素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

シールダーってそんなにしょうもないジョブには見えないんですが……

2020年03月06日 00時01分17秒 | 日記
AT-Xの盾の勇者の再放送、今週で5話まで行ったんですが。

ラフタリア居なかったら不愉快で見てられないぞこのアニメ!
(ラフタリアさんマジ天使)

王国クソしかいねぇじゃんかよ!
(本人的に)目的が正しければ何をやっても構わないとか。
そういう反吐が出る考え方を悪びれもせずしれっと行うあのスタイル!

まずアホの槍の勇者に「ラフタリアは奴隷です」とクソ女が吹き込んで「勇者が奴隷を使うなんて間違ってる。解放しろ」と言いがかりをつけさせ、決闘を申し込ませる。(この国では奴隷は合法だし、加えて尚文君はラフタリアを虐待しておらず、頼れる手駒としてだけど、それなりに愛情を注いでるわけだし。問題はどこにも無い)
槍が勝てば奴隷解放、尚文君が勝てば奴隷黙認。(は?勝っても現状維持ですか?尚文君が決闘をするメリットは?)
そんなイミフの決闘を、王が「確かに勇者が奴隷を使うなどけしからん」と言い出し、決闘を勝手に承認して無理矢理成立させる。(そのけしからん制度を合法にしてる国の王様は誰ですかー?)
いざ決闘がはじまったら、持ち前の頭の良さでアホを圧倒し、条件は悪いのに尚文君が勝ちそうになる。しかしそこにクソ女が割り込んで、不意打ちを加え、結果、アホが勝つ。
尚文君がルール違反を指摘しても、その場に居た連中が口を揃えて「何もルール違反なんて無かった」と言い出し、負けたことにされる。(汚すぎて反吐が出る!)

尚文君をハメたあのクソ女が王女だったと分かったときにはもう頂点。
つーか、王様、いや、あのクソ王は全部知ってたのね?
いくらなんでも我が子をレイプされたのに「勇者だから特別に叱責で済ます」はねぇだろ。
知っててレイパーの濡れ衣を着せやがったのか。
滅んじまえ、クソ国家。
あの王女と槍の勇者が登場すると飯が不味くなるんだよ!!

これで他の勇者も同じくらいクソだったらどうしようとか思ったけど。
クソなのは槍の勇者だけで、弓と剣はまともな倫理観と知性を持った人間だった。
そこはちょっとホッとした。

で、あまりにもクソな状況に人間不信マックスになって全てを拒絶し始めた尚文君に「どうしたら信じていただけますか?」と歩み寄るラフタリアがマジ女神。

クソどものせいで、無理矢理奴隷の呪いを解呪され、結果として「尚文君が信頼を置くことが出来ない」相手にさせられてしまったラフタリア。
自分の解呪したことを感謝なぞせず、逆によくも解呪したなと食って掛かる。で、アホの槍の薄っぺらさを言葉の刃でズッタズタに切って捨て。
自ら元の主人の下に戻ろうとするんですけど。
これまで敬って尽くしてきたのに、その愛する主人に「もうどっか行けよ。用は無いんじゃないのか」とばかりに、完全拒絶。
しかし。
そんな裏切ると死ぬ呪いが込められた奴隷の紋を刻んだ相手しか信用できない人間になってしまった尚文君の苦しみを理解し、慰める。
奴隷として買われたが、尚文君の無自覚な優しい態度に感激し、自分の主人として生涯仕えることを誓ったラフタリアの優しさ。
この子が居なかったら視聴切ってるところですわ。
ホント、ヒロインが良いです。

しかし。

作中で「この世界は有名MMOとよく似ている」「盾の勇者に相当する職業・シールダーは、弱すぎて誰も高レベルまで育てないクソジョブ」

これ、疑問なんですよね。
盾の勇者、つまりシールダー?面白くないですか?
魔物を取り込んで操ったり、合成をサポートしたり、縄を出したり、封印&足止めしたり。
やれることいっぱいあって、やってて楽しいんじゃないのかねと思うんですが。

レベルを一人で上げる手段が乏しい、ってのも、フレンドと一緒にやれば問題無いだろ。
戦闘でも一応活躍できるんだし。文字通り盾役で。

……っと、思いつつ、自分がMMOにハマってたときのことを思い出したんですが。

私ね、もうやめたんですけど。以前、FF11をやってまして。
複数のキャラをレベル99になるまで育てるくらいにはハマってました。

メインで遊んでたキャラはエルヴァーン(筋肉ムキムキのエルフに似た種族。物理攻撃力に優れる)で、ジョブは暗黒騎士、ナイト、モンク、獣使いでした。
で、キャラとしては暗黒騎士をメインに調整かけてましたね。メリポは全部暗黒騎士的に有利になるように振ってました。

この暗黒騎士ね。
今はどうなのか知りませんけど、私がレベルを一生懸命上げてたときは、パーティに誘われないクソジョブ扱いで。

理由は得意武器が両手武器である「両手剣」「両手鎌」だから。
私が強い暗黒騎士を目指してレベルを上げていたときはですね、両手武器は一撃のダメージが大きいが、攻撃の間隔が長い。
そういう扱いの武器で。
対して片手武器は一撃が軽く、代わりに攻撃の間隔が短い。
そういう扱いの武器でした。

それの何が問題なのよ?当たり前じゃん。
トータルで見ればバランスが取れてるじゃん。

そう思いがちですけどさ。
ゲームの仕様上ですね、一撃がデカイと敵の攻撃ターゲットを取ってしまいやすいんですよね。
そうすると、暗黒騎士は盾ジョブじゃないので、大ダメージを喰らってしまう。
それで死亡なんかした日にゃ、大迷惑。

加えて。

忍者のアビリティで「二刀流」ってのがあって。
片手武器を二刀流で持つことが出来るんですわ。

そうすると、攻撃間隔がグンと短くなって。

暗黒騎士がドカンと両手武器の一撃を加えたときに、二刀流持ちの片手武器使いはトータルダメージでその一撃を上回るチクチク攻撃を加えているわけです。
ドカンよりチクチクの方が敵のタゲも取りにくいし。攻撃ミスの問題を鑑みても両手武器より片手武器の方が有利。
なので「両手武器使いは攻撃役としてはクソ」そういうレッテルを貼られた。
結果、よくパーティに誘われる攻撃役は「忍者」「シーフ」「戦士」このあたりでしたね。
それぞれ片手武器の「片手刀」「短剣」「片手斧」が得意武器で、二刀流は忍者をサポートジョブに設定すれば誰でもできるから、この3つがモテモテでした。
両手武器が得意な「暗黒騎士」(両手剣、両手鎌)「竜騎士」(両手槍)「侍」(両手刀)はお呼びじゃ無かった。
実際、私以外暗黒騎士を育てている知り合い居なくて

「なんでXXさんは暗黒騎士を育ててるの?」って聞かれたことが。

私が「両手鎌がかっこいいから」と言うと、理解されなかったな。
何?見た目がかっこいいからそれに酔いしれる理由でキャラ育てたらイカンのかい。
当時はそう思いました。

でも、本来は両手武器使いは攻撃のプロフェッショナルという設定でスクエニは作ったので。
まずかろうと思ったのか、ある日、両手武器の命中率、攻撃力補正が爆上げされる調整が入って。
両手武器の一撃が、二刀流チクチクでは到底追いつけない威力と命中率になるような状態にされた。

結果、何が起きたか?

暗黒騎士、侍、竜騎士を育てる人が激増。
戦士に関しては、片手武器を捨てて、もうひとつの得意武器「両手斧」を振るう奴ばかりが現れた。

……ちょっと「強い」って思われたらこれかよ。

弱いと罵られつつも、必死でレベルを上げてきて、暗黒騎士で活躍するにはどうすればいいかまで研究してきた身としてはスゲー複雑な気分でしたわ。
トータルダメージでは二刀流のプロジョブに追いつけないから、暗黒騎士が出来る攻撃以外のスキルで何かできないかと、魔法・スタンのサポートに習熟したり(一瞬敵を気絶させる魔法。大ダメージを喰らう攻撃魔法、必殺技を発動前に止めるのが使いどころ)弱体化魔法をスキル上げして、魔法・スリプルの成功率を上げたり(吟遊詩人がモンスターを眠らせるのに失敗した時のダメもと保険)
そこに愛はあるんか!!?
アイフルのCMばりに叫びたい気分でしたね。

だからまぁ、なんか納得してしまった。
例えやってて面白そうでも「戦闘で特別役に立たないから」って理由でハブられる。
ありえるわ。(実体験から出た結論)
自分が楽しいだけで充分、って人よりも、モテモテになりたい。
そっちの人の方が多いのね。