3.玉島 円通寺 西爽亭 下見 2020.2.5
玉島はかつては瀬戸内海に点在する小さな島々であったが、江戸時代になると備中松山藩により大々的な新田開発が行われました。
元禄時代には北前船と高瀬舟の水運により、玉島は港町として栄えました。
今でも虫籠窓や格子、漆喰壁やなまこ壁を持つ本瓦葺きの商家や土蔵が数多く残されており、背後の山の緑と水辺景観と一体となって優れた歴史的景観を残しています。
白華山にある円通寺は、奈良時代に行基によって開創されたと伝えられる曹洞宗の古刹で、良寛など多数の高僧が住山、修行した寺院として知られています。
国登録有形文化財 本遺産 構成文化財 戊辰史跡。備中松山藩主に仕えた玉島の庄屋、柚木家の旧宅。
江戸時代中期の建築といわれ、藩主の御座所でもあった風格ある造りや構えには格別の趣がみられます。
備中松山藩士の熊田恰(くまだあたか)が多数の部下の命を守るために自刃した場所としても知られています。
この出来事は、結果的に玉島の地が幕末の戦禍から救われた逸話として現在も語り継がれています。
また、NHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公・新島八重の夫で、同志社大学の創設者として知られる新島襄が、備中松山藩の川田甕江の塾で学ぶ中、
19歳の時に玉島港へ寄港した際、柚木家の風呂に入ったそうで、そのことが自叙伝にも記されています。
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