戦争の中の芸術家 2023.5.3
ベルリンフィル指揮者フルトヴェングラーはユダヤ人楽団員を守りながらもドイツに留まり、戦後ナチ協力者の疑いをかけられた。
作曲家ショスタコーヴィチは、スターリン体制で生き延びるために意に沿わない作曲を続け、独ソ戦では反ファシズムの象徴となる交響曲を作る。
芥川賞作家・火野葦平は従軍して書いた「麦と兵隊」がベストセラーとなるが、戦後は罪の意識に苦しんだ。
芸術家たちは、国家と表現の自由との間で揺れ続けた。
加古隆クァルテット『パリは燃えているか [Takashi Kako Quartet / Is Paris Burning]』