりしてちびちゃんをつれて出歩くのは厳しい。
普段は午前中と夕方5時、6時に公園に出かける。

それまでは家で過ごしたり湖で泳ぎに行ったり。
この前自転車の後ろに取り付ける子供用の荷台を買ったので
たまにサイクリングにも行ける。

スイスは娯楽がかなり少ないので
その分スポーツで補うしかない。
というのを最近私は発見した。

はっきりいってテレビはおもしろくない。
毎回似たり寄ったりの番組を永遠と放送する感じで
ニュースとか映画とか海外ドラマかスポーツか
もしくは無駄にべらべら話す程度のものしかない。
さらに雑誌とか見てもいまいち参考にならないものばかり。

スイスで引きこもりしようにも限度がある。


最近スイスの運転免許を取得した。
日本の場合は試験はせず、以下の書類をに持っていって申請すればOKだった。
ただし、こっちにきて1年以内に申請することが条件だった。

・日本の免許のドイツ語訳(大使館で申請、後日送られてきた)
・日本の運転免許の原本
・スイス滞在許可証
・運転免許証申請用紙(事前にメガネやさんで視力測定、サインが記載されてること)
・顔写真

なんどかやり取りはしたけど数日後には郵便でカード送られてきた。
これで運転ができる。
私の日本の免許はオートマ限定だけど
それについては特に何も書かれていなかった。
ちなみにうちの車はマニュアル。
うむむ。
またしてもペーパードライバーになる予感。


そして昨日の夜、
パソコンが壊れた。
Beatが寝ているときにそれは起こった。
起動してもウィンドウズまで行かなく
しかたないので再セットアップすることに。
データは普段Dドライブに保存してあるので
バックアップはする必要がなかったのが幸い。

再セットアップの手順はわかるけど
難しかったのがこのパソコンが全部ドイツ語であるということ。
辞書も持ってきたけどそれも限りがあるので
全部勘でやってみることにした。

最終的になんとかなった。

一番苦労したのが日本語と英語の入力をパソコンに追加させるという作業。
インターネットで検索しようにもドイツ語しか打てないので
検索もできず、
ほんとにコントロールパネルのメニューをいっこいっこ開いては確認していった。

そして再セットアップで待っている間
なぜか深夜にもかかわらずポニョが放送されていた。
しめしめと待ち時間をそれで過ごした。

ところでオフィスのコードナンバーが見当たらない。
引っ越したときに捨てたんだっけか。

オリンピックが終わった日

2012年08月12日 | 日記
ちびちゃんとともに朝寝坊した。
起きたらとっくにBeatはレースに出てていなかった。

午前はバルコニーの花の手入れでもしながら過ごした。
ちびちゃんがはっぱをちぎっては下に投げるので
下にある庭には上から落とされた花やら茎が散乱していた。
幸い下の人は長いホリデーだか出張中だかでここしばらく見ていない。

父からのメールで実家の近所の公園で夏祭りがあったらしい。
久しぶりに焼きそばとか焼き鳥とかが食べたくなった。
いいなぁ。。

Beatは連絡どおり13時40分時間きっかりに帰ってきた。
せっかくどこかにでかけようと思ったんだけど
ランチの後で
ちびちゃんが寝始め
さらにBeatまで昼寝を始めたので
結局この日はどこにもいけなかった。

なんだかんだで夕方になり
ふとメールをあけてみると
懐かしい人からメールが来ていた。
(正確にはFacebookからのメッセージなんだけども)
前にいた会社の上司からでそのプロジェクトも印象深かったから
たまに思い出したりしてたんだけど
ちょうどそういえばその人どうしてるのかななんて思ってたときに
タイミングよくメッセージがきたからなんだか嬉しかった。

最近考える。
今は今の生活が当たり前になってるけど
前は前の生活が当たり前だったんだって。
いろいろなことが懐かしい。

変わって初めて懐かしく思うものなんだ。
さらにさかのぼって大学時代のこととかも思い出した。

いろいろな人に出会っていろいろなことがあって
あの時は大変だったのかもしれないけれど
今思うと楽しかったなって。

日本から持ってきて本をまた読み返してみた。

若いうちはいろんなものを得て
年を取るといろんなものを失っていく。
時間だけがちくたくちくたくと。

会話の中でそんな感じのくだりがあった。
なるほどと妙に実感しちゃった。

夜はオリンピック閉会式だった。
この2週間オリンピックばかり見ていたから
終わるのは残念。

今回は日本は銅が多いね。
メダルの数の割りにランキングが低いのが残念だけど
水泳とかサッカーとか体操とかなかなか楽しめた。
日本にいたとき以上に熱くなって見てしまった。
見るたびにアメリカが優勝してたから
アメリカの国歌が頭から離れなくなってしまった。