さすらう難聴者 - Do your best, at your moment-

気まぐれで、気難しく、いつも迷いながら、生きている難聴者のメモランダム

病院

2011-11-13 20:58:15 | 日記
土曜日の病院は 混んでいた。
会計を終わるまでに2時間かかった。

肘が腫れて間接に水がたまっている。

緊急の場合、要約筆記派遣の依頼もできなくて、しょうがない。今日とか言ってもね・・・
ろう者人たちは、急病の時 どうしてるんだろう。

受付の女性は 早口で聞き取れないので、書いてもらった。
補聴器つけてるし、カルテにも聴覚障害者と書いてある。
こんなもんだな 難聴者への認識と配慮はと思いながら
補聴器つけてりゃ 聞きとれる と思っている。
病院でも、いつも 普通に話をされる。

で 診察待ち

補聴器をつけていると 子供の大きな金切り声が耳に痛い。
病院とか 公共施設では 親は静かにさせてほしいし、
病院側も、難聴者に配慮すべきと思うが、無理か。日本では
欧州では どうなのか?と思った。子供のしつけ厳しいと聞いたが。

名前をアナウンス ××さん、▽○さん・・・・ 全く聞き取れない。
さんだけは、わかる。
何で、呼んでるのだろう?
字幕掲示板が欲しいね。

診察で呼ばれるのを 聞き耳立てて1時間くらい、
一番近くにすわったのと、看護婦さんが、のそばまで来たのと声が効きやすかったので わかった。

会計も同じく、集中して聞いている、TVの音は雑音で、名前を聞くのに邪魔でしかない。

この病院の診察券は、顔の写真つき。
普通のより いいんだけど、何かもっと うまく活用できないか。
聴覚障害者の為に と思う。

いつも ひとりで行く病院は 疲れる。
難聴者は中途半端な立場。

かかりつけの病院の受付の人や看護婦さんは、顔を覚えててくれるので、
呼ぶ時は声と目で合図してくれたり、座ってる前まで来てくれたりで、安心なんだけど。
新人の人は 駄目ね。





一人湯船での思い

2011-11-01 22:02:21 | 独り言
むかし、むかしは
子2人と3人で 風呂に入って
タオルを ふぁっと湯船の上において
まあるいタオル風船 よくつくった
ぶくぶく・・・ と沈めて
みんなで楽しんだ。

むかし むかしは
タバコの煙で輪を 一杯作って
みんなで面白がった。

むかし、むかしは
子2人とひとつの布団にくるまって寝れたね。

むかし、むかしは
帰ると
2人の子が 「おとうさん おかえり」と
玄関に 飛び出してきた。

今は もう それは ないけど、心は消えない。

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親って なんだろうと思う。

自分の母を見ても 思う。

親が子に対する思いと 子が親に対する思いは 残念ながら 少し違う。

父は三男であったが、病気の年老いた祖父母、と2番目の伯父を介護し
苦労しただけで70歳前に逝き、母はその後ひとりで16年生きてきた。
また、その間、一番上の伯父家族と同じ敷地の家に暮らし、いやがらせ等散々苦渋なる生活を強いられた。
私も妹も その被害者の一人であり、いつもいつも この家から出て行きたいと思っていた。
めったに怒らなかった父。今生きていたら 私を見て何と言うのだろうか?何を思うのだろうか?
 
今、実家に行くと、母は 何度いらないと言っても、駄菓子やいろいろ車に置いておく
いつまでたっても 自分より息子を思う心かな。
母は別に 何かして欲しいわけでもないだろうが・・・

何か してやらないと と思うけど 思うだけで 何も
そばには いてやらないとと思うが、なかなか難しい。

よく自分でも自分がわからなくなる。
家を出て、はたして これで よかったのだろうかと思わざるを得ない日々。

自分の障害だけでなく、まだ他にも背負わないといけない事の多さに、この先を思う。
がんばれよと もう一人の自分が もう一人のくたびれた自分に 声をかける。
今日は 会社で問題だらけ、胃がキリリと、頭はチカチカと痛い。
いつもながらに 暗いブログ。

「瓶にさす藤の花ぶさみじかければ畳の上にとどかざりけり」