さすらう難聴者 - Do your best, at your moment-

気まぐれで、気難しく、いつも迷いながら、生きている難聴者のメモランダム

夏、万引き家族、

2018-07-23 22:06:23 | 映画

この暑さは全くどうなっているのか❓

岐阜県は有名になってしまった。
中でも夛治見が40.7℃。
私の出身高がある街ですが、学生の頃はそんなに暑く感じなかったんだけど。

私の実家は、木曽川と城跡のある山に囲まれた田舎で
もちろん扇風機はあったけど、クーラーは母が高齢になるまではなかった。

もう今は壊してしまったけど、中庭のある明治に建てた大きな木造建築で、
南北の戸を全開すると風が通り抜ける。
夜は鍵なんかかけずに、開けたまま寝ていた。
風のない時は、さすがに暑かったけど。

高校生の時はいつも上半身裸で勉強してた。
高三の夏は、人生で一番頑張った夏。12時間/日位勉強したかな。
努力は実を結び、秋口から実力テストの順位が上がり、最後は文系で4番だった。エヘン(笑)

まあ、それがどうした なのだけれど、自分でもなんであんなに、あの夏は頑張れたかと思う。

思い出の夏のひとつ。

実家から望む裏山

 

さてと、「万引き家族」を観てきました。

人により評価はわかれるでしょうが、私は傑作だと思います。
HAPPY ENDではないことが、すごく後に残る。
HAPPY ENDになってえくれ〜という作品もあるんだけれど、これはこれで感じること多い作品かも。

見どころは多いです。

キャストの個性それぞれが際立つ作品で、それでいて作品全体の個性も光る。
安藤サクラが絶賛されているけど、私はやはり樹木希林。
台詞ひとつひとつが鋭い。
洋画の題詞にもにてクールという英語が合うか。

「家族」とは血の繋がりだけで決められるものか?そうではないと思うが、一言では表現できず。

仕事上いろんな家族の有り様を見せてもらってきて、事実は小説より奇なりと本当に思う。
全然、ありえない映画ではなく、そこがドキュメンタリー的で。
家庭内暴力→子供への虐待、妻へのDV、年金詐称、まあ万引きも当然

是枝裕和監督は「家族」をテーマとした作品が多い。
家族全員で海辺で遊ぶシーンは「海街diary」のそれを思い出す。
全然違う運だけど、奥底で2つは繋がっているかもしれない。
家族の絆というテーマで。

是枝監督は、既成概念とか既成体制とか、そういう物を壊したいんじゃないかとも感じる。

実は今回は2回目。公開後すぐに、字幕なしの通常上映を無謀にも観にいって、殆ど聞き取れず絵だけ見て帰ってきた。
あと、話題作と言うだけで暇つぶしにでも来たのかと思われる吾人が多く、やたら途中で席を立って行き来したり、傍若無人な観客が結構いて散々だった。批判を恐れずに敢えて言えば、それは全てご高齢の方。

自戒。決して良識のない後期高齢者にはなるまい。

最近は、一番後ろの席にしています。
何故か100%後ろから座席をけられるので、
これまた振り返ると私より年配のオジサンかオバサン。
目配せ注意しても効果なし。

上映中、携帯、スマホを観るのは、老若男女を問わすいる。

映画を観るマナーは守ろうかと。

1.スマホは電源切る
2.前の座席はけらない/足仕組まない
3.エンドロールが終わって明るくなってから立つ
4.途中でトイレ行かないように事前に
5.食べない

ポップコーンも匂いが嫌いで、食べながら映画観る人は嫌いです。飲み物はいいけど。

と文句が多すぎますかね。きりがないけど。

今回は途中で、席を立つ人もなく、映画鑑賞快適に完全にでき良かった。
字幕メガネのおかげでもある。
思い切って去年買って。

今年からUDCast対応作品が増えてきたので、コンテンツをダウンロードすれば、いつでもどこでも対象映画を観られるようになった。

なかなか暇がないけれど、近くの劇場で字幕で観れるので、頑張って?観に行こう。