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神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.470 29日の落穂拾い

2025-05-02 23:58:41 | 余録
 「肝要-三室山-吉野」の写真の落穂拾いをしておきます。地図はNo.468のをご覧ください。
(1)肝要峠に上がるまでの道で見た、岩にへばりついて伸びる木々。
   

(2)陽が出ると、新緑がきれいです。
   

(3)肝要峠からの南側の眺望。左:タルクボの峰、正面:麻生山、右端:日ノ出山の一部。
 雲が多くて、すぐに暗くなってしまい残念。
   

(4)肝要峠から北側の眺望。二俣尾が見えます。その上、左端:高水三山、中央:雷電山。
   

(5)肝要峠の伐採跡地。花粉の少ない樹種(ヒノキ?)の植林が始まっています。正面下は肝要の集落。
   

(6)林道で見た黒いジャノメチョウ?です。
      

(7)山林に入ってから見たウラシマソウ?
   

(8)突然正面に現われた大木。樹種は不明。
   

(9)昼食中に上から降りてきたムシクン。名のりませんでした。
 なんか、こう、「トラのパンツ」のような模様ですね。   
   

(10)山道に顔を出した岩。
 これは、ローリング・ストーンではなく、露岩です。つまり、地層が垂直ということです。
    
 
(11)キノコ1
    
   
(12)キノコ2
   
    暫時休憩!サルノコシカケ?

(13)キノコ3
    
     キクラゲ:庭の朴の木に生えた時に食べました。
       もっとも、干さずに調理したので、水っぽい食感でした・・・。

(14)ツツジ:吉野梅郷の天沢院の裏山にある野草庭園で
   

 ちょっと写真インフレでした。
 

【コレクション 227 メーデー事件裁判闘争史】
 きのうは5月1日(メーデー)でした。
 メーデーは労働者の祭典ですが、いまから73年前の1952年のメーデーの際、警官隊がデモ隊に実力行使をしたことが原因で騒然とする事件に発展しました。
 これについて、警官隊の行為の適法性と、デモ隊の行為に騒擾罪が適用できるかが問われました。
 その後、50~60年代に公判が続けられ、70年第一審判決では、警官隊の行為が違法と認めましたが、デモ隊の一部に騒擾罪が成立するとしたため、有罪となった被告が控訴して二審が争われました。そして、71年に第二審判決があり、全員に無罪が言い渡され、その後、検察側が上告を断念したことにより確定しました。
 下に、事件の経緯や公判のその様子がわかるところを載せましたから、時間がある方はお読みください。

 パンフはB5判6㌻です。B5判3枚分の横長の用紙を三つ折りしてできています。このうち、下に1・2・5・6㌻を載せました。なお、3~4㌻は「総目次」、また、6㌻に刊行案内と関連文献があります。
        1㌻

      
        2㌻


        5㌻


        6㌻


 以上です。
 きょうはここで。あすはお休みです。

    
    メーデーの来訪者:名前は、今度来たら聴いておきます。
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No.465 なになに?

2025-04-26 00:20:41 | 余録
(1)都営住宅の跡地にポツンと「ケーブル標」が1本。
 『神足勝記日記』を読んで「測量標」を意識するようになってから、あちこちに在る標識にも目が行くようになりました。ここには何のケーブルがあるのでしょうか?
   

(2)近くの公園のイチョウの木です。秋には銀杏と黄金色の葉がみごとでしたが、数本並んで立っているイチョウがみなこのようにされてしまいました。生き延びられるか心配です。
 ひどいね~! 
 景観とか環境のことを考えてない。多分、コスト(維持管理量)のことばかり・・・?
    
    〽都木とて いちょうすぐれず 枝も梢も斬られ佇立す

(3)水玉メガネ
    

(4)ハチが取り付いています。ミツバチを飼いたいなあ!
 いま、はしかと百日咳の流行の気配があります。
 これはこれで心配ですが、実は私は、ようやく物心がついたころに、どちらもやり(罹り)ました。でもね、これがいい思い出なんですよ。どういうことかというと、
 父が水飴をビンで買ってきて、割りばしで紙芝居屋の水飴みたいに丸めて取って食べさせてくれて、
 「いい子で寝ていれば、毎日1回食べていい」
と、枕元に置いてくれたからです。まあ、いまならハチミツかな?
    

(5)点が丸くないテントウムシです。なんか、困った顔のような感じです。
 2点の変形ですか? これが現実です。
   

(6)ちょうど時間となりました。
 では、さわや🦀!
   
   〽み~どり~の か~ぜ~に~

【コレクション 222 20世紀全記録】
 ついこの間21世紀が始まったと思ったら、もうすこしで25年も4月が終わります。四半世紀が過ぎようとしています。
 この間、多くの科学技術が発展してきましたが、それでは、それを生み出してきた人間そのものは賢くなったかというと、私は素直にうなずけません。むしろ後退しているところもあるのではないかと思います。これは、日々のニュースを見るとよくわかります。
 社会に珍妙な事件が次々と起こり、政治に自浄能力がなく、国民に相変わらず自助(消費税負担)を強いて生活を苦しめ、工業(自動車など)のために中小業者・農林漁業畜産経営者の見通しを立たなくさせています・・・。
 国際的には、大国の利益と軍需産業のために武器が蔓延し、戦闘員だけでなく、非戦闘員(女性・子供)までが犠牲になっています。軍需産業(死の商人)が儲け、その一方で、多くの人民が貧困・飢餓にあえぐという構図です。
 これが損しないビジネスであることは、先の戦争で懲りたはずの日本が、憲法を変えてまでその列に加わろうとしていることでもわかります。手を振ってまかり通る事態になっています。
嗚呼!

 このパンフは、A4判より大きめで、横225×たて280mm、12㌻です。
 内容は、大半が内容紹介で白黒ですから、下には、カラーのページから1・2・11㌻を載せておきました。
 なお、12㌻は装丁見本です。
 全体は、A4判変形判、1,328㌻、定価13,800円、1987年9月、講談社刊
 
       1㌻


       2㌻


      11㌻


 以上です。
 今日はここで。明日はお休みです。

   
    予定? ないよ。 風のままさ!
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No.445 ふりをしない

2025-03-28 23:53:01 | 余録
(1)きのうのコレクション『マルクス経済学レキシコン』の編者・久留間鮫造先生のようでありたい、あるべし、そう思っています。ことマルクスの著作を読むに於てはそうです。
 しかし、これは「盲信」ということではありません。わからないことはわかったふりをしない、勝手な判断や読み込みをしない、ということです。

(2)おもしろいことに、たとえばマルクスの代表作である『資本論』について、今年になってある哲学者?が自著で示した解釈について新聞に登場していました。それから、昨年もなにかの賞を取ったという若い人が本を書いていました。そこでいろいろなことが言われていました。でも、私には、その人がそう思っているだけとか、そういうのは「勝手」くらいにしか思えませんでした。

(3)マルクスはもう100年も前の時代の人です。そもそも無謬ではないでしょうし、時代の限界もあり得ます。その批判はありえます。しかし、気をつけなければならないのは、マルクスに対する自分の無理解を常に警戒することです。
 たとえば、「マルクスが言っていることが自分の感覚と合わないのは、マルクスが、ではなく、自分が理解できていないからではないか、いや自分が間違っているからではないか」ようにです。私から見て、この精神が久留間先生の基本だと思います。

(4)通常、半可通の人ほど、マルクスが云々といいます。
 いまテレビに物知り顔で出ている人がいますが、この人は、『資本論』について解説して、「もっと簡単に言える」といいました。そうなら、「それでやって見せてくれ、現代を解明してみせてくれ」と言いたいところです。こいうように、これまでマルクスに凭〔もた〕れてマルクスの批判をいうのが普通にありました。
 そもそも、学生であった私が『資本論』全3巻を「通読」するだけのために、かれこれ2年かかりました。これは内容理解とは別です。ゼミで1巻を読み通すのでさえ1年では大変です。そういう『資本論』を、解説本でなく、そのものをぜひ読んでほしいものですが、実際は読み通すことさえたいへん膨大な本です。

(5)その本のどこかを読んだ人が、半可通のままなにか主張すると、他の半可通がこれを批判し、するとまた第3の半可通がこれを批判するというように「議論」が活発化します。すると、ああでもない、こうでもない、いややっぱりこうだと主張しあった人々が本を書き、やがてその分野の有名人ができるというのがとかくの構図です。
 まあ、「わかんない人」が書いた本を、入門者とか「わかんない人」がわかりたいと思って読むけど、やはりわかんない・・・。これがこれまで見てきた論争です。

(6)そうなれば、当人は有名人になり、出版社は儲かります。その一方で、読者はいい面の皮・・・。
 ある時、出版社って武器の世界の「死の商人」みたいなところがある、と思ったことがあります。つまり、あおって儲ける・・・。結局は紙くずばかり・・・。新聞広告を見ているとそう見えませんか?
 嗚呼。

   
    赤い花 先客あり

【コレクション 202 レオナルド・ダ・ヴィンチ】
 レオナルド・ダ・ヴィンチの全作品・素描集です。
 このパンフの大きさは、A4判4㌻です。A3判の用紙を二つ折り急いてできています。
 きょうこれを見てふと思ったのは、ホキ美術館の収集作品などで話題になっている細密画との違いです。
 最近の細密画は、感覚的・印象的に捉えられた日常のある場面を精緻に描こうとするものです。ざっくり言って、写真と見まがうほどに精緻に描いて観客を圧倒することに主眼があります。精緻だということそのことで話題性が呼び起こされればよいのだと思います。ですから、描く対象やテーマは、腕前を証明・発揮できる対象ならば、とりあえずは構わないわけです。描く場面に時代性とか、自分が絵を描く葛藤が意識されているわけではないともいえそうです。
 これに対して、ダ・ビンチの作品も細密ですが、その精緻さには彼の思想・問い・時代性が込められていて、それが観る側の感情・感興を奮い立たせ、作品の中に引き込みます・・・。ダ・ビンチの描いている精緻さは、単なる現実のある場面の正確描写ではなく、彼の思想・問いがそこに表わされたものといえばよいでしょうか。
 というようなことで、今日は、ああでもない、こうでもないと遊んでしまいました。
 
 全体は、
 1㌻ 下に掲載
 2㌻ 装丁見本 刊行案内 696㌻ 26,250円 
    内容紹介 第1部:手紙・契約書・日記・書類
         第2部:全絵画作品紹介
         第3部:素描・ドローイング・スケッチ
   著者紹介:フランク・ツォルナー 1956年生。1996年よりライプチヒ大学教授。 
        専門は中世・ルネサンス美術史。
        ほか略。
 3㌻ 本文見本 下に掲載
 4㌻ レオナルド・ダ・ヴィンチの肖像 短評 
    発行元:タッシェン・ジャパン 1998年  
 
       1㌻


        3㌻


 それから、もう一つ。
【コレクション 203 レオナルド・ダ・ヴィンチ展】
 こちらは、六本木ヒルズでのレオナルド・ダ・ヴィンチ展の1枚もののチラシです。上のパンフと一緒に保存してありましたから、載せておきます。もう説明はいらないでしょう。
     
       表側


      裏側

 以上です。
 今日はここで。

    
      黄砂に霞む多摩川の春 (27日15時)
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No.388 いい話

2025-01-23 23:48:49 | 余録
(1)今日は、予定通り、出かけてきました。楽しかったけど、だいぶくたびれました。やっぱり家で作業をしているのがいちばんラクです。
 週に一度は山へ行くか町へ行くか、とにかく動くことにして、ここのところ皆勤賞です。やっぱり、出れば出たなりのことはあります。

(2)ひとつは、資料収集のほかに、偶然ある人と話すことがありましたが、そしたら、その人は『御料局測量課長 神足勝記日記』(J-FIC)をご覧になったようで、ずいぶんのお褒めのことばをくださいました。
 えっ、なんといったか?
 それは、自分では言いにくいものです。まあ、婉曲に、丁重に、です。ありがたいことです。

(3)もう一つは、車中です。
 家にいると机にしがみついて作業ばかりで、どうしてもアレコレの本を読むことがなくなってしまいがちです。その点、電車に乗ると本が読めます。
 暮れから先日までは、若山牧水『みなかみ紀行』(中公文庫)を持って出て、もう何べん読んだか・・・。群馬のことが出てきますし、沼津や天城のこと、とくに御料地や御猟場という言葉が出て来るところがありますから、けっこう繰り返して拾い読みをしました。

(4)今日は内田洋子『モンテレッジョ 小さな村の旅する本屋の物語』(文春文庫、2021年)を持って出ました。内容は読んでのお楽しみとしましょう。
 もうお読みになった方もあるでしょう。私はだいぶ前に買って、積んでおいて、時々写真だけ見たり、拾い読みしたりしてきましたが、今日は前から4分の1くらいまでいきました。
 テレビでドキュメンタリー番組でも見ているかの印象の本です。今週はこの続きをキチンと読む時間を作るつもりです。

【コレクション 148 女子青年界】
 キリスト教については、群馬県の甘楽教会や安中教会のことをどこかで書いたと思いますが、神足勝記の関係でもかかわりがあり、一時期ずいぶん調べました。今でも注意しています。
 特に、熊本出身の徳富蘇峰・蘆花、竹崎順子、その関係の矢島楫子、大久保真次郎・音羽・久布白落実などの活動の影響は大きく、群馬県に遊郭や赤線がなかったのはそのことが大きいといわれています。今でも内村鑑三の胸像を飾っている病院があります。
 
 このパンフは、大きさはB5判8㌻です。B4判の用紙2枚を重ねて二つ折りしてできています。
 1・2㌻ 下に載せました。
 3㌻ 内容見本 
 4~6㌻ 写真と推薦文
      山口光朔 女性史の資料としても
      関屋綾子 先達の誠実な歩みを辿る
      水田珠枝 女性史研究の幅を広げる
      笠原芳光 自由で快活な精神
      一番ヶ瀬康子 真髄をふまえた活用を
 7㌻ 関連雑誌の宣伝
 8㌻ 刊行案内 全3巻・別冊1 体裁:A5判(1~32巻)、B4判(33巻)
         ページ数21,866 本体揃価格748,000円 別冊22,000円
         1992年刊 不二出版

        1㌻


         2㌻


 以上です。
 今日はここで。

   
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No.387 朴葉 

2025-01-21 23:46:56 | 余録
(1)昨日の大岳山からの降り、ケーブル・カーに乗らずに参道を歩いたことを書きました。
 昨年12月3日にこの参道を歩いて日ノ出山に上がった時は、山影だったのと、まだ陽が射し込むも時間になっていなかったのとで、おもしろい景色に出会えませんでした。もちろん、ときどきは休んで呼吸を整えながら周りを見わたしましたが、だいたいは下を向いて喘いでいたせいでしょう、よい景色に気付きませんでした。しかし、昨日は、参道沿いに立ち並ぶ800本もの杉の大木の間に傾いてきた陽の光が差し込む絶好の時間帯だったのもあって、おもしろい写真も撮れました。これはどこかで載せることにしましょう。

(2)しかし、参道の終わりにくると、そこはもう谷間です。幻想的な光景が見えなくなったばかりか、陽もわずかに山の端を照らすだけになって、寂しくなりました。
 そのころ、下の方にケーブル駅の駐車場が見えてきたので急いでいると、上から大きな葉が落ちてきました。見ると朴葉でした。
 朴は私の思い出の木ですから、「どこにあるんだろう?」と探すと、下の写真の光景が目に入りました。左右の杉の大木の向こうに何本も朴の木が見えます。そして、そこから落ちた葉が、風で吹き飛ばされたり吹き寄せられたりということもなく、そのまま、敷き詰めたように広がっています。凄いですね。一面の朴葉です。 

 里山を歩いていると、朴葉が群がって落ちているのを見ることがありますが、これほどのすごいのは見たことがありません。

(3)ここは、私の聖地になりそうです。4~5月には、きっと、風を誘って悠然と揺れる朴の花を見ることはできるはずです。
 興味のあるかたはぜひどうぞ。場所は、ケーブルの滝本駅から参道を入って100mくらい歩いたところ、駐車場のすぐ上にあるカーブの付近です。
 〽は~るよ来い!は~やく来い!

【コレクション 147 毎日新聞】
 1970年は70年安保でにぎやかでした。友人に誘われて、代々木公園から青山通りを抜けて国会をへて新橋あたりまでたどるというデモ行進に何度か参加しました。青山通りを歩いたこはありません?が、デモ行進のときに車道から青山を見たことはあります。
 その年の冬のこと、東京の飯田橋の赤ちょうちんで友人とテーブルをはさんで向かい合って飲んでいると、相席となった隣の二人が毎日新聞の人でした。
 そのときの話の筋は覚えていませんが、「もっと批判的な記事を書け」と批判めいたことをいったところ、ソ連びいきと思われたのか、「プラウダとイズベスチャの違いを知ってる」と言い出して、ケムに巻かれたことだけを覚えています。
 もう何年も竹橋で降りて宮内公文書館に閲覧で通ってきましたが、改札口を出ると右が毎日新聞社です。そちらへ向かう人を見ながら、あの頃を思い出すことがあります。

 このパンフレットは、毎日新聞の元になった『横浜毎日新聞』の復刻を知らせるものですが、右上に「93.3.24」とメモされていますから、32年前に収集したことになります。
 大きさは、A4判、4㌻です。A3判の用紙を二つ折りしてできています。
 全体は、1~2㌻を下に載せました。ご覧ください。
 このほか、
 3㌻は第1期配本の概要。
 4㌻は第2期配本概要。刊行案内。
    体裁は、A4判、17000㌻。価格:第1期87万円、第2期123万4千円
    刊行:1992年~。不二出版 
        1㌻

       2㌻


 以上です。
 今日はここで。
 明日は、調査の準備のため、休みます。

   雨の後のロウバイ
   

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