素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

よくわからないもんには反論はいくらでも可能

2019年10月28日 19時15分07秒 | 日記
Waltzって、サンデーで昔連載していた漫画「魔王 JUVENILE REMIX」のスピンオフ作品があるのですが。
その作品の主人公の一人に、いじめを受けている気弱な高校生が居て。
彼がいじめを受けるようになった切っ掛けが「クラスのカースト上位の男子が自慢げに話していた心霊話を、理論的に否定してみせた」だったんですが。

曰く「幽霊っていうけど、話に出てくる幽霊って現代の人ばかりじゃない?でも、死んだ人は過去から未来までの長い歴史の中、膨大な数が居るわけで。おかしいよね?じゃあ普通に考えて、幽霊なんて居ないんじゃないかな?」

で、メンツを潰されたカースト上位男子に、金を脅し取られるレベルのいじめを受けるようになった。

一部の隙も無い完璧な理論じゃないか。その男子、アホの癖にプライドだけは高いのか。理論に理論で返さず暴力で応じるなんて。理不尽。許せない。
そういう感想出そうな流れではあるわけですが。

ま、確かに言ってることは正しくは見えるんですけど。
冷静に考えてみればさ、石器の槍を持ってウホウホ言ってる時代でも、悲劇的、残虐的な出来事はあったはずですよな。
無いはず無い。人間が居た以上。
じゃあ、現代においてもウホウホ言いながら祟ってくる怨霊が居ても良さそうなものなのに、そんなのが出たなんて話は誰もしない。
変だね。

うん。だから、幽霊なんて居ないんだ!

そういう結論に行きそうな感じですが、しかし待ってくれ。
それは、幽霊が不滅のものであるという前提条件が無いと成り立たない理屈ですよね。
もし時間が経つと擦り切れて無くなるもんなんだという条件がつけば、別にウホウホ怨霊が居なくても幽霊が居ない証拠にはならないわけで。

ちょっと待ってくれ(2回目)
怖くて書きづらいけど、この日本には大昔からずっと存在し続けていると言い伝えられている方々が居るでしょ?
それはどうなんの?
下手すると1000年以上前の人も居るよ?

うん。それに関しては現代でも語り継ぐ人々が居るから、そこから呪力的なものを汲み上げて、存在し続けているのかもしんないよね。

……とまぁ、色々反論は出てくるわけですよ。
よく分からないし、検証もしようがない存在相手の話だから。
そういうものに理屈を当てはめても仮説にしかなんないし、意味は無いわな。
よく分からない理屈で、こっちの想定している法則を超えてくるかもしれないんだから。

人間は世界のルールを本を読むように直接見ることはできません、ってのは頭の片隅に入れておきたいもんですね。