素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

今週のGARO

2017年10月24日 18時42分47秒 | 日記
牙狼-GARO- -VANISHING LINE-っていちいち打つの面倒ですな。
前の紅蓮ノ月は平安ガロという通称がありましたけど。
今作、誰かアメリカガロとか呼んでくれないかしら。

今週の話ですけど。

ホラーになってしまう元アスリートの身障者の掘り下げが上手で、面白かったですねぇ。
本当は恋人を救うために、思わず身を投げ出してしまった。
ただそれだけだったのに。

過去の栄光と、動かない自分の足に追い詰められ

「何で俺がこんな目に。俺の足は国の宝だったのに」

と、いつしか「自分は特別な人間だった」「その他大勢とはわけが違う。そのはずなのに」と
少しずつ歪んでいってしまったのが。

悲しいですね。
逆境は人を弱く醜くすることもあるんだよ。

この人、ホラーに目をつけられなくても、ひょっとしたら
「何でこんな女を助けてしまったんだろう」と、恋人を助けたことを悔い、恋人を憎むような人間に、いつしかなってしまっていたかもしれませんな。
もしそうなってしまったとしても、私はちょっと責める気は起きないわ。
ただ悲惨だと思うだけ。

この人、走ることが全てだったはずだからね。
それをいきなり奪われてしまったんだから、その苦しみはちょっと想像つかないよ。

それが全てで、特別だったから、新しい生き方を見つけることが余計できないんでしょうな。

そういうのをしっかり描いてくれていたので、彼がホラーに魂を売ってしまう流れが重くて良かったです。
しかし、いくら重い理由で魂を売ったのだとしても。
一切意に介さず、容赦なくホラーを狩る守りし者。

どういう理由で魂を売ってしまったのか想像はついていたはずだと思うけどね。
一切そういうことをホラーに対して言わないのが良いですな。

例えどんな理由があったんだとしても。ホラーになってしまった者は絶対に倒す。
それでこそ守りし者だよね。