かいうの飼い葉桶

~~一歩ずつ前に進もう!~~ 

冬の京都 その5

2008-02-12 | おでかけ
なんだかダラダラと長い旅日記になってしまい、反省。
読んでくださる皆様もすっかり飽きがきているかもですね。
書く方の私もすっかり飽きました(^_^;) この辺でまとめますので、
どうぞおつきあいください。


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今日の夜には静岡へ帰らねばなりません。
大徳寺でたっぷりと時間をかけて庭を拝見したので、残す滞在時間も少なくなりました。

最後に向かったのは、二条城でした。







お寺とは趣の違う、武士らしい悠々とした庭園でした。










園内では、植木職人さんたちが黒松のお手入れ中でした。
松の仕立物は1年に2度の手入れが理想です。松の葉を透かす小気味よい鋏の音がパチンパチンとリズミカルに聞こえてきます。

この画像の職人さんは、ひとり離れて背の低い松を透かしていました。
かっちょい~、熟練の職人さんでした。

園内にはこれでもかと言わんばかりの黒松が植えられていて、手入れの終わったものはキレイに枝振りが見え、清々しかったです。
「ちゃんと毎年鋏を入れている松ってこんな風になるんですよ」っていう見本みたいでした。
どちらかというと庭園の奥に進むにつれて、お手入れの終わっていない松が目立ったので、まあ順番というものがあるんでしょう。
目につくところから先にとりかかるのは当然かもね。



加茂七石の展示


本丸の石垣。整然として安泰。



さあ、そろそろ静岡に帰らねば。

京都駅の伊勢丹ではサロンデュショコラ開催中でした。会場の熱気に押されながらもかわいいチョコを物色。デパ地下でもごっそりおみやげを買い込んでようやく新幹線に乗り込んだのでした。


今回の人生はじめてのひとり旅。実は夫の出張中を利用してのことでした。
夫の出張が決まったのが昨年末のことでした。
平日のお弁当づくりから解放されることがわかった私は、旅にでかけたくなりました。泊まりのひとり旅は未経験。
夫が留守にするこのチャンスを逃したくないわ!!

・・・でも昨年末新車を購入したばかりで資金不足。

しかもこの季節、私の経験値では冬の山へ向かうのも難しい。もしこれが初夏だったなら、迷わず尾瀬に向かったでしょう。しかし時期が悪すぎる。

ひとり旅のハードルが低い場所ってどこだろう、この季節訪れやすい場所ってどこだろうと考えて、もう京都しか思い浮かばなかったんですね。
ちょっと寒いらしいけど、京都の魔力に憑かれた私にはもうそれしか考えられない。

そんなこんなで決行した京都ひとり旅でしたが、もうすっかり病みつき。
ひとり旅はいいですね。


でもやっぱり食事がさみしい。せっかくおいしいお店で味わうお料理も、やっぱり気のあう人と楽しみたいなあと思いました。
まだひとりでまったりゆったり行動するってことも出来ないみたいだし、
もっとオトナになりたいと感じた旅でもありました。

以上でした~。やっとまとめました(T_T)

冬の京都 その4

2008-02-11 | おでかけ
京都に来て3日目。昨日もガツガツ歩き回ったので、結構な筋肉痛でした。
朝起きてまずやったことは足のストレッチとマッサージ(笑)
だめだわ、私にはゆっくりまったり旅はできない。まだ無理なんだわ、きっと。

今日いちばん楽しみにしている大徳寺へは、京都駅から地下鉄で向かいました。そしたら意外と駅から遠くて、下調べ不足でした。ま、いっか。ここまで来たらちょっと多めに歩くぐらいなんてことないし。

大徳寺
常時一般公開されているお寺は4カ所。そのすべての庭をたのしみにしていました。

瑞峯院

     
      独坐庭(方丈前)

                    
大海の荒波が蓬莱山に打ち寄せる様だそうです。ちょうど午前中の日が昇る時間帯に拝見したので、日を浴びて刻々と変わる波のようすが魅力的でした。

欧米系の女性がひとりで庭に向かい、目を閉じて気持ちよさそうに日向ぼっこをしていました。私も真似して目を閉じてみたら、とても心地よかったです。
その女性は、ガイドを受けていた連れの男性2人に「Are You Ready?」と声をかけられるまでずっとそうしていました。
私もいちばん長く庭を眺めたのがこの独坐庭だったと思います。

               
茶室の前の方は波が穏やかな入り江になっているそうです。


 閑眠庭(方丈裏)
どちらも重森三怜の作庭です。


高桐院


ここの風情にすでにやられました。ステキすぎる。


この世界観を理解するには、私の感性はまだまだ及ばないと感じた、方丈前庭。
あの灯籠の正面に立ってお堂側を振り返ると、やはりそこにはご本尊が。
手を合わさずにはいられない気持ちになりました。







庭の中はさながら竹藪を思わせる程、わっさりとクマザサが植えられていました。
里山を表しているのかしら、と素人考えに浸りながら歩きました。クマザサの間に灯籠や手水鉢がみえるとほっとするのはどうしてだったんでしょう。
藪の中で人工物を見つけた時のようだなと思ったり。



龍源院




     
     一枝坦(いっしたん)




龍吟庭(りょうぎんてい)

     
東滴壺(とうてきこ)

          





滹沱庭(こだてい)

               

龍源院のお庭を拝見する頃には、私の頭の中はもう飽和状態。
もう言葉もなにもありません。
ただ目の前に広がる庭を無心で眺め、ふと我に返って写真を撮るための構図探しをしていたという状態でした。

ただただ、美しいなあと感じる以外なにもないのでした。




大仙院

こちらは写真撮影禁止でした。
私がお本堂の周りを一周した時、ちょうどお坊さんが声をかけてくださりその場にいた5人を集めてお寺の説明をしてくださいました。
お庭の表しているストーリーや石が見立てているものについて、ていねいに分かり易いお話でした。時折冗談も交え、豊臣秀吉や千利休などのゆかりの人物も登場。

国宝の本堂は屋根の補修作業中ということで足場パイプが掛けてあり、来年には築400年を迎えるということでした。

ひと廻りしたところでご住職が待っておられ、サイン会のようになっていました。このご住職、メディア露出も多くちょっとした有名人だそうです。
とても血色のよい明朗なお方で、なんかありがたい感じ。私が少しお話させていただくと、独身と思われたようでちょっと嬉しかったりして。お世辞なんでしょうが、人を喜ばせて笑顔にさせてしまうのですから素晴らしいことですよね。

庭はとても理解しやすいストーリー性の強い枯山水で、さすが名庭だと思いました。凝縮された緻密な空間でした。

最後にお抹茶をいただいてきました。
いいことが続けて3回起こる、三服茶だそうです。覚悟するようにと記してあった看板がユーモアに富んでいておもしろかったです。








ところで

大徳寺といえば・・・
鬼瓦権蔵を思い出すのはどうしてなんだろう。私だけ??


じょーだんじゃないよってやつですよ。









もう少し、少しだけ続きます

冬の京都 その3

2008-02-08 | おでかけ
龍安寺をあとにして、次は仁和寺へ向かいました。
今朝からの曇り空に、時折温かい日差しを感じました。                
仁和寺
これでもかと言わんばかりの御室桜の群植にびっくりでした。果実栽培用の梅並みの密植ぶり。
桜が咲いたらさぞかし素晴らしいだろうなと。
モミジや松など渋めの植栽が多いお寺ばかりをお詣りしてきたので、なんともいえない開放感を感じるお寺でした。
広い参道のせいか、たくさん植えられた桜のせいか、それとも冬の暖かい日差しがそう感じさせたのか、よくわかりませんがとっても和めるお寺でした。



          

                    

      貫禄のある五重塔でした。

ちょうど若いお坊さん達が観音堂のお掃除をしているところでした。
10代にもみえるような若いお坊さん達が時折みせる、だるそうな表情が可愛らしかったです。やっぱりだるいこともあるよね。


                   

気がついたら、またも休憩もせずに歩き続けている私。今回の旅はゆっくり歩こうと決めていたのになぜかガツガツ歩いてしまうのは、性分なのでしょうか。
お昼をゆっくりといただいて、ペース調整をすることにしました。


お昼御飯を満喫した後は、妙心寺へ。


妙心寺



昼頃はぽかぽか陽気だったのに、この頃はまたも曇天。
建物の中はひんやりとしていて、ゆっくりするのも微妙な寒さでした。

桂春院

そんな寒さの中、時折顔を出す太陽の光がとても温かく、そしてありがたく感じました。
お庭の苔や石の表情もぱっと明るくなり、木戸の影がとってもキレイでした。



          
襖絵には虎や龍や唐獅子が描かれることが多い気がするんですが、こちらにはソテツと山羊が描かれていておもしろいと思いました。
なんで山羊?

妙心寺の山内では、白壁の補修作業をしている左官職人さんがいました。左官のことは全く持って無知な私ですが、壁材には10センチくらいに裁断された藁のような、ラフィアのようなものが混ぜられていました。
この壁材のことがすごく気になってしまった私。悪い癖再発です。


退蔵院

方丈庭園は枯山水の「元信の庭」。砂利の色が白黒に分かれていて印象的でした。


     

こちらでは、園路の補修をしている職人さんが。
砂利と植栽の部分を区切っている握り拳大の石を据え直していました。それも決して単純に並べるわけではなく、石の面や高さなんかを何度も調整して慎重に作業されてました。こんな小さな石にも手を抜かないなんて、日本庭園ってすごい!!

     
そして余香苑はダイナミックな滝の流れる庭でした。
実際のスペースよりも奥行きを感じさせる庭で、スケール大でした。


          


きれいに刈り込まれたさつきが紅葉していて色合いがきれいでした。
今は休眠している落葉樹が芽吹いたら、もっと圧倒的なボリュームになりそうです。そうしたら、まるで山の中を流れる滝のような庭になるんでしょうねぇ。

水琴窟に耳を澄ますと、透明で繊細な音色が聞こえました。
とっても品のいいチャイムのようなヴィブラフォンのようなやさしい音でした。





今日の予定はここまで。これで満足のはずでした。
でも、時間はまだ3時前。街をプラプラしてみるか、どこかにお詣りするか、どうしようか考えた結果、平安神宮へお詣りすることに決定。
やっぱりお礼参りしないとね。




平安神宮

こちらは中国系の団体客がい~っぱい!!ハイテンションな中国語が飛び交っていました。
私が二礼二拍一礼でお詣りしていると、となりで手を合わせていた若いカップルが私を見て「あれ?」とか言っています。「フツーに手をあわせちゃったよ。無礼者だよね~。」って言ってるのです。
私は一瞬、ドキっとしました。間違えちゃったのかと思って。どうやら自分たちが柏手を打たなかったことを無礼だったと言っていたらしい。
私が指摘されたのかと思ってすごい焦りました。

そしてこの日もプラプラと歩いて宿へ戻りました。


あとになってから残念なことに気がついたんですよね~。妙心寺法堂の雲龍図みてくるの忘れた。なんか忘れてる気がするけど、まいっかと思ってはいたんですが。惜しいことをしました。


まだまだ、続きます

冬の京都 その2

2008-02-05 | おでかけ
宿でも朝はいつものように早く目が覚め、窓から外を眺めると通勤姿の人々が白い息を吐きながらツカツカと歩いていました。朝はやっぱり寒いかも。

ひとり旅の気ままさで、さっさと身支度を整え出発することにしました。
朝一で向かったのは、鴨川と高野川の中洲にある下鴨神社でした。河合神社にお詣りして糺の森を歩くと、なんともさわやかな気持ちになりました。朝の散歩やジョギングの人たちも多く、こんなところを毎日歩けるなんていいなあと思う程でした。新緑の頃なんかよさそう。

下鴨神社



下鴨神社で朝のさわやかな時間を満喫したあとは、バスで移動しました。バス停をみつけるとすぐにバスが来ました。なんかついてるような気がしてきました♪
次にお詣りしたのは、わら天神でした。

わら天神


ここからはずっと歩いて移動の予定です。今日は地図に嫌われてないといいなぁ。
昨日のように道迷いしないため、地図を頻繁に確認しながら歩くことにしました。
片手に地図のコピーを持ち、歩いて金閣寺に向かいました。


金閣寺
金閣が視界に入った瞬間、わぁっと歓声をあげてしまいました。
ゴージャスだわ~。室町時代のお庭って味があってしっとりしている印象が強いのに、この煌びやかさってナニ??


さすが金閣寺だけあって、真冬でも修学旅行生や外国人客がたくさん。
テンション高めの歓声がとぎれなく聞こえていました。


金閣を引きで見てみると、この庭園あってこその金閣だと気付きます。

          

先週は雪化粧の金閣寺だったらしいと聞いて、それも見たかったかもと少し残念な気もしました。

               
          
     
広いお庭もすみずみまで見所が多かったです。こんなに人気のお寺をゆっくりと眺められるのも閑散期ならでは。 


次は住宅地の路地をぬけて、等持院へ向かいました。


等持院

          
平日の午前だったからでしょうか、先客がなく静かなお寺でした。










千両、南天などの実物やさざんかが冬の寒気の中で映えていました。
千両が植栽されているということは、冷え込みもそれほどではないのかもしれません。千両は暖地性の植物ですし。

私がおいとまする頃には、参拝者が何組もいらしたところでした。ゆっくり眺めたいお寺やお庭は午前中早めに伺うのがいいみたいですね。覚えておきます。


昨日に続いて、この日も地図に嫌われていました。ガイドブックの付録の地図を頼りに歩いてたんですが、どうも私の方向感覚が狂っているとしか思えない迷い方をしてしまいました。
等持院から龍安寺に向かったつもりが、嵐電の線路がみえた時には自分の脳みそに見切りをつけたくなる程がっかりしました。
住宅地の小路にやられたものと思われます。


龍安寺


さすがに欧米系の外国人にも人気みたい。英語やそれ以外の言語も飛び交っていて、皆さん熱心に石庭に見入っていました。



庭の解釈は個人次第、ということでしたが今の私にとっては観賞の難しいお庭でした。
メッセージを発していると感じることもなく、石の躍動感も感じられなかったのでした。実はそれこそがメッセージなのかもしれませんが、「視覚で理解できそうで出来ない、奥の深さが隠されているのかもしれない」と感じるのがやっとでした。

なぜか、星の王子様の言葉を思い出しました。
「心で見なくちゃ物事は分からないんだ・・・大切なことは目に見えないんだよ」

そうかもしれない。
このお庭もまた、見る度に違う世界を感じられるものなのかもしれません。

たくさんの人生経験を積み、達観された方なんかは、このお庭にどんなものが見えるのかなぁと思いました。
今日の私は、まだまだ目に見えるものしか感じられない感性なのだと思い知らされたのでした。


この油土塀もすごく味がありました。この画像は外側からのものですが、土塀の高さにトリックが仕掛けてあり遠近感を演出してありました。それだけでなく、質感もよかったです。



庭師さんが寒肥の作業中でした。
樹木の周りの苔を一部掘り起こし、肥料を置いているところでした。
このあと苔をきれいに埋め戻してるんだと思います。

冬は樹木にとって大切なお手入れの季節です。
この旅のなかでも、職人さん達の仕事を何度かみかけることができました。



まだ、続きます


冬の京都 その1

2008-02-04 | おでかけ
冬の京都へ行ってきました。
計画のときからテンションあがりすぎて、京都駅に到着したのは朝9時過ぎ。自宅を出発したのは朝6時半。普段の平日より早起きしました。

さて、私の「人生はじめて」のひとり旅がはじまりました。
巡りたいところがありすぎて、出発前日までコースを迷っていたのですが、閃いたと言いますか、ご縁を感じたといいますか、最終的にはどうしても梅宮大社と松尾大社にお詣りしたくなって、京都駅から直行で向かうことにしました。


梅宮大社

こちらの神社には木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)が祀られていると知ったのが、数日前でした。
急に思い出したのが、2年前富士登山のとき浅間神社奥宮にお詣りしていないことでした。あの時は、剣が峰登頂が済んだら、食事が済んだら、と思っているうちに雨が降り出し、うっかりバタバタと下山してしまったのでした。
そのことをお詫びしたい気持ちもあり、梅宮大社へは自然と足が向いたといえます。
木花咲耶姫命にご挨拶できただけで、ちょっと満足でした。



続いては、桂川を渡って対岸の松尾大社へ。

松尾大社


亀と鯉が神の使いとされているそうです。亀さんの石像をなでなで。
酒造りの神として厚い信仰を受けているだけあって、ずらりと並んだ酒樽のお供えは圧巻でした。

境内の亀の井にお水を汲みに来ている方が行列をつくっていました。私も少しいただきたかったんですが、みなさんペットボトルを何本も持参しているので、時間がかかりそうで断念しました。きっとありがたくおいしいお水なんでしょうね~。
境内では、お餅つきの真っ最中。節分祭の準備だったのでしょうか。


こちらでは重森三怜作の庭園を楽しみにしていました。
~三つの庭から成る松風苑三庭~

 平安風の「曲水の庭」
     
           
               磐座(いわくら)風の「上古の庭」

鎌倉風の「蓬莱の庭」

石が美しい青色で、ものすごい存在感でした。この青石は阿波の吉野川産だそうです。

重森三怜という作庭家は、石の据え方に特徴があります。自然界を模写するのではなく、石の気勢をこれでもかといわんばかりに荒々しく躍動的に表現しているなあと思います。ここ数年とても注目されていますが、重森三怜が活躍していたのは30年以上前のことです。時代が彼の感性に追いついたのかもね。
石の放つ存在感と躍動感に圧倒されそうになります。



続いては、歩いて鈴虫寺へ向かいました。
この旅は地図に嫌われていました。鈴虫寺へもかなり道迷いして遠回りしながらたどり着きました。だめだな、私。こんな地図読みしてたら、山なら遭難してしまう~、とか思いながら随分戻ったり通り過ぎたりしていました。

鈴虫寺
わらじをはいたお地蔵さんと、鈴虫の音色の中で聞くお坊さんのお話があまりにも有名な鈴虫寺へ。
この日は平日だというのに、かなり若い男女でいっぱい。お坊さんのお話では10~20代女性の参拝者が圧倒的に多いそうです。繁盛期には1~2時間待ちもあるとかで本当に人気のあるお寺でした。
お庭もよく手入れしてあって、ゆっくり観賞したかったのですが人が多すぎて無理でした。足を留めることもままならず、写真も撮れませんでした。残念。
鈴虫寺の幸福御守をいただいて、お地蔵様にお願い事をしてきました。


近くの苔寺には、事前に拝観申し込みをしていなかったので伺えませんでした。
前日まで行き先を決められずにいたくらいですので、仕方なくあきらめました。


今日のお詣りの予定はここまで。しかし時間はまだたっぷり。

先週は雪が降っていたという京都情報を聞き、雪中の街歩きもあるかもと準備してきた私。かなりの防寒対策をしていきました。
まず、防寒ありき。次に歩きやすさ。
おんなひとり旅のイメージとはほど遠い、インシュレーションジャケットにスニーカー姿。ノリは山歩きと大差なし。
山と違うのは、街を歩くのでザックはやめとくことにしてハンドバックを持ちました。

そんなスタイルなものですから、いつものくせでガツガツ歩いてしまったんです。
いちばん軽いスニーカーを選んで履いてきたのだから当然と言えば当然のペースです。
ここから嵐山まで移動しようか、街へ戻ろうか迷って結局、烏丸に移動しました。
大丸をプラプラしたり、錦市場をプラプラしたり、たこ焼きを食べたり、お漬け物を試食したりして何気に楽しい時間を過ごしました。

地図に嫌われていた私は、この日の宿へたどり着くにも一苦労しました。
道迷いもひとりだとさみしい。里山のひとり歩きとは違う、なんともいえない心細さでした。



続きます

冬の京都へ行きました♪

2008-02-02 | おでかけ
中国産の食品からとうとう中毒症状がでてしまいましたね。
我が家は食費の負担になろうとも、中国産食品はスルーしています。
とはいっても、加工品の原材料のことまで考えると中国産を完全に避けることは困難。食品自給率の低い国のニンゲンとしては、つらいところです。
生活費がかさむようになってきたところに、イタイ追い打ちですね。


さて、そんな混乱の中私はというと・・・また京都へ行ってきました。
街はバレンタイン商戦一色、寺社は節分祭の準備一色の、真冬の京都でした。
京都の冬の寒さを覚悟してかなりの防寒対策をしていったこともあり、やっぱり東北の方が寒いじゃんか~、と感じたんですがどうなんでしょう、本当のところ。

昨秋に訪れたばかりの京都でしたが、今回も思うところあって再訪してきました。
何度行ってもまた足を運びたくなる、京都の魔力に憑かれたかも(^_^;)

今回の旅は、私の「人生はじめて」経験もいくつかありました。
いつもながらの貧乏旅行(新車買ったばっかりだし・・・)でしたが、それはそれでおもしろかったです。

旅の感動記事をUPするために、これから頑張ってまとめます。