素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

覚えている台詞「この一万円札が何倍にもなるんや」(それは競馬が当たったら、やろ?)

2016年12月20日 18時07分07秒 | 日記
小学生のときに学級文庫にあって。
強烈に印象に残ってる作品があるんですが。

タイトルは完全に失念しているんですけどね。

内容は、底辺の家庭に生まれて、不良少年と呼ばれ、蔑まれて、そのまんま底辺から町のごろつきへと成長していくんだろーなー、という。
少年の物語。
(最悪だな)

底辺の家庭に生まれているせいで、周囲でモノが無くなったら泥棒と疑われ。
怒ったらすぐ手を出すせいで、何でも暴力で解決しようとする横暴な単細胞と思われ。

一応手を出すことには理由があるんですが、「言い訳は人間のクズのすることや」と一切言い訳しようとしないせいで周囲の評価は野獣のまんま。

まぁ、理由も大したことなかったり、お前何様だとツッコミ入るような穴だらけの理由なんですがね。
例えば、金持ちの家の子が親の金盗んで、その金で他の子供を家来のようにしているのが気に食わないからと、その金持ちの子供をぶん殴って金を奪ったり。
確かに親の金盗んで他人を家来にするような行為は褒められたもんじゃないけど、お前にそいつを懲戒する権利も無ければ金を奪う権利もねーよな。
お前何様だ。

で、唯一自分を人並に扱ってくれるのが地元のヤクザのおっさんで。
まだ小学生くらいなのに「兄貴」と呼んで慕っている。

あぁ、将来が見えてるなー。
このまんま、将来は組事務所に入って極道になる道歩むんだろーなこの子。

小学生だった当時の私、読みながらそんなことを思いました。

この物語。
私は当時最後まで読まなかったので、今更ながらに気になって来てるのです。

最後どうなったんだろうか。

改心して悪のスパイラルから抜け出す一歩を踏み出すのか。
そのままズルズルと悪の沼に飲み込まれて行ってしまうのか。

普通に考えると後者のパターンが鉄板なんだけど、学級文庫だったからなぁ。

そんな救いのないエンディング、無いか?