やり方は大事でしょ

日曜日の産経新聞で作家の門田さんが「正邪逆転した新聞」ってコラムを書いてた。
内容は「安倍総理の演説をヤジで邪魔をした人間を警察が排除したことを問題視する左派新聞。政治家の演説を邪魔してはいけないことは公選法で決まっている。事実に基づかず、誤った方向に誘導しようとする新聞は、もはや新聞の意味を成し得ていない。完全に狂っている」
そんなような内容でしたかね。

目的さえ正しければ何をしてもいい。
そういうモノの考え方をしている連中は私は大嫌いなんですが、これは別に左巻きに限ったことでは無く。

保守系の連中でも、似たようなことを前にやってて、警察に排除されているの図を前に見たことあるんですよね。
民主党の地獄の３年間が終わる選挙で、民主党候補が演説しているとき「民主党がこの世から消滅しますように」ってプラカードを掲げてたオバハンが警察に排除されてて。
当時「何やってんだこのオバハン。例え民主党でも演説の邪魔をしてはいけないことは法律で決まってるだろ」と思ってムカムカしてたんですけど。
コメントで「言論弾圧だ」「恐怖政治だ」みたいな言葉が乱れ飛んでて、余計ムカムカ。

やろうとしている目的が正しいのであれば、多少ルールを破ろうが構わないだろう。

この考え方は危険ですわな。
ほぼテロリストと同じ思考形態だし。

それに。

そのご自慢の「正しさ」だって、絶対的に正しいという保証はどこにも無いし。
君らが勝手にそう思ってるだけでしょ？
そういう風に考えることは大事だと思うんだけどね。
絶対にどう考えても正しいと思ってること全て、あくまで「あんたがそう思ってるだけ」なことだってのは。

多少話ズレちゃいますけど、昨日アニメが最終回を迎えたジョジョ５部・黄金の風でも、アバッキオの元同僚警官があの世の入り口でアバッキオに言ってましたよね。
「結果だけを追い求めていたら、真実を見失う」ってさ。
真実に向かおうとする意志。この言葉スゲー好きなのよ。
正しい目的を達成するためには、正しい手順を踏まなければいけない。それが真実につながる道なんだ、って。

安倍っちが嫌いだから手っ取り早く演説を妨害して邪魔してやれ、じゃなしに、正攻法で動けよ。
演説の邪魔にならないところでビラ配るとかさ。（※まぁ、これも公選法違反なら赤っ恥ですけどｗ）
だからヤなんだよねぇ。

まぁ、記事になってないだけで右でも上述のオバハンみたいなのは今も居るのかもしれませんけど。