PAPP GÖRGY

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パップ・ギョーリキー

すばるじゃなかったの

2005-01-06 06:07:34 | 出来事
今日も夜中にふらふらと外を歩いておりましたが、今、彗星が見えるんですね。
マックホルツ彗星。
で、夜空を見上げながら歩いていたのですが、今知りました。
その星、こんな東京のど真ん中では肉眼では見えないのだそうです。
双眼鏡でなら見えるかも、とのこと。
でも、東京のど真ん中からでも星が見えると嬉しいじゃないですか。
あれが金星で、あれが木星で、と合ってるかどうかもわからないまま満足していますが、楽しいものです。
しっかり調べて、どれが何だかわかると、もっと面白いのかもしれませんが、見て「きれいだな」と楽しむ、それもいいと思っています。
おはようございます、モです。

ところで、「すばる」という星雲があります。
「すばる」とは元々「集まる」という意味の古語なのだそうですが、清少納言にも既に
「星は、すばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星、すこしをかし。尾だになからましかば、まいて。」
とあるくらい昔からの名前であります。
そして「すばる」とは日本だけの呼び方でありまして、一般には「プレアデス星団」と呼ばれます。
ちなみに「ひこぼし」とはアルタイル、「ゆふづつ」は宵の明星のこと、「よばひ星」は流れ星のことを指すのだそうです。
古典文学の中の「すばる」についてはAstroSquare 天空の館 特集  「枕草子」の中の星世界に詳しい記載がありました。
また、少納言がなぜ「星はすばる」と言ったかについては野生のロバで面白い見解が紹介されていました。

さらにさらに、さっき知ったことなのですが、私はどうも勘違いをしていたようです。
「すばる」はオリオン座の三つ星の下にぼやーっと見えるあれだと思っていましたが、違うんですね。
三つ星から右上にずっと線を延ばしていくとぶつかる赤い星がアルデバラン、さらにそれをずっと延ばしていくと見える星の集まりが「すばる」だそうです。
(右上の図参照。図は国立天文台から。)
私が20年ほど「すばる」だと思い込んでいたのは、「オリオン大星雲」とか「オリオン分子雲」と呼ばれるものだったのですね。
はて、大人に騙されたのか、それとも勝手に「あぁ、あれかぁ」などと勘違いしていたのか。
ともかく、曖昧にしか知らないことをテキトーに教えるのだけはやめよう、と思いました。

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