たったひとつの宝物

最近はスイスでの子育て日記。
他、ニュージーランド留学と世界一周旅行など。

ネルソン122日目 アンザックデー

2010年04月25日 | 日記
アンザック・デー(ANZAC Day)
オーストラリア・ニュージーランド・クック諸島・ニウエ・サモア・トンガ の休日で、
毎年4月25日、第一次世界大戦のガリポリの戦いで勇敢に戦ったオーストラリア・ニュージーランド軍団(ANZAC)の兵たちと、当時国の為に尽力した人々のために追悼を行う。(By Wikipedia)

今回はそれがたまたま日曜日だった。

ただの名前だけではなく、今日だけはcafeもshopもどこもclosed。
1時を過ぎたらopenするところもあったけどcafeはどこも閉まってた。
みんなの意識もとても高く、
この日を通して、戦争の残酷さあらためて認識する日。
こういう行事ってとても大事だなって思った。

この日はファミリーとヒストリックパークに行った。
今日は昔起こった悲しい戦争を忘れないための催し物があった。
前にサンディーと別なフェスティバルを観に来たことがある。
今日は家族みんなとその友達も一緒。

ちなみにボーイフレンドのジフとはすっかり仲直りしたようだった。

行く途中、ルイがどこからか見つけてきてくれたフルーツがとてもおいしかった。
日本にはないものだね。

パーク内は戦争についてのアトラクションがいっぱいあって
兵士の格好をした人たちがパーク内にたくさんいた。
サンディー達とまっくらなドームの中に入って、
小さな小屋の中から敵に見つからずに狭い隠れ穴を通って抜け出すという体験を行った。
たまに小さい子供が敵の兵士に見つかって連行されていたのがなんとも可愛かった。




さらに兵士が公園内を運転するジープに乗る体験があって、
サンディーが子供たちと私の分も払ってくれてそこに乗った。
わざと荒い運転で車を走らせ、とても楽しかった。

でもね、もともとこの戦争って日本は敵国だったんだから
私がNZで隠れ穴から逃げたり、
兵士のジープに乗るのってとてもおかしなことだった。

まわりはNZの人がほとんどでアジア人は見かけなかった。

展示もいくつかあったんだけど
難しい単語は多くて雰囲気しかつかめなかった。
後でサンディーに聞いたら
とても悲しい話だった。




そして午後になり、Ellyと待ち合わせの場所に行った。
彼女と同じ家に住んでいるAkikoも来た。
私は最近彼女たちはよく学校で一緒に過ごす。
一番の友達かな。
本当は海に行こうと思ったんだけど、
時間が遅いし天気もあまりよくなかったので、
そのまま私のうちに来てもらった。
cafeすら空いてない。

2時間くらい過ごした。
最近になって私の部屋には人がよく来るようになった。
子供たちも普通に遊んでるから今はとても賑やか。
写真を見せたり、自分のホームスティのおうちについて話したりした。


彼女たちを途中まで送って
部屋に帰ったらEllyが帽子を忘れていたことに気づいた。
明日渡そう。

今日のディナーは久々にサンディーと子供たち3人だけだった。
やっぱり家族そろうのって嬉しいな。

ディナーの前に私は両親と久しぶりにSkypeをしたんだけれど、
せっかくの機会なのでサンディーと少し顔を合わせてもらうことにした。
いつも写真でしか見てなかったし、
たとえ会話にならなくても異国の人と話をするのってとてもいい経験だと思ったから。
最初ちょっと躊躇してた親も終わって話せてよかったって言っていた。
サンディーは簡単な英語を話してくれたんだけど
親はサンキューしか言えなかったよって言った。

私だけ電話してたのでディナーは取っといてもらったんだけど
それが終わってから家族みんなで写真を撮った。
今日がいい機会だった。
子供たちは今週の半ばにお父さんのお家にいってしまうらしかった。
なので今のうちに彼らの写真を撮っておきたかった。
普段嫌がるライトンも今日は普通に並んでくれた。

今日はおやつにアイスクリームをもらった。

その後タイラと久しぶりにトランプをした。
いつもの神経衰弱とスピードをやった。
さらにルイが昨日新しいゲームを教えてくれた。
私はこんな風に可愛い子供たちにゲームを教わるのがとっても好き。
タイラはやっぱり慣れてて説明がとても上手。
たとえ日本語でもこんな風に分かりやすく人に説明できないだろうなっていつも思う。
ルイはいつも一生懸命可愛い口調で教えてくれる。
前よりは分かるようになった。

途中サンディーがなしをくれたり、
ルイがアイスのスティックを配ってくれたんだけど、
タイラがこのアイスが好きかと聞いてきた。
確かに味はいまいちだったんだよね。
でもせっかくルイがくれたから食べてたら
彼女はこのアイスはちょっと古いみたいって言い出した。

そこで「How old?」って聞いてみたら
箱の賞味期限の欄を私に向けた。
そこにはしっかりと11.2000って書いてあった。
一年半前のアイスだったんだ。
なんかおかしくて3人で笑いこけた。

さらにルイがゲームの途中でぷーっておならをした。
なんだかそれも可愛らしくて「Cute!」って言ったら
さらに彼らは笑いこけた。
なんと言うのかと聞いたら「fart」って教えてくれた。
逆に彼らも聞いてきたので「onara」って教えてあげたら
ひたすらそれを繰り返していた。
それがおかしくてさらに3人で笑いこけた。

幸せな夜だった。
彼らのお家で本当に良かった。