PAPP GÖRGY

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パップ・ギョーリキー

何となく ―泌尿器科―

2005-12-11 11:22:30 | 何となく
山手線外回りで、有楽町の次の駅が「シンバル」だったら面白いなぁと思う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ごめんなさい、深い意味は無いです。
こんにちは、モです。

男性は、歳を取ると年齢の数(%)だけ(60歳男性なら約60%、70歳男性なら約70%、という具合に)前立腺癌になると言われています。
女性にしても、子宮や卵巣の癌は年齢を重ねて生殖年齢を過ぎてからかかります。
私の大学の泌尿器科の教授曰く、
「生殖器は時限爆弾」
であります。
生殖器として種の繁栄に貢献した後は、老害を排すべく、時限爆弾として個体を死に導く、というわけです。
因果関係はさておき、なるほどと思わされるご意見です。

さて、その教授、カンファランスでのやりとり。

教授「(癌は)どこに転移してるの?」
医者A「脛骨です」
教授「ケイコツ・・・?」
医者A「脚です」
教授「脚・・・」

教授が脛骨をご存じなかったとは思いませんが、このやりとりの中にどんな深い意味があったのか。。。
まぁ、何も無かったんでしょうけど。

実習で、おしっこが出にくかったのが出るようになってとても楽になったと感謝するおじさんや、おしっこが漏れてたのが漏れないようになったと感謝するおばさんを見ていると、泌尿器科がとても大きな問題を扱っている魅力的な科に思えました。

現在、小児科や産科の医師が足りないということは社会的にも認知されている問題ですが、泌尿器科の医師も実は足りない、というのも教授のお話。
前立腺癌は生活の欧米化に伴い、どんどん増加しつつあります。
また、感度の高い検査の発達のおかげで、前立腺癌の患者(を発見する)数もどんどん増えています。
今でも泌尿器科医は大忙しなのに、今後高齢化と相俟って、ますます忙しくなる、泌尿器科医は全然足りない、ということです。
アメリカでは前立腺癌が多く、泌尿器科医が足りなかったということで、泌尿器科医を増やすために泌尿器科医にステータスを与えて、数を確保した、ということです。
将来、おしっこが出ないことでとても苦しい思いをしないために、皆さん、泌尿器科医を増やしましょう。

という話はさておき。
おしっこが出にくくなったら、あるいいはおしっこが漏れやすくなったら、ちゃんと泌尿器科医に診てもらいましょう。
恥ずかしいからと放っておいてもいいことはありませんよ。

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2 コメント

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危険なのはアネキじゃなくて姉歯 (まつだそうへい)
2005-12-11 18:01:14
行ってみます。泌尿器科。

おしっこが出にくいの定義がよく分かりませんが、

肩こりみたいなもんで、

よくわからんってことは大丈夫ということですか?



それから、沢尻エリカの小脳なんたら、を簡単に教えてください。
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おしっこが出にくい ()
2005-12-12 03:31:56
「正常の排尿というのは、努力することなく太い尿線で勢いよく排出され、短時間で終了し、しかも膀胱は完全に空になることです。」(『STEP泌尿器科』p25)



まぁ、出にくくなくなったらわかりますので。
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