素振りブログ。

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東映チャンネルでやってた。

2017年06月05日 19時29分33秒 | 日記
東映チャンネルで仮面ライダードライブサーガ「仮面ライダーハート」「仮面ライダーマッハ」がやってた。

ハートの方が三条脚本で、マッハの方が長谷川脚本。
傾向としては、ヒーローモノ要素が強いのがハートの方で、刑事モノ要素が強いのがマッハの方でした。
ナイスチョイスですね。長谷川さんは仮面ライダーアクセルでも脚本を担当されてましたが、その脚本も「本当の正義とは何だ?」「警察の正義は本当に正義を守っているのか?」と問いかけるような内容だったし。
刑事モノと相性がいい脚本書ける人だと思うんで。

で、感想。

仮面ライダーハート、チェイスを蘇らせる実験で、イレギュラーが起きて何故か復活を遂げてしまったハート、ブレン、メディックの三人が、世間を騒がせる謎の昏睡事件を追っていき、その事件の犯人であるロイミュードと戦うって内容なんですが。
復活と言っても、ひとつのロイミュードのボディに3人が同居するカタチでの復活なのがね。

相変わらず、メディックとブレンは仲悪いんだけど、二人ともハートには忠誠を誓っているから、喧嘩はしないんですわ。
同じ体に同居しているのに。

仲悪くても、同じ相手に忠誠を誓った者としては協力できる。
ここのところ、やっぱりいいなぁ。

そしてロイミュードとの戦いの中、現状では絶対勝てないが、全てを投げうって仮面ライダーになれば勝つことができる。
しかし、それをすれば戦いには勝てても、自分たち3人は消滅してしまう。

そうブレンに告げられて、ハート「前世では俺たち3人は悲しい別れを経験した。今度は3人一緒に消えられるのなら、それはそれでいいじゃないか」

この3人の絆。
ハートのそんな言葉に「あなたがそうおっしゃるなら良いですよ」と、二人とも異を唱えないのね。
やっぱこいつらの忠誠心はホンモノだよなぁ。


そしてマッハ。

シーカーロイミュードだった西堀令子と、詩島剛の恋愛を中心に「人は変われる」ってのを描く内容で。

視聴後、どうも小説版仮面ライダードライブの後日譚らしい、ってのを知りました。
テレビ版しか見て無いと「え?いつのまに剛と恋仲になったの?」ってちょっと置いてけぼりにされてしまいますが、まぁ、それでも面白かった。

卑劣な犯罪者を父に持ち、自分もかつては父と同質と言ってよかった心を持っていた西堀令子が、詩島剛との交流で変わっていき真人間になって剛と恋仲になっているんですが。
自身の犯罪の裁判が終わり、釈放された後で、今度は2人殺害した殺人犯の疑いがかけられて、警察に追われてしまう。

所詮犯罪者は変わらない。罪人はずっと罪人だ、みたいな空気の中で「そんなことは無い!人は変われる!」と彼女を信じて走り出す剛。

大外道で、欠片も人間らしいところを見せず、息子に殺されようとしたときでさえ「家族関係」を持ち出さなかった救いようのない怪物を父に持っていたから、人は変われるって信じたいんでしょうな。

まぁ、結果としては「罪人は罪人」という空気は剛の思い込みで、剛の信じて欲しい人は令子のことを信じてくれていたんだけどね。
さすがだ。

最後の戦いも、事件の真犯人(無論ロイミュード)が卑劣で無様で、戦いの決着時に哀れっぽい悲鳴をあげるのが何ともよかった。
仮面ライダーで刑事モノ。見事な両立です。


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