涌谷町南部の国道交差点、赤信号で止まったときに、ふと道路脇の植物を見ると、茎葉が捩れて縦になっているように見えます。交差点を過ぎてから横道に車を入れ、数百メートル戻って確認すると、その植物はノゲシに似ているものの、茎葉が基部で90度捩れているため縦に付いています。また茎の下部や、葉裏の葉脈に多数の鋭いトゲが生えています。他にも生えていないか国道沿いを探すと、交差点の前後100mほどの範囲にのみ20 . . . 本文を読む
松島町東部、車道と水路の間に帯状の草地があって、その中ほどに橙赤色の花が20個ほど咲いています。花色からナガミヒナゲシと思われますが、すでに花期の終盤ですからこれらの花もくたびれたように見えます。草地に踏み込んで花を観察すると、やはりナガミヒナゲシですが、花びらが開ききっています。花の寿命は3日くらいですから、夕方には散ってしまうのではないでしょうか。
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松島町東部、海岸沿いの集落道を西へ歩いて行くと、堤防方向への細道があり、これを入って行くと生垣を廻らした一軒の民家があります。生垣はけっこう荒れていて、その一角に赤い実が生った小高木が一本あり、よく見ると未熟な実もたくさん付いています。
赤紫色に熟した実の直径は10mmほど、葉は小さめの楕円形で、縁に細かい鋸歯がありますから、バラ科のザイフリボクか外来種のアメリカザイフリボクの何れかでしょう。赤 . . . 本文を読む
松島町東部、海岸沿いの集落道を南へ歩いて行くと、堤防下の疎らな草地に黄色い小花がたくさん咲いています。よく見るコメツブツメクサよりも一回り大きな花ですから、数年前に大和町で観察したクスダマツメクサでしょうね。すでに花ガラになってしまったものも多いので、花の盛りは過ぎたようです。
ヨーロッパ原産の帰化植物ですが、道路沿いや施設周辺の裸地~草地などで見かけることが多くなりました。茎がつるのように30 . . . 本文を読む
一関市花泉町、県道脇の小河川に沿った農道を少し下ると、農道沿いに赤い花穂を立てた植物が群生していています。よく見るスイバのようなつくりの花穂ですが、それよりもかなり小形で、丈は30cmほどしかありません。茎葉を確認すると、葉身の基部が耳状に張り出した鉾形ですから、帰化植物のヒメスイバでしょうね。
農道とか土手に生えている植物ですから、草刈りされてしまうため花穂を見たことがありませんでした。この辺 . . . 本文を読む