第52回 哲学カフェ
見たいものしか見ない カエサル
ガイウス・ユリウス・カエサル
「人間ならば誰にでも現実のすべてが見えるわけではない
多くの人は見たいと欲する現実しか見ていない」
Das gibts nur einmal, das kommt nicht wieder
人間は「見たいものしか見ない」あるいは「見たいように都合よく現実の世界を変換してしまう」
習性を持つ動物です。
カエサル(古代共和制ローマ末期の軍人・政治家)も「人は現実のすべてが見えるわけではなく、
多くの人は見たいと思う現実しか見ない」と指摘しています。
現代ではこんなこともありますね。トランプ米大統領は自分の意見に合わないニュースを
フェイクニュースとして見ないことにしています。(笑)
「見たいと思っているものだけが見えている」「見たくないものは見えていない」
そんな前提を持つことで、見える景色が何か変わるかもしれません。
問 1 あなたにとって見えていない現実・見たくない現実とは何か、
考えてみて下さい?
問 2 では、見えていない現実や見たくない現実が生じるのはなぜでしょう?
問 3 見たくないものでも見るという強い覚悟を持つ人こそがリーダーにふさわしいという考えがありますが、どう思いますか?
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