下記、横浜国立大学グローバルCOEが主催するワークショップに参加します。
特に、ロシア科学アカデミーのZaitsev博士の話は興味があります。
後日、内容を報告します。
福島原発事故の土壌汚染影響を考えるワークショップ
東日本大震災と、引き続き不安定な状態の福島第一原子力発電所事故は、私たちに大きな不安をもたらしています。なかでも福島原発から放出された放射性物質による広域な汚染に関してどのように対処したらよいのか、冷静かつ的確な判断が求められます。
本集会は、放射能汚染の土壌影響について焦点をあて、緊急にお呼びした招待講演者に話題提供をお願いしています。
放射線医学研究所の吉田博士には、さまざまな生物における放射能の影響と、生態系レベルでの影響について解説をお願いしています。
新潟大学の野中教授には、新潟大学で詳細に研究された大気核実験由来の放射性物質の土壌と作物間の移動についてのお話と、福島事故の影響を受けた農地の利用上の注意についてお話しいただきます。
最後にロシア科学アカデミーのZaitsev博士には、チェルノブイリをはじめとする旧ソビエトの複数の高濃度放射能汚染地域で調査された土壌生物への影響調査の内容をご紹介いただき、福島の将来について考えます。
開催日時:2011年5月30日(月) 17:30-20:30
場所:横浜国立大学教育文化ホール中会議室
定員:50名
1.放射能の生態系での挙動とその影響-福島における予測
放射線医学総合研究所 吉田聡博士
2.放射能汚染の土壌影響と農業のありかた
新潟大学農学部土壌学研究室教授 野中昌法(まさのり)先生
3.ロシアの放射能汚染と土壌生態系への影響
ロシア科学アカデミー生態・進化研究所 Andrey Zaitsev博士
4.総合討論
広く一般の方のご来場をお待ちしております。