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閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

今更気付かされる

2017-02-13 07:30:21 | 閃き
末娘の結婚披露宴が無事終了した

両家の親は式場の係員の指示に従うだけで何も判らないまま進行して行く

それにしても最近の披露宴はエンターテイメント性が高い

会場と厨房を映像で結び、シェフや食材の紹介するのはテレビ番組でも観たことがある

マリオになった新郎が新婦を探していると土管から現れたりするのは今どきで楽しい趣向である

最近はやりのデザートバイキング

パティシエがサービスするパフォーマンスも凝っている

限られた時間の中で淡々と式は進んでいった

最後はお定まりの両親への花束贈呈

流石に既に入籍していた娘に涙は無かったが、その手紙の中にちょっとした衝撃があった


高校進学の時期に丁度家を新築する事になったので、彼女が志望する学校へは行かせてやれなかった

留学コースがあるその高校の授業料が払えないから諦めさせたと手紙に綴っていた

式が終わり帰りの車の中で妻と振り返ってみた

今更仕方の無いことだが、そういった記憶が残っていなかった

当時は末娘の仲の良い友達がその高校へ行くと言ったので、私も行きたいと言い出した位にしか捉えていなかった

次女がその高校へ行ったのだが、次女は外国語が好きでずーっと行きたいと言っていたのだが、末娘は突然言い出したと考えていた


今まで将来何がしたいかという会話をしてきた中で、総合的に進路が選べる高校へ進学した方が良いと考えていたのもある

実際にその高校へ進学し、東京の有名大学への推薦も断って自分の行きたい大学へ行き、その学科にそった就職もしている

親から観れば自分のやりたい道に真っ直ぐ進んでいると思っていた

それが、始めの高校進学時に親の都合で大きく進路変更させられたと結婚式の手紙に綴られて、お恥ずかしい事だが今更になって気付かされるお粗末さであった

妻と、もっと話を聞いてやれば良かったと反省した

人生何が人生を変えて行くのか判らないが、分岐点となる時期はそんなに多くは無い

今更ではあるが末娘に謝りたい気持ちが一杯である