(1)このブログのNo.136の辺りで、人間の頭ほどの化石2個とその破片を菓子箱10箱分くらい見つけて収集してあることを書きました。
見つけた当初は、大発見かと勢い込んでせっせと拾い集めたものですが、その後、博物館などへ問い合わせて、結局、あれは投棄物であること、モノは中生代の珪化木だろうこと、しかし、どこのどの地層から出て来たものか不明なので、趣味の置物程度の価値しかないと引導を渡されてしまっています。
(2)しかし、投棄者の愚かさを思う一方、化石には思い出があるので、今も机の下に大事にとってあります。
欲しいムキがあれば差し上げるつもりですが、なければないで、脳卒中でも引き起こして倒れでもしたとき、リハビリを兼ねて研くのもよいかと・・・と、思ったところ、だいぶ前に切り倒した朴の木の幹もかなり残してあることに気づきました。これは、よしんば脳がイカレても、右でも左でも手が機能したら、甚五郎の気分で刻むつもりで、家族の反対を推しきって取っておいたものです。
朴の木と化石があれば、手持ちぶさたということはないなと自嘲・・・。
(3)実際、当の発見場所には今も投棄小石、家庭菜園の土、ブロックなどが増えているのがわかります。ヒドイもんですね。
要らなくなると、運動場へ来たついでに、あるいは来たふりをして、捨てちゃう。もっとも、モノだけでなく、昔は、いやつい最近も、子供を捨てちゃったなんてのがありました。オット!
これはこの社会の病弊ですね。物欲の一方、無用になると身勝手に投棄する。自分の都合しか考えない・・・。これは、モノに支配された人間の、モノからの逃避です。
(4)27日に多摩川へ散歩に行ったら、河川敷にバイクが見えました。

乗り捨て:多摩川
なんだ、河川敷まで乗り入れたのか。「勝手なヤツがいるな」と思いつつ近づくと、乗り捨てで、すでにナンバー・プレートもなく、投棄を警告する札がついていました。
下取りの手数料を払うカネがなくて投棄したのか、人のバイクを盗んで乗り捨てしたのか、なんとも疎ましいことです。
(5)よく「鳥のように自由」といいます。
でも、トリだって「衣」も「食」も「住」も、もちろん人間の生活条件とは意味が違うけど、「自由」とはいえません。存在に規定されます。外的条件に適応すべく姿や行動を変えます。「勝手」には生きていません。彼らの生存は「適合」できるかどうかにかかっています。
しかし、人間の生存は過酷です。もはや「適合」だけでは生きられません。「切り開く」のでなければ、道がありません。なぜなら、社会をつくって、そのつながりの中で生きるしかなくなっているからです。だからこれに反することを続けていては成り立たなくなります。どんな小さいことでも、人間を破滅に追い込むような核兵器や戦争でも同じです。「勝手なこと」を続けていては人間としての道はありません。

空行くサギ
【コレクション 204 世界民族言語地図】
この本は、「世界・・・の民族や言語の特徴や系統を地域ごとにまとめ」られたものです。
本の概要や刊行案内が、下の1㌻目に書かれています。
パンフの大きさはB5判8㌻です。B5判4枚分の横長の用紙を最初に左右から4分の1を折り込み、できたものを二つ折りにしてできています。
全体は、
1㌻ *下に掲載
2・7㌻ 推薦のことば
山内昌之 東大教授 21世紀の民族問題を理解するために最高の監修者による最高の書物
宮岡伯人 大阪学院教授 言語・分化の多様性と彩をとどめた、ことによると最後の地図?
千野栄一 和光大学学長 百聞は一見に如かず
梅棹忠夫 国立民族学博物館顧問 人間にかかわる諸科学の研究者に不可欠の書
3㌻ 解題・編者・監修者・翻訳者略歴
4~6㌻ 組見本 4~5㌻のアラビア半島の言語地図 *下に掲載
6㌻ ボルネオ島の言語地図
8㌻ 目次・地図リスト
1㌻

4㌻ 5㌻

同色の中の区分けは方言です。
以上です。
今日はここで。

アケビ:白・紫のところが雄花・雌花です。