ソニーは7月16日、退職強要を拒否した労働者を個別同意なしに子会社豊里工場への出向命令を強行しました。
ソニー労組仙台支部と「ソニー労働者を支援し、地域経済と雇用を守る市民の会」は同日朝、出向命令撤回を求めて抗議の宣伝行動を展開しまし た。
リストラ部屋や退職強要を拒否して頑張ってきた仲間に対して、ソニーは業務命令で無期限出向の強要を繰り返しました。
ソニー労組仙台支部は団交による解決を目指して、宮城県労働委員会に労働争議あっせんを申請。
7月8日の第1回あっせんんでは、公益委員から「新日本製鐵事件最高判決から、ソニーの個別同意のない出向命令は無理がある」との見解が示 され、使用者側委員も労働者側委員もソニーを説得しました。しかし、ソニーが見解の相違として出向命令に固執し、あっせんは打ち切りになりま した。
豊里工場でも退職強要の嵐が吹き荒れ、過剰リストラで生産ラインに穴があき、労働者派遣で補充する事態になりました。
ソニーは労働者派遣ではキャッシュアウトになるとしして、出向社員で置き換えようとしています。
さらに豊里工場ではフェリカカード事業の千葉県木更津工場への全面移管が発表され、登米市でも「地域経済に深刻な打撃」と問題になっていま す。
あっせん委員の説得にも応じようとしないソニー。
多賀城でも登米でもリストラ・人員削減を続けて、被災地復興に貢献していると言えるでしょうか。
大企業として社会的責任を果たしていると言えるでしょうか。
横暴勝手、不当な出向命令の無理強い、労働者と地域社会への犠牲転嫁は断じて許されません。
ソニーが大企業としての社会的責任を果たすよう、ご一緒に声をあげ、世論と運動を大きく広げてましょう。
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