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週刊 新大土壌研

新潟大学農学部農学科 土壌学研究室の活動日記です 『週刊』を名乗っていますが、不定期に更新していきます

東北農業大学の講義

2009-11-26 | MN
11月25日、東北農業大学・資源環境学院王教授にお会いして、午後講義を行いました。関さん、山家君と事前に打ち合わせをして、私の英語を関さんに中国語に翻訳してもらい、山家君は自分の有機稲作部分を中国語で話してもらいました。山家君は事前の準備が大変だったと見え、夜の懇親会は眠そうでした。
夜の懇親会は学院の共産党書記、学院院長などが出席して楽しく過ごしました。
王教授は有機農業も手掛けていますが、むしろ大豆の専門家で大豆研究所にも所属しています。
写真はハルピンの朝です。ホテルの22階に宿泊しているので朝7:00過ぎになると一斉に石炭を燃料とした暖房・調理等が始まるので煙が立ち込めます。農村でも朝と夕方は石炭や木材を燃やす煙で道路が見えないくらいになります。
今日は黒竜江省水利科学研究院を訪問して、来年度からの中国が主体となるプロジェクトの相談をします。土壌修復が主な仕事になるかもしれません。

間違い訂正

2009-11-25 | MN
先ほどの国龍山は黒龍山(標高約560m)の間違いです。火山で頂上からはすり鉢のの火山口を見ることができます。
-30℃近くで雪の中を登った日本人は少ないと思います。

黒河市の責任者と夕食

2009-11-25 | MN
黒河市を含むこの地域の党務副委員長と夕食をともにしました。
この他に安全生産監督局監理局長も同席しました。
旧日本軍の兵器遺棄場所では何十種類もの化学物質で汚染されていると話していました。話しぶりから大変怒っているようでした。

中国のコメの保管

2009-11-24 | MN
 農村を訪問した時、ブルーシートで籾米が保管されていました。気温は訪問した時は-10℃ですから、当然と言えば当然、盗難にあわないかと質問したら、この地域はそのような人間はいないと答えていました。また、収穫したトウモロコシも野外に山積み状態でした。
 日本では最近コメ泥棒や果樹泥棒が頻繁に出没していますが、日本は本当に豊かな国となったのか考えさせられました。
 写真を添付します。

チチハルからハルピンへの電車の旅

2009-11-24 | MN
24日午前10時20分の特急に乗り、12時55分予定通りハルピンに到着しました。
チチハルで農産品のお土産をたくさん農家から頂いたのでハルピンへ運ぶのが大変でした。ハルピンで友達に分けるつもりです。
チチハルは最高気温が-11℃でしたが、ハルピンは-7℃でした。ちなみに本日のチチハルの最低気温は-23℃、ハルピンは-15℃です。
途中駅の大慶駅の駅員さんの写真を添付します。
H先生へ、ホッカイロと厚い雪靴は必需品です。先日、大衆浴場に行ったとき観察しましたが、上着は薄着のように見えても、上から下まで温かい下着で防御していました。
なお、昨日サンプリングした黒河は1月、2月最低気温が-40℃になることもあると話していました。ホテルでは下着1枚で過ごすことができますが、外は冷凍庫の世界です。

黒河報告

2009-11-24 | MN
22日から泊りがけでロシア国境の町黒河に行きました。豆乳や田舎料理は一番おいしかったです。車で5時間かかりました。寒かったです。土壌は次回に日本に持ち込めるように手続きをします。
写真は-23℃の中サンプリングをしている様子です。
現地の党の責任者の許可のも安全局の局長さんに案内していただきサンプリングしました。

まじめな話(土壌学です)

2009-11-21 | MN
今日訪問した農地の話です。
この農地はトウモロコシと大豆を生産しています。トウモロコシ残査が残っていない場所は大豆を生産したところです。
トウモロコシ残査はすべて土壌に還元していると話していました。普通の農家は燃料として持ち出しているのですが、この地帯の農家は収入がよくて、余裕があるので土壌に還元できると思いました。
しかし、もうすでに土壌は凍土となっていて、来年4月まで解けないと言っていました。
たぶん、翌年まで分解しないで残っているでしょうが、その後一気に分解するのか興味があります。
ところで、今日は学生さんと飲みましたが、来年は土壌研のみなさんとチチハルを訪問しましょう。
今日参加した人は全員、日本語の歌を歌いました。