週刊 新大土壌研

新潟大学農学部農学科 土壌学研究室の活動日記です 『週刊』を名乗っていますが、不定期に更新していきます

平成21年度卒業式&修了式

2010-03-25 | 原田
3月23日に新潟大学の卒業式ならびに新潟大学大学院の修了式が取り行なわれました。

土壌学研究室からも卒論生7名、博士前期(修士)2年生5名が無事卒業&修了となりました。

【卒業祝賀会での一コマ】


社会人になる人、大学院に進学する人など進路は様々です。
東京に出る人や地元(新潟県外)に帰る人もいます。
でも土壌研はみなさんのホームです。
また研究室に顔を見せてくださいね。
いつでもWelcomeです。


ところで本日、仮ラボからリニューアルなった農学部B棟への引越しがありました。
卒業&修了生を含めて土壌研のみんなが手伝ってくれたおかげで搬入が無事終了しました。
ありがとう。(明日から開梱作業です。こっちもよろしく!)

New土壌研ラボについてはまた後日紹介したいと思います。

中国より(4) 無事帰国しました

2010-03-12 | 原田
先週末に無事に帰国しました。今回の中国出張報告の最後に、街で見かけたおもしろいものを並べておきます。

これはなつかしい三輪トラック。

かなり遠い記憶ですが、私がこどもの頃に日本でも走ってました。しかし、中国では現役。

しかもこんなかわいい軽タイプも。

なんでも新品で20万円くらいだとか...(タクシーの運転手さんの情報)。おもに、ミニタクシーとして使用されているようです。

そしてこれはなんでしょう?



...そう!カイコの蛹です。

これをどうするのかって言うと...ご想像通り、食べます。串に刺して焼いて食べます。

ワタシもトライしました(というか無理矢理...)が、これもまたご想像通りの味がします(n=2)。



南京では日本へのお土産を買うため、お茶屋さんに寄りました。

ちょっと高級なお茶のお店では、店員さんがお茶を試飲させてくれます。どれでも大量に飲ませてくれますし、気に入らなければ買わなくても構いません。夕食後に行ったせいか、お腹がたぷたぷになってしまいました。

最後は朝のハルピン駅(向かって右側)。

駅前のホテルからの写真で、一番右が駅舎です。すごく立派ですよね。ただ、たしか6時ごろだったと思うんですけど、さすがに人も車も少なかった。

この写真を撮った日の朝、ハルピン太平空港から新潟に帰着しました。

これでおしまいです。

中国より(3) 南京市

2010-03-06 | 原田
無事にハルピンから南京につき、一夜明けて南京土壌研究所を訪ねました。

南京土壌研究所は中国科学院に属する国立研究所で、その名の通り中国における土壌学研究の中心です。(隣は来年度からD1になるGuan Lingさん)

今回ここで、やはり特別講演を行い、今後の共同研究について話し合いました。

これは司会をしてくれたDr. Son。


原田プレゼン中。タイトルは"Biodegradation of diphenylarsenic acid by newly isolated bacterial species"としました。


プレゼンとQ&Aの後はラボツアーをしました。

この研究所には大学院が併設されていて、修士課程と博士課程の学生がいます。中国でも「選ばれし学生」諸君で、英語も堪能な人が多いです。

土壌博物館というものもあって、そこに我々の研究室の初代教授である川瀬金次郎先生も編集に関わった本、「中国土壌」が展示されていました。


その後、レストランで「熱烈歓迎」してもらいました。

下段右がDr. Teng、左がDr. Ke。上段は左からD3のTu君、Guan Lingさん、秘書のLeeさんです。

これでとりあえず仕事は終わり。明日ハルピンに移動して、明後日帰国です。

中国より(2) 黒河(ヘイハ)市から

2010-03-04 | 原田
3月2~3日には黒竜江省の北方にある黒河市に行ってきました。
チチハルよりさらに寒く、ホテルの情報では-20~-27度とのこと。


積もった雪もファインスノーの状態で、さらさらしています。溶けて凍るということがないので、道もあまり滑らず、その点では比較的安全です。


ここにきた目的は旧日本軍が遺棄した化学兵器によって汚染された土壌の採取です。遺棄化学兵器にはいろいろな化学物質が含まれますが、私たちの研究室では有機ヒ素をターゲットにその分解菌を探そうと考えています。

チチハル大学のヤン先生と地方政府のシャオさん、チャオさんの協力で、まずは遺棄化学兵器を見せてもらいました。





これらにはまだ掘りだして信管を外しただけで、化学物質の処理はされていないとのこと。そんな化学兵器が野ざらしになっている状態なわけです。

そして兵器が埋まっていたと思われる場所から土壌をサンプリングして帰りました。冬なのでまずはシャベルで雪をかいて、それから凍土をつるはしで掘るというたいへんな作業でしたが、その際にはチチハル大学のトン先生にたいへんお世話になりました。

これを日本に持ち帰って(もちろん輸入許可済みです)分析し、ある程度汚染物質の検討をつけてから分解菌の単離をしようと考えています。

実は他にも、実際に化学兵器が爆発した場所など、たくさんあるそうですが、雪深くて今回サンプリングは無理とのこと。「夏にまた来てね」と言われてしました。

その後無事にチチハルに戻り、1泊して南京へ。今回の中国行の第2の目的地、中国科学院南京土壌科学研究所訪問です。

ではまた。

中国より(1) チチハル市

2010-03-03 | 原田

2月28日から中国黒竜江省チチハル大学に来ています。

今回は食品生物工学部のLiu先生のご招待で3月1日には「Soil Microorganisms:HOW can we understand them?」と題した特別講義をさせていただきました。

一番手前の女性がLiu先生で、私はその向かい側(下向いちゃってますね)、私のとなりにチチハル大学大学院修士課程を修了して新潟大学大学院博士後期課程に入学するGuan Lingさんがいます。Lingさんは私の英語の発表を中国語に通訳してくれました。

こちらには土壌学を専門に扱っている研究室はないとのことでしたので、土壌微生物の一般的な知見や微生物群集の解析手法(PCR-DGGEなど)について、我々の研究室の実験例をお見せしながら講義しました。

教員、学生合わせて40名くらい聞きに来てくれ、とくにPCR-DGGEにはみなさん興味をもたれたようです。


その後は大学ツアーを行い、熱烈歓迎の大宴会に招待されました。

上段左から2番目に新潟大学大学院を休学して黒竜江大学に1年間語学留学している山家くんがいます。彼も今回ずっと同行してくれていて、中国語を話せるので大変助かっています。こちらの方にも「悠平(リョウピン)」と呼ばれてかわいがられてますよ。

昨日と今日はチチハルからさらに北方の孫呈に土壌サンプリングに出かけました。その様子はまた明日以降に。再見!

3月が始まりました!

2010-03-01 | sue
お久しぶりです。

就職活動中のsueです。ちょっと時間があいたので久しぶりに土壌研に来て、
来週の中間発表のパワーポイントを作っています。

東京は春のような天気でしたが、新潟はやっぱり寒いですね。
天気もあんまりよろしくないし・・・


現在就職活動中で、職種を絞らず色々な企業をみている状態です。
BtoBの企業といいますか、普段生活している中で気にも止まらないような企業でも生活に不可欠な企業はたくさんあるんだなーと説明会に参加して日々勉強です。

早く終えて、新潟でゆっくりしたいです


そうそう、私の出身は岩手県沿岸部なのですが、大津波警報がやっと解除されたようです。
幼いながらに、警報のサイレンに震えていたのを覚えています。
今回は1.6Mの津波が来たらしいですが、家が流されなくてよかったです・・・

日本海側は津波があんまり来なくて安心ですね。