神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

雁ヶ腹摺山

2024-01-05 00:23:16 | 御料地
 元旦に「雁ヶ腹摺山」から見た富士山の写真を紹介しました。雲がなければ、昔の500円札の富士山の写真とほぼ同じはずです。
 今日は、その「雁ヶ腹摺山」そのものを紹介します。
 
 山梨の人や山好きな人はご存じかと思いますが、山梨県には「雁ヶ腹摺山」の名が付く山が3つあります。
 一つ目は今から紹介する「雁ヶ腹摺山」です。
 二つ目は笹子トンネルのほぼ真上にある「笹子雁ヶ腹摺山」です。
 三つめは大菩薩連嶺にある「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」です。
 二つ目と三つめは後日紹介することにしましょう。

 
   中央が「雁ヶ腹摺山」、右下の切れ込んだ付近が「大峠」:
    小菅村から上がった大菩薩嶺の東側から見た遠景
    向こう側が大月方面、富士山は右方向に隠れてます
    

 雁ヶ腹摺山に登るコースは2つあります。
 (1)右側の大菩薩嶺から大峠に降りて来てまた上るコース。
    このコースを歩く人は、いないことはないですが、道の様子からあ
   まり多くないように見受けられました。
 (2)バスに大月から終点ハマイバまで乗り、さらに大峠まで歩いて、登る
   コース。
    このコースは林道が舗装整備されているので、車で大峠まで乗り付け
   人や、大月からタクシーで大峠まで乗り付ける人がいます。
    
 私は、バスで大月からハマイバに至り、そこから、持参したミニサイクルにザックを吊るして、大峠までテクテクと約3時間歩きました。
 というのは、次の写真の看板のように、この周辺は現在は恩賜林(旧御料林)ですから、そこを自分の足であるいて、ゆっくり見たかったからです。

   
 地図の下の方に、大月インターの道路略図があります。道路に沿って上(北)に進んだ所に赤く「現在地」とあるのが見えます。
 そこから、真木小金沢林道をたどって北上すると、左に「ハマイバ丸」があり、地図の一番上(北)のヘリに「大峠」があり、その右(東)に「▲雁腹摺山」とあります。
 実際には、この頂上から北の方にたどるルートもあります。しかし、こちらは帰り(下り)に使う人が多いように見受けられます。

   南側から見た頂上付近 


   北西からみた頂上付近

 この日は曇りで、瞬間的に雲が切れました。それが元旦の写真です。 
 帰りは、ゆっくりと下って、バス終点まで約40分、大月まで約2時間でした。
 
 なお、神足勝記は、この「雁ヶ腹摺山」そのものには登りませんでした。
 先日紹介した柳沢峠を丹波山村の方から越えてきて、やや南下して小田原から日川尾根を越え、日川を渡り、大菩薩嶺に上がりました。おそらく「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」に上り、また西に下って栖雲寺に泊まり、翌日、ハマイバ丸の北にある湯ノ沢峠から、上の地図の湯ノ沢に沿って下り、真木を通過して大月に向かいました。 

 だいぶ長くなってしまいました。

 


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