週刊 新大土壌研

新潟大学農学部農学科 土壌学研究室の活動日記です 『週刊』を名乗っていますが、不定期に更新していきます

国際シンポジウム

2009-10-22 | 原田
いささか旧聞となってしまいましたが,去る9月28日から10月1日にかけて,第3回新潟大学農学部国際シンポジウム「アジアにおける食糧・農業・環境の持続性」が五十嵐キャンパスにて開催されました。

わが土壌学研究室からも4題のポスター発表を行いました。

T. Buto, N. Harada and M. Nonaka. Regeneration of shallow landslide slope by seed bank soil and indigenous arbuscular mycorrhizal(AM) fungi in Niigata forest area.

Y. Fujino, N. Harada and M. Nonaka. Comparative nitrogen dynamics in organic and conventional tomato cultivation in Niigata prefecture.

T. Kaidzu, N. Harada and M. Nonaka. Arbuscular mycorrhizal fungi(AMF) colonizing with coastal pants in Niigata.

S. Iio, N. Harada and M. Nonaka. Changes in chemical properties and bacterial communities in soil amended with food waste.


マレーシアからの参加者に懸命に説明するの図。


オランダからの参加者の鋭い質問に答えるの図。

科学は万国共通なので英語が得意とは言えなくても十分に(なんとか?)理解し合えるのでした。

発表者のみなさん,お疲れ様でした。

稲刈りをしました。

2009-10-08 | 原田
土壌研では昨日までの1日半をかけて,全員総出にて圃場の稲刈りを実施しました。


ここのところ雨が多かったせいか圃場が乾かず,機械が入れないとのことで,今年は全部手刈り。う~ん,しんどい。


一部はサンプリングして分析にまわします。


一仕事終えた後の昼ごはんはとてもおいしい。


ようやく刈り終えた圃場。奥が慣行栽培区で手前が有機栽培区です。有機栽培区では移植直後のみ有機物の表面施用で抑草し,栽培期間中には除草をしないというやり方をしたのですが,今年は去年よりも雑草が多い印象です。収量にどれだけ差がでるか,楽しみですね。

最後に稲刈り中に有機栽培区にて発見された全長15cmの巨大ウシガエルを紹介しましょう。かわうち君が背中に乗せてくれた普通のアマガエルとの比較でその大きさが想像できるでしょうか。


彼(彼女?)は一晩身柄を拘束されましたが,その後釈放され,ビオトープに消えていきました。


今日は台風の直撃を受けて全授業休講。雨も風も半端じゃありません。

昨日のうちに終わってよかったなあ。