素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

東京喰種の感想

2014年09月09日 21時34分46秒 | 日記
今週の原作の方の東京喰種ですが。

折角助かったかもしれない命を、自ら投げ捨てる方向に動く亜門さんがなんとも。
永遠の0に関する産経の記事で、現役自衛官にインタビューした話が載ってたんですが
「生きて帰ることは戦闘員の義務です。現代では」と答えてましてね。
だから、主人公の宮部が「絶対に生きて帰る」と言い続けていたことは、決して臆病者の戯言なんかじゃないんだと。

それは何故か?
生きて帰ることにより、情報を持ち帰ることができるからで。
戦闘員が死亡するような状況に何故陥ったのか?
敵の新兵器か?敵の高度な戦術か?それとも、内通者によりこちらの情報が漏れたのか?

そういうことを検証するためにも、生きて帰ることは義務とも言えるレベルで大事なことなんだ、と。

……でも、性格上、亜門さん、理屈では分かっていても、尊敬する真戸さんの教え「敵を前にしたら、たとえ手足を捥がれても戦え」って言葉があるから。
ああいう選択を取らざるを得ないんでしょうねぇ;

冷静を装って、命惜しさに逃げ出したか臆病者、って言葉が呪いのように付きまとってきそう。

そして滝沢。
キミの実力じゃ、アオギリの実力者相手に時間稼ぎもできないんだよ。

本人も、それは分かってるはずなんだけど。
だって、アカデミーを次席で卒業した優秀な人材ですものね。

でも、彼も亜門さんと同じような呪いに囚われてて、逃げられないんだろうな。
真面目だからなぁ。

二人とも、回復不能の傷を負わされてましたが。
死なないで欲しい。

そして喰種側。

名前は覚えてないんですけど、アオギリの幹部さん。
クインケを見て知人を思い出したのか、怒りに震えるところが良かったですわ。

知人、いや友人なのかな?
ひょっとしたら恋人か家族なのかもしれませんね。

そんな人の赫子が素材になってるクインケ。

そんなものを武器として振るわれ、襲ってこられたら。

そりゃま、激怒します罠。
あっしがあの幹部さんの立場なら、滝沢さんを寸刻みにして殺しますわ。
よくもまあ、死んだ後まで俺の大切な人を貶めてくれたな、と。

俺の大切な人は、オマエラの武器の素材になるために生まれてきたわけじゃないんだ、と。

こういう、双方根っこの部分では人間らしさを維持しているのが面白いとこですわ。



で、今週のアニメの方の東京喰種。

原作であった在りし日のキュートなリゼさんの立ち絵が省略されてたのが残念でした。
バンジョー君、リゼさんに惚れてましたからな。
いろんな意味で。


ジューゾー、本格的には登場しないのかな?と思ってたら、ちゃんと出てきましたね。
しかし、色々と問題行動がカットされていたのは、時間が無いからなのか、規制の問題からなのか。
(気に触ったという理由で、警官に大怪我をさせる。ナイフのようなクインケで、偶然遭遇した喰種を切り刻んで嬲り殺しにする)

多分、時間が無いからだと思いたい。


カットしないで欲しいですわ。
後々の展開の「カネキが自分の身の安全と引き換えに救おうとした弱い喰種の親子が、約束を破ったヤモリに一方的に殺害される」シーン。

力の裏付けの無い言葉は、簡単に覆される。
弱い奴は交渉なんかする資格が無い、って。
そういうことを象徴したシーンですから。