泣き出しそうな空の下、桜の花は満開となり、春本番です。
日本人は何故か、春に咲く桜の花をことさら好み、夏の向日葵、秋に素敵な香りを醸し出す金木犀たちとは、別格の扱いぶりです。
寒い冬、じっと我慢し、その時を迎えると一斉に開花する。
また、散り際を心得、あっという間に花びらを落とす様がよい、と人は言う。
実は私も桜花に対し、特別な思いを抱く一人なのであります。
時は今から10数年前、一時的な転勤の際、ある方から気持ちのこもったお手紙を頂きました。
私の記憶の中では、その方から手紙を頂いたのは、それが最初で最後だったと記憶しています。
その手紙には、その方の素敵な思いがしたためられており、当時の私はいたく感激したことを今でも鮮明に覚えています。
しかし当時、お互いの環境を考えると、万が一その手紙の内容を第三者が知って、紛争になることは避けたいと考えていました。
当然ながら、聡明なその方もその状況を承知のうえ、手紙をしたためてくれたはずです。
私は考えに考え、悩んだ挙げ句、泣く泣くその手紙を処分しました。
「伝えたい気持ち」のブログ冒頭の書き出しは、実はその手紙の書き出しと
全く同じなのです。
私の中に、大切にしまっていたものです。
それ以来、逢うことが叶わなくなっても、桜の季節になると、その花を見るたびに、その方を思い出していました。
毎年、毎年、どうしているのかと。
もう、二度と逢うことがないはずなのに・・・
しかし、それは突然訪れました。
また、桜の季節に逢うことが、かなったのですから・・
そんな思いを抱きながら、今年も桜の花を愛でています。
来年も、その次の年も、その次も。
きっと、これからもずっと・・・
日本人は何故か、春に咲く桜の花をことさら好み、夏の向日葵、秋に素敵な香りを醸し出す金木犀たちとは、別格の扱いぶりです。
寒い冬、じっと我慢し、その時を迎えると一斉に開花する。
また、散り際を心得、あっという間に花びらを落とす様がよい、と人は言う。
実は私も桜花に対し、特別な思いを抱く一人なのであります。
時は今から10数年前、一時的な転勤の際、ある方から気持ちのこもったお手紙を頂きました。
私の記憶の中では、その方から手紙を頂いたのは、それが最初で最後だったと記憶しています。
その手紙には、その方の素敵な思いがしたためられており、当時の私はいたく感激したことを今でも鮮明に覚えています。
しかし当時、お互いの環境を考えると、万が一その手紙の内容を第三者が知って、紛争になることは避けたいと考えていました。
当然ながら、聡明なその方もその状況を承知のうえ、手紙をしたためてくれたはずです。
私は考えに考え、悩んだ挙げ句、泣く泣くその手紙を処分しました。
「伝えたい気持ち」のブログ冒頭の書き出しは、実はその手紙の書き出しと
全く同じなのです。
私の中に、大切にしまっていたものです。
それ以来、逢うことが叶わなくなっても、桜の季節になると、その花を見るたびに、その方を思い出していました。
毎年、毎年、どうしているのかと。
もう、二度と逢うことがないはずなのに・・・
しかし、それは突然訪れました。
また、桜の季節に逢うことが、かなったのですから・・
そんな思いを抱きながら、今年も桜の花を愛でています。
来年も、その次の年も、その次も。
きっと、これからもずっと・・・