ソニー労働組合仙台支部ブログ

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せんだい 2024年春闘 SSMMが賃上げ・一時金回答 基本給レンジ引上げ、一時金0.4カ月増でも 再雇用含め全労働者の賃上げ拒否

2024年06月02日 | 日記

せんだい
No.66-02
2024年5月30日(木)
電機連合 ソニー労働組合仙台支部
TEL364-4209 FAX050-3807-8999

2024年春闘  SSMMが賃上げ・一時金回答
基本給レンジ引上げ、一時金0.4カ月増でも
再雇用含め全労働者の賃上げ拒否

記録的な物価高騰を上回る大幅賃上げが求められる2024年春闘。私たちソニー労組は、SSMM、デクセリアルズに対しもアンケートに基づく全労働者の5万円賃上げ、一時金年8.8カ月(基本給比)、グループ最低賃金による格差是正、雇用の安定など統一要求を行いました。
要求説明の団体交渉では、実質賃金の減少、経済の低迷、とりわけ地域経済の疲弊が続く中、物価上昇を上回る歴史的な大幅賃上げは社会的要求に発展していると指摘。アンケートに示された生活実態や切実な声を示し、再雇用も含め全労働者の大幅賃上げの要求に応え、その弊害となっている「ジョブグレード制度」の撤廃、住宅補助・扶養家族手当の復活などを訴えました。

等級によって厚めに増額するも賃下げ押し付けは変わらず

SSMMは4月23日に基本給改定、5月17日に一時金回答を通知し、24日の団交で諸要求回答と趣旨説明を行ってきました。賃上げ回答はSGC・ソニーグループ㈱と同様、昨年に続く基本給レンジの引き上げと等級別特別加算の増額でした。レンジの引き上げは、SGCが全等級2ピッチに対し、SSMMはI2~I5が厚くなっています(表1)。

評価によらない特別加算は昨年の春闘で全等級をピッチの80%に増額(SGCは今春闘で実施)しましたが、今回はI2~I5が増額となっています(表2)。

私たちの試算では、基本給中央値(ミッドポイント)の評価3だと、I1を除き約3.5%の賃上げとなります。
一時金は昨年より0.4カ月増で(表3)、同じモデルでは5%前後の年収増となります。
しかし、全労働者が賃上げになるわけではありません。ゾーン3以上では賃上げ率は低下し、評価2以下や上限超過での賃下げの発生は変わりません。

全労働者の大幅賃上げに転換を

物価高騰が暮らしを圧迫する中、再雇用の賃上げ要求は「現行で妥当」と据え置き、SGC(ソニー㈱、SSS)が回答した一時金特別加算(基本給の3%×12カ月)も拒否しており、差別的扱いを続けています。
大幅賃上げ、所得向上による消費の拡大、「賃金が上がる国」「経済成長する国」への転換などの社会的要求に背を向けるものと言えます。再雇用を含めた全労働者の大幅賃上げ、賃下げを強いる「ジョブグレード制度」の撤廃、切実な住宅・扶養家族手当の復活に応え、誰もが安心して意欲をもって働ける環境の整備をはるべきです。皆さん、ご一緒に声を上げて行きましょう。

ソニー労組には、SSMM、SPPS、NSF-Eなどソニー国内関連会社、デクセリアルズで働く労働者(正社員、再雇用・有期社員、統括を除く管理職の方)も加入できます。是非、ご意見・ご要望・ご相談をお寄せください。E-mail:sendai@sonyunioninfo.com (随時)

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