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素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

無条件一律給付がいいよ(10万円給付金に思うところ)(例によって予約投稿なので公開時にズレてる可能性アリ)

2020年04月21日 00時00分00秒 | 日記
給付金、所得制限なしで一人10万円給付で決まりましたな。
国民全員にコロナ対策で配る金額としてそれが妥当だというのであれば、そうすればいいんじゃないですかね。
いただいたら、速攻で使わないと。
とりあえず、普段食卓に使ってるテーブルが最近壊れて来たので、家具の買い替えを行うのはアリですな。
あと、本棚ももう一個増やしたい。
(この場合の貯金はコロナ禍による経済の冷え込みを抑えるという政府の意図に反すると思うんで、無駄遣いはイカンけど、必要なものを一気に買い替えるor買い足す等で一気に消費すべきではないかと)

しかし、こういうことを政府が対策で打ち出すとですね。
「生活の心配のない富裕層にまで給付するのか」と文句言う人が出てきますやな。

私としては「10万円なんて便所紙ですよ~!」なんていう、関ジャニ∞の村上君レベルの金持ちなんて一握りなんだから、そんなくだらない「必要ないはずなのに、ずるい」なんていう嫉妬心で邪魔すんな。
と、言いたい。
あなたの嫉妬心が満足されても、別にあなたが豊かになるわけじゃないんですが?

こういうものの考え方の方向性を理詰めで解説するのに「腹いっぱいの男と、餓死寸前の男に、等しくパンを与えるのは果たして平等か?」って例え話があるのですけど。
一人1個のパンを全員に配るとして、パンを受け取った人間が腹いっぱいの場合「あー、別に腹減って無いけどもったいないから食うか」なのに対し、餓死寸前の場合は「こんなんじゃ足りないよ。もっと食べたい」
この状況で、1個ずつ配るのが果たして本当に平等か?って話ですの。

まぁ、言わんとすることはわからんでもないけど。
だったら腹いっぱいの男に配る分を、餓死寸前の男に配るべきなのではないか?って。

でも、それはその分配がノーコストで行える場合限定ですよね。

現実ではそういう作業を挟むと、絶対にコストが発生するから。

この場合で例えると、余計にパンを2個も3個も消費してしまう。
そんな事態になりかねない。
この場合の余計に消費されるパンこそ無駄だと思うんですよね。私は。

だったら多少不本意でも「一律一人パン1個」でやった方が効率的だと思うんですよ。
その上で、まだ餓死寸前の人を救えないというのであれば、そういう人向けの別の方策を考えればいいのではないかなと。
事情込みで申請したらさらにパンを給付してもらえる、みたいな。

「助かる人が出るけど一緒に金持ちがラッキー!と得をするくらいなら、誰も助からず困ってる人が皆貧困に苦しみ泥水をすする方がいい」

こういう考え方は大嫌いですね。

……と、ここまで書いて、ふとニュースをみると「給付が必要な人に手をあげてもらおう」って麻生さん。
ちょーっと待った。
それはアカンぞー;;

麻生さんは分からんかもしれんけど、その条件で給付受けたら、受けた人は「乞食になった」という屈辱が付いてくるんですけど;
え?困窮してんだろ?で、行政が「助けが欲しいなら助ける」って言ってる。それで助力を乞うことが乞食になるのか?
そんな答えが返って来そうですけどね。

一体、助力を受けなきゃならんほど困窮、の線引きって何なのさ?

これが問題なんですよ。
年収で括るのも難しいし。
生活レベルで括るのも難しい。

だって、困窮って「感覚」だもの。
ぶっちゃけ、ホームレス状態でも「別に困ってねぇな」って言うことは可能だし。大金持ちで「あぁ、もうおしまいだ。このままでは人並みの生活は成り立たない」って言う可能性だってある。
本人が「困った」って思えば困窮なんだから。

そういう状態だとさ、私は援助してもらわないと困るほど本当に困窮しているの?って思いが働いちゃう。
それがなくても「そこまで困ってねぇわ!馬鹿にすんな!」ってやせ我慢してしまう人も出てくる。
結果、本当に援助すべき人に十分に行き渡らず、援助を受けるのはほとんど「もらえるものは全部もらっちゃおうと考えている恥を知らない人」か「恥とか言ってられない餓死寸前の人」だけになる。
前者については援助するだけ無駄だし、後者については10万円ぽっちじゃ足りませんよね。

麻生さん的には「困ってるときに助力を願い出るのは恥でも何でもない」って思ってるのかもしれんけど、残念ながら庶民はそうじゃないんですわ。
こういうとき、育ちのいい人はズレますの。(残念なことだけど)

で、4/18付の新聞読んだら「申請は郵送かネットで」って。
やっぱ自動給付じゃないのか?
郵送やネット申請なら顔が見えないから気にせず気軽に申請できるでしょ、ってことかね?役所の窓口殺到で感染拡大を防ぐためとか言ってるけど。
まぁ、それでも気遣いとしてはまだ甘いっすけどな。だって、申請してしまったら「自分は他人様に金を無心するようなみじめな人間です」って認めたことを自分だけは知ってますからの。
これだけでも十分辛いですよ。
少なくとも現状だと私は申請しないかな。後の人生で悔いになりそうだし。

もし十分に国民に金を行き渡らせたい、って本気で思うなら「コロナで減った消費を強制的に盛り立たせるために、余計に10万円使っていただきたい。そのためのお金はこっちで用意する。そしてこれを貯金するのはやめてほしい」ってのを前面に押し出した言い方した方が良くないですかね。
あくまで余計に今10万円使って欲しいから配るんであって、生活困窮者に対する援助じゃないよ、的な。
でないと迷いややせ我慢を誘発して、良くない結果になりそうな気がするんですけど。