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そのままガーデン

雑草を生かしてガーデニングしたい。時間をかけずに庭を楽しみたい。自然そのままの庭の記録です。

私の赤ペン先生

2017-10-17 20:00:00 | 俳句

10月17日 季語 無花果(いちじく)

 

インターネットで俳句を始めて一年半が過ぎました。

実際に集まって吟行一回と

会議室での句会が四回になりました。

句会で勧められたのは、夏井樹さんの本でした。

 

アマゾンで買いました。

プレバトを観たこともあるけれど、

文字で読んでみると、とても分かりやすい。

「これなら私もつくれそう!」

帯にある言葉どうりです。

 

私にも赤ペン先生がいます。

俳句歴10年のそれはそれはお優しい先生です。

私が作った句。

井戸水で淹れたコーヒー秋日和

先生の添削後は

 

井戸水で淹れるコーヒー秋の午後

 

句会にいた7人がこんなに変わるのだと、驚きました。

淹れたより、淹れるとすると動きがでる。

秋日和より、秋の午後としたほうが

秋のいいお天気だからコーヒーを淹れようかと雰囲気がでる。

他の二句も添削していただきました。

それはまたの機会に。

句が素敵になった後、心には青空。

今日は久しぶりに青空が見えました。

 


7月の俳句

2017-08-04 20:00:00 | 俳句

8月4日 季語 夜の秋

 

7月の俳句の成績表が届きました。

涼し風髪結い上げて真珠挿す     三点

とくとくと蜜吸うストロー夏の蝶   特選一点

夕焼けや坊主頭の子らが行く     三点

 

今月は三句とも選んでいただけました。

涼し風の句は、風涼しと詠むほうが流れが自然だと教えていただきました。

 

風涼し髪結い上げて真珠挿す

確かにこちらの方が読み上げた時の流れが良くなります。


カマキリがストレッチしているようです。


葡萄が色づいてきました。


仲良しコガネムシ。

食欲旺盛です。

 


7月の句会

2017-07-28 20:00:00 | 俳句

7月28日 季語 虫干(むしぼし)

 

≪大暑≫次候 土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)

地面からは陽炎が立ち上がり、吸う息も熱く感じられる。

 

カマキリはポーズを決めたまま動きません。

 

大久保で7月の句会がありました。

午後1時から5時まで中華料理店の会議室を借りて

7人が集いました。

ひとり三句を前もって作っていき、

当日季語を「打水」と決めて15分で一句詠みました。

誰の句か分からないように並べて、選句をします。

どうしてその句を選んだか、魅かれた理由を発表します。

作者の意図と違う解釈があったり、意味が分からないと指摘されたり。

12文字から広がるイメージは様々です。

同じ場所で顔を見ながら、

率直な意見を言い合えることが、嬉しく面白い。

句会の後の中華料理とワインがとびっきり美味しく、

暑気払いもできました。

 

同じ趣味を持つ仲間で集うと、愉しいです。

 

コガネムシが作った模様です。

 

 

 

 

 

 


5月の俳句

2017-06-05 20:00:00 | 俳句

6月5日 季語 走り梅雨

 

芒種 初候 蟷螂生(かまきりしょうず)

畑の収穫や田植えのときを

迎えて、暮の清流に蛍が舞う。

 

麻ひもで 束ねてありき 赤い薔薇

 

柿若葉 同窓会の葉書 くる

 

庭石菖 一日花を 咲かせたり

 

5月の成績表は、二点でした。


四月の俳句と五月の選句

2017-05-29 20:00:00 | 俳句

5月29日 季語 安吾(あんご)

 

安吾は、

俳句の世界では、梅雨の時期に部屋にこもって

何かに一心に打ち込むこと。

 

四月の課題句の季語は「春眠」でした。

春眠や 眠れぬ夜の ミルクティ

抱きしめた 想いよ揺れよ ふらここと

刈り上げた うつむく背中 葱坊主


四月の俳句は、一句も選に入りませんでした。

もいちど勉強しなおします。

 

五月の課題句の季語は「薔薇」

みなさんの俳句が届きました。

A4サイズの紙に印刷して、選句します。

声に出して読み、知らない季語は、歳時記で調べます。

どなたの句が想像するのも楽しみの一つ。

選んだ句にコメントをつけて、メールします。

今月作った句の成績表が届くのは6月3日です。

 

キリン草、色が濃くなりました。

茎には柔らかい棘があります。

 

根元にも花が咲きました。

 

夕ご飯の後、庭のテーブルでお月見をしました。

 


若葉

2017-04-25 20:00:00 | 俳句

4月25日 季語 花水木(はなみずき)

 

穀雨 次候 霜止出苗(しもやんでなえいずる)

地上の穀物に実りをもたらす雨が降り注ぐ


雉が前庭の石の上に。

番犬ではなく、番鳥です。

お隣に巣があるらしく、たびたび姿を見ます。

姿勢がよく、見張ってくれているようでしょう?


稲作前の田に水が入りました。

風で波がたちキラキラ。


若葉が美しい季節になりました。

これは、コナラの葉。


蝋梅の葉。


柿です。

柿若葉は、俳句の季語です。


春の恵みを身体にも。

こしあぶら、しらきの芽ともいいます。

ちょっと焦がしていただくと美味。

春の山菜で一番好きな天麩羅です。



 

 


三月の俳句

2017-04-03 21:10:14 | 俳句

4月3日 季語 菜種梅雨(なたねづゆ)

 

今日、三月の句報が届きました。

今月は三句とも選んでいただけました。

嬉しいです。

 

蘖や光に遊ぶ枝ひとつ        特選句 1点

初蝶やためらうように飛び立てリ   特選句 1点、2点

春の雨青い表紙の本届く       特選句 1点


植物園の壁一面に咲いていた花です。

多肉植物だと思うのですが、名前は分かりません。

 


二月の俳句

2017-03-10 20:00:00 | 俳句

3月10日 季語 諸喝菜(しょかっさい)

≪啓蟄≫ 次候 桃始笑(ももはじめてさく)


ネコヤナギの花が咲きました。

 

メールで句会をしています。

参加者は18名、ひとり3句を投句します。

選句はひとり4句。

2月の俳句の成績表が届きました。

聞きなしを文字にしており風光る  1点

捜し物見つからぬまま春の暮    3点(特選句1点)

のの様に願いはひとつ梅香     1点

 

選んでいただけてうれしいです。

鳥のさえずりを人間の言葉にあてはめたものを

「聞きなし」といいます。

自分にはどのように聞こえるか

文字にするのは難しい。

この木に止まる小鳥のさえずり。

いつか自分に聞こえたままを文字にできますように。

 

今日は嬉しい知らせがありました。

あ~よかった。春が来た

 


成績表

2017-02-07 20:00:00 | 俳句

2月7日 季語 紅梅

 

毎月、成績表がメールで届きます。

選句の結果が送られてきました。一月の結果は。

 

しずしずと 高さ競いて 霜柱  

流れ行く 桃色の雲 日脚伸ぶ

新年や 秒針の音 聞いており

 

一月の句はすらすらとできました。

三句とも選んでいただきました。一番とってもらえたのは、新年やの句です。

 

十二月は、できずに困りました。やっと作った句は二つ。

思い差しの 酒をつぎたし 十二月

結い上げた 髪の後れ毛 寒椿

この二つの句は選んでいただけませんでした。

 

 あれこれ考えすぎずに、すっと俳句を作っていこうと思いました。

 

今日も風が強く吹きました。春一番ではありませんね。冷たい風でした。

落ち葉が舞い上がり落ち、ジャンプしているようでした。

落ち葉の奏でる音を聞いていました。

 

 


埋火

2017-01-28 20:00:00 | 俳句

1月28日 季語 枯芝(かれしば)

 

枯葉が自然に集まったこの場所に、カタクリの花が咲きます。

温かくして芽吹きを守ってくれているのかな。

 

メールで句会をしています。参加者は15人。

今月送られてきたのは42句。その中から4句を選んで感想を付けて返送します。

42句の中に「埋火(うずみび)」を季語とした句がありました。

初めて知った季語でした。灰の中にうずめた炭火のことだそうです。

 

小栗康平監督の「埋もれ木」の映画を連想しました。

土の中に埋もれている木。炭の中で消えないである火。

私の中にある消えない火はなんだろう?

あなたの中にある燃えている火は何ですか?

 

心の中には真っ赤な火が燃え上がるのを待っているかもしれません。