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 「ロンドン五輪の熱い感動」(通信付録第2号)

2016-03-09 20:35:10 | 320さん通信

 「ロンドン五輪の熱い感動」    

                           伊藤 充夫 

第30回夏季オリンピック・ロンドン大会が2012年7月27日から8月12日まで、204ヵ国10,500人の選手が参加して開催された。日本は293人の選手を派遣した。開会式での最終聖火ランナーはベッカムの予想もあったが、若い7人のランナーが、希望の花タンポポをイメージした204本の聖火に点火。アトラクションの最後は、ポールマッカートニーのリードで『ヘイジュード』を選手、観客が合唱。テレビの前では、世界中の人々が口ずさんだことだろう。

閉会式では、故ジョン・レノンが大スクリーンに登場。代表曲『イマジン』が流れた。やはりイギリスはビートルズであり、世界のビートルズなのだ。こんな中で、私の目に映ったロンドン五輪の「熱い感動」をひろってみた。

熱い感動 「その1」 世界最速の男はボルト

何と言ってもオリンピックの華は、陸上競技100m。ウサイン・ボルトはオリンピックレコード9秒63の、41歩で走りきった。電流の走り、ものすごい加速、ゴールになだれ込む選手、その前に通り過ぎていた。200mは19秒32、400mリレーを含め3個の金メダルを、カリブの島国ジャマイカに持ち帰った。「俺は伝説になった」と、人類最速の称号は、誰にも渡すことはなかった。

熱い感動 「その2」 究極の美 体操内村 

内村航平が個人総合で金メダル。つま先まで神経の行き届いた体線、その体が何度も宙を舞う。そして、床に吸い付く着地、ピタリと止まる。強さと美しさを貫いた。個人総合では、ロサンゼルス大会の具志堅以来28年ぶりの金メダルを獲得した。団体の銀、床の銀で3個のメダルを獲得した。

熱い感動 「その3」 やはり北島は、日本水泳陣のリーダー

アテネで金「超 キモチイイー」 北京で金「何も 言えネエー」 しかし、100m・200mでメダルなしに終わった。男子400mメドレーリレーの仲間3人が「康介さんを手ぶらで帰らせるわけには行かない」と奮起。もちろん北島も最高の泳ぎをして、銀メダルを獲得した。泳ぎ終わって北島は「思い出深いオリンピックになった。全ての人に感謝したい」と。

熱い感動 「その4」 女子バレー ひろいにひろって銅メダル

 出場12チーム中、最も平均身長の低い日本が、リベロの佐野優子・セッター竹下佳江を中心に、ひろいにひろった。ボールと床との間に手を差し込むフライングレシーブ、どこまでもボールを追う気迫。ブラジル・アメリカに次いで3位、28年ぶりとなるメダルまでひろった。

熱い感動 「その5」 ナデシコ五輪初のメダル

澤からキャプテンを引き継いだ宮間 あや、フランスとの準決勝「ここには限られた人しか立てない。みんなの思いを全て背負って絶対に勝とう」と、結果は2対1で勝利。決勝戦は、1年前のワールドカップと同じアメリカ。1対2の惜敗だが、攻めのサッカー、ワンタッチの速いパス回し、ナデシコの実力は十分発揮できたが、悔しくて涙・涙・涙。でも表彰式は“なでしこトレイン”で入場「満面の笑み、満開のスマイル」スタンドから大きな拍手が起った。

熱い感動 「その6」 伊調 馨 日本女子初の3連覇

日本女子選手初の、オリンピック3連覇を達成した。日本選手で「最も金メダルに近い選手」と言われていた通り、実力を遺憾なく発揮した。楽勝に見えたが、ロンドン入りしてからの練習で、左足3本ある靭帯の1本半が切れ、痛め止めを打って試合を続けていた。伊調は「ますますレスリングが面白くなってきた。これからは、攻守全てが理にかなっていて、きちんと説明できるレスリングをしたい。もちろんリオでの4連覇を目指す」と。また同日、選手村で同室・同郷(八戸)の小原 日登美も金メダルに輝いた。

熱い感動 「その7」 吉田 沙保里も日本女子五輪初の3連覇

「選手団の旗手は活躍できない」と言われるジンクスも簡単にクリア。高速タックルで、次々と難敵をなぎ倒し、予定通りの金メダル。9月の世界選手権で、五輪と合わせて13大会『世界一』となる新記録を打ち立てた。さらに、国民栄誉賞に輝いた。

熱い感動 「その8」 やはり怪物 フェルプス 18個の金メダル

北京五輪で8個の金メダルを獲得した競泳のフェルプス(米国)は、ロンドンで7冠を目指したが、初日の400m個人メドレーで4位と惨敗。ここから奮起し、金4個・銀2個を獲得、やはり怪物だ。五輪史上最多の金メダル18個(2位はカールルイスらの9個)の大記録と共に引退。「やり残したことはない。もう戻らない」残念だがフェルプスの“水を支配する力強いストロークは、もう見ることはない“

熱い感動 「その9」 卓球初のメダル 団体女子銀メダル

団体戦は3人で戦う、先に3勝したチームの勝。準決勝はシンガポール、先人陣は福原 愛(仙台)順当に1勝。2番手は石川 佳純19才のエースで圧勝。3戦目はダブルス、石川と平野 早矢香(仙台育英OG)の見事な勝利で、銀が確定。決勝は中国に敗れたものの、約束通り被災地にメダルを持ってきた。福原は3歳で卓球を始めた。泣き虫の愛ちゃん、20年かけて夢を実現した。

熱い感動 「その10」 重量挙 三宅 宏美銀で父を超えた

1968年のメキシコ五輪銅メダリスト三宅 義行(宮城県村田町)を父に持つ、宏美。小さな体のどこにあんな力があるのだろうと思う。「銀で父より1個上にいけたと」親子メダルを喜んでいた。  次号は「ロンドン五輪番外編」です。


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