(1)行程を、ダイジェストで振り返っておきます。
1.青梅の吉野街道沿いにある稲荷神社バス停で下車して梅ヶ谷峠へ向かい、トンネルのすぐ先にある林道に入ります。入って間もなく、左手に、巨岩に跨った大木が見られます。

2.崩壊寸前の家があり、その脇をサッと通過すると分岐点があります。左が、前々回の下り道であり、前回の登り道、右がその前の2回登りに使った道です。
その脇に、下の花が静かに咲いています。ヒトリシズカみたいな感じでした。

3.上がっていくと、直に林道の終点になります。ここでも道が分岐します。沢沿いを直進する道が最初の時に登った道、今回は右の尾根筋に近い方を歩きました。
歩いた感想は、「こちらが本道だな」でした。下の写真でわかるように、登山道というよりも峠越えの往還道です。道幅も広く、途中に崩落の整備跡がありました。ただ、歩く人が少なくなったと見え、整備跡は再び崩落し始めていて、途中のあちこちで枯れ枝が散乱して通行を妨げていました。

ここでも大岩が露出しています。直登の道はこの岩の下を迂回します。
4.ところどころで、伸びた小枝が顔を撫でます。

5.そうしても少し上がると、木の間に朴の華麗な姿が見えてきました。

6. 峠の下に、リンドウとかクロユリのような色・形の花がひっそりと咲いていました。
名前を聴いても、黙ってうつむくばかりでした。

7.肝要峠に着きました。きょうは、作業がひと段落ついたご褒美として、峠で2時間くらいのんびりするつもりでいました。眺望写真は前に何回か載せましたから今日は載せませんが、いくらか雲があって、風もさわやかです。
8.しばらく眺望を楽しんで、切り株にすわって持参のサンドイッチを食べていると、伐採後の通路の目印となるテープをつけるために建てられた棒に動くものが見えました。
上に行ったかと思うと下に降り、下に付くとまた上に向かって登ります。ちょこちょこ、くるくると回り、飽きもせずひたすら。そこで、私は「おい、休め!」と棒を出してあげました。
私の図鑑では、カミキリムシの仲間かもしれません。持参したキュウリモミを食べたところ、突然、きっとこちらに頭を向けました。

9.キュウリモミに反応したなんて気のせいかな、と思いながらオレンジを食べていると、クマンバチが、さっきまで距離を置いて飛んでいたのに、だいぶ接近して顔から30cmくらいのところを飛ぶようになったのです。

10.「こりゃアブナイ」とすぐにその場を離れました。しかし、まだ予定より1時間以上も早い。さてどうしたものか・・・。戻るには早すぎる、三室山は行ったばかり・・・、残るは南方向しかない、ということで、この際だからと、歩き始めました。
くまんばち そう迫らぬが 肝要ぞ
ちょっと時間がなくなりました。きょうはここで止めて、明後日にしましょう。

庭のツツジ
【コレクション 236 ロイヤル・コペンハーゲン】
きょうは、本のパンフではなく、「宮内庁三の丸尚蔵館」の展示案内パンフです。
「三の丸尚蔵館」は皇居東御苑にある博物館です。最寄り駅はJR東京駅(15分)・地下鉄大手町駅(5分)・地下鉄竹橋駅(10分)です。
この企画は、2004年9月30日~12月12日の間、デンマーク王室の陶磁器コレクションを展示したものです。展示の説明は2㌻にあります。そちらをご覧ください。
このパンフは、A3判の横長の用紙二つ折りした4㌻仕立てです。下には1~3㌻を載せました。4㌻目は出品作品の一覧表です。当日の会場での観覧に資するための資料です。実物がないと意味不明なものが多いので、略しました。
1㌻

2㌻

3㌻

以上です。
きょうはここで。あすはお休みです。

かげろう