かいうの飼い葉桶

~~一歩ずつ前に進もう!~~ 

多肉植物”愛”

2009-09-15 | Weblog

私が多肉植物に惹かれ、少しずつ集め出したのが10年以上前。
これまでにたくさんの品種を買い求め、長く育てているものもあればひと冬(あるいはひと夏)も越せずにとろけてしまったものなど様々です。

ひとくちに多肉植物といっても、非常に奥が深く生育条件も異なります。
育て方も一筋縄にはいきません。
そんなこともあって、これまで育て方について紹介するに至りませんでした。

ここでも特に一般的な育て方について紹介しています。
園芸にのめり込んでゆくと、いつのまにか希少価値や育て方の難しい品種にあこがれ、手元で育てたい願望に駆られます。(もちろん私もそのひとりです。)
どうしてもそのフォルム(容姿)に惹かれてしまう品種もあります。原産地や科が異なれば、育て方は変わってきますし、そこまでいくと、これはもう試行錯誤の連続です。

中には加温が必要であったり、遮光が必要であったり、夏の通風に注意が必要だったりと気むずかしい品種もたくさんあります。

そういった品種を育ててみたくなったときには、ぜひよく調べて購入してください。
人を魅了して止まない品種は、それなりに気むずかしいことが多いからです。



↑↑ なんて分かったようなことを言っておりますが、私もたくさん失敗してきました。形に惹かれて衝動買いしたものの、数ヶ月で消滅させてしまった株も数え切れません。何度も泣いてます(´・ω・`)ショボーン



私が多肉植物に惹かれる理由のひとつに、「厳しい環境に耐える健気さ」があります。私の住んでいる環境に合う植物といっしょに暮らすのがいちばん、と今は考えます。丈夫なものを放任ぎみに可愛がるのが私と多肉植物のつきあいかたです。




夏の思い出

2009-09-14 | 地元、福島
お盆に帰省した時、久しぶりに地元の海へ行きました。
その他には何もしなかったに等しいので、それだけが思い出(笑)

父が毎日歩いているというので、そのお供です。
堤防近くまでクルマで乗り付けて、波打ち際を裸足で歩きました。

こじんまりとした海岸ですが、海水浴客とサーファーで賑わっています。オートキャンプ場が穴場人気になっているとか、お盆明けには世界サーフィン大会が開催されるとかで、なかなか活気がありました。

水着姿の子供達やサーファーが海に入っていく中、波打ち際を歩きました。そういえば、サーファーっていつから帽子を被るようになったの?
私は紫外線防止の完全装備なので、深いキャップと長袖シャツ、そして首には手ぬぐいをグルグル巻きです。父は麦わら帽子を被っていましたし、この一団は明らかに地元臭を放っていたと思います。

裸足で波打ち際を歩くってのは、とってもよかったです。なんか、五感が心地よく刺激されて気持ちいい。そう、タラソテラピーですよね。
海の水の冷たさ、砂の感触、潮のにおい、子供達の歓声、まぶしい夏の日差し。
地元満喫、って思える時間でした。
特に、裸足で小一時間歩く行為は滅多にしないですが、これがよかったのかな。寒くなるまで毎日やりたいなあと思ったほどです。

山歩きとは違った充電方法を知りました。海も偉大ですね。


川;゜ο゜)m ・・!!

あ。でももう、来週は秋彼岸ですね。
波打ち際はもう寒いと思います。海遊びにはご注意くださいね。
海は危険がいっぱいだからね。




多肉植物の植え替えのコツ

2009-09-11 | Weblog

多肉植物は意外と生長が早い品種も多くあります。
例えば、セダムは気温上昇と共にグングン伸びますし、アロエの仲間では子株をたくさんつけるものもあります。



大きくなった多肉植物は植え替えた方が生育が良くなります。
目安は2年に一回くらい。5号鉢以下のものは原則として毎年植え替えます。

元気がない時は、たいてい根が弱っていますので、このような時は鉢から抜いて根をチェックしてみます。
根っこが鉢の底穴からはみだしているような時は、必ず植え替tえてください。但し、真夏・真冬は避けます。

多肉植物の植え替えには、一般の草花とは少し違ったコツがあるので紹介します♪

























多肉植物の植え替えのコツ
植え替えは冬季や梅雨時は避けて春秋に。
夏型種は3~5月
冬型種は9~11月に
植え替え準備 一週間ほど水やりをしないで、よく培養土を乾かします。これはサボテン・多肉植物ならではのポイントです。
株の準備 株を鉢から抜きとります。根についた培養土を指や竹箸などで綺麗に取り除きます。なるべく根を傷めないように、やさしく。
次に古い根を整理します。古い根は茶色く変色していたり、ひからびたりしているので、よく見分けてください。
長くのびた根も適度に切りつめます。
植え付け方 根を四方に広げるようにして株を入れ、培養土を周囲からていねいに隙間なく入れていきます。
多肉植物の鉢ものは3号鉢くらいの小型のものもありますので、細かい作業になります。
培養土を入れたら、鉢をトントンと持ち上げて土を落ち着かせます。
そして、植え替え直後には水を与えません。
数日間乾いた培養土のまま放置します。これも多肉植物ならではです。(植え替え直後に水を与える方法もあるようですが、子株の時に有効のようです。)
植え込み後の
管理
植え込んだ後、1週間は水やりをしません。1週間後にたっぷりと水やりします。さらに2週間目にまたたっぷりと水をあげます。それ以降は通常の管理に戻します。土の表面が乾いたら、1~2日待って水やりをします。
株分けをする場合 株を分けるは、無理にせず根をほぐすように分けます。




これからの季節は植え替え作業にぴったりですね。
数年植え替えしていない多肉植物をお持ちでしたら、ぜひこの機会に植え替えしてあげませんか??



秋遅くに植え替えをしてしまうと、根が活着する前に寒さが来てしまうこともあります。そうすると冬越しに影響がでてしまいますので、適期を見計らってくださいね♪



ちなみに私は毎年、「ススキの穂が出る頃」をタイミングに植え替え作業をしています。これは秋の園芸作業に適した気温を知る目安になっています。




多肉植物の育て方 ☆基本の育て方☆

2009-09-07 | Weblog

多肉植物の育て方を紹介します。



多肉植物(含むサボテン)は、水を与えなくても育つとか、室内のインテリア感覚で育てられる、というのは 都市伝説 (*≧m≦*) だと思います。手間がかからない、という特徴がひとり歩きしちゃってます。



基本、植物は日光を浴びて光合成をし、根っこから水を吸って生きています。多肉植物も同じです。ただ、ちょっとだけ乾燥に強く、ちょっとだけ頑丈な性質を持っているだけです。



なぜか、というと 多肉植物の原産は雨の少ない地域が多いのです。
原産地の気候を意識してみると、多肉植物の育て方は難しくはありません。

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多肉植物を育てる基本ポイント
暑すぎるのと寒すぎるのがきらい
光はたっぷり
日光は好きですが、じめじめした湿度がきらい
水の与えすぎに注意





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手間がかからないと思われている多肉植物の仲間たちですが、そこがひとつのポイントになっています。
「たまに水をあげるだけでいい。」とか、「丈夫だから放って置いても平気。」
これが意外と盲点になるんですね。
よくありがちなのが、放っておきすぎ!
気がついたら枯れていたっていうまで放置してはいけません(泣)。
手がかからない植物だからと油断して、いつのまにか世話を忘れてしまったり気がついたら枯れていたりというケースが実は多いみたいです。

そこで大切なのが・・・


たまに水をあげるって、いつあげればいいの?
放って置いても大丈夫って、どこに置いてもいいの?

ちょうどいい感じに放任するために、基本の育て方を紹介します。


































育て方の基本
置き場所 日当たりと風通しがポイント
日当たりの良い、風通しの良い場所を好みます。
梅雨など雨が多い時期は、雨がかからないところへ。
冬は日当たりの良いベランダか窓際に置きます。
水やり 用土が乾ききってから与えるのが基本です。
水は少なめに、というのは回数を減らすことです。
与えるときはたっぷりと。水が鉢底から流れ出るまで与えます。特に成長期の春と秋には水をほしがっています。
肥料 多肉植物はゆっくりと成長するので、あまり肥料を必要としません。肥料は植え替え時に、窒素分の少ない有機質肥料を鉢底に入れてあげます。
肥料の与えすぎは禁物です。
用土 品種によって好む用土は異なりますが、水はけのよい土が基本です。はじめての方は多肉植物専用の培養土を使ってみてください。
植え替え 2年に1度の割合でひとまわり大きな鉢に植え替えます。
多肉植物は生長がゆっくりしていますが、根は意外とよくのびるものもあります。
病気と害虫 かかりやすい病気は黒点病。害虫では、ダニ、アブラムシ、コナカイガラムシ、ネジラミなどに注意します。
病害虫を防ぐためには、風通しがよく雨を避けられる場所に置くことが基本です。


 





















季節ごとの管理
春や秋の気候の良い時期に生育します。
日本の夏の熱帯夜と霜が苦手。冬は冬眠して活動停止。
【春】 暖かくなったらできるだけ戸外で日光浴をさせてあげてください。多肉植物にとって生育期なので一週間に1~2回たっぷりと水やりを。
【夏】 多肉植物の仲間は、高温多湿の梅雨から夏にかけて、弱ったり腐りやすくなります。日本の夏の熱帯夜が苦手。雨にあてないようにすることと直射日光を避けられる場所へ移動します。水やりの回数は減らして、朝方と夕方に。
【秋】 涼しくなると生育期にはいります。管理は春に準じます。紅葉する品種は、水やりを控えて株をいじめると、見事に色づきます。水の与えすぎは、根を腐らせたり、軟弱な株の原因になります。
【冬】 冬型種以外は休眠期にに入ります。凍らない室内の明るい場所においてください。ただし暖房の効き過ぎはよくありません。水やりは基本的に与えません。



ここではいわゆる基本の育て方を紹介しています。原産地の気候が様々で、多くの科に属する多種多様な形態を持つのが多肉植物です。一筋縄ではいきません(A;´・ω・)アセアセ

科や属ごとの育て方のコツはまた別の機会に紹介しますね。




多肉植物の性質と生育サイクル

2009-09-06 | Weblog

一般的なイメージでは、「サボテンや多肉植物は寒さに弱く、水を与えすぎると枯れてしまう。」と思われがちです。
しかし、多肉植物はとても過酷な生育環境に順化して生き抜いてきた品種です。そんなに弱くはありません。どちらかというと、弱光線下で育ててしまったために株が軟弱になり、枯れてしまうことのほうが多いようです。


多肉植物は原産地も様々。
砂漠や雨の少ない地域、霧しか水分がとれない様な山岳地帯、渇きやすい場所、中には高温多湿のジャングルが原産地のものまであり、実に多種多様です。
そんな過酷な生育環境を生きるために、水分を蓄えた多肉質の太い茎や葉、根を持っています。そういう植物のことを総称して多肉植物と呼んでいます。


多肉植物の原産地は世界中に分布していますが、主にアフリカ大陸、アラビア半島、マダガスカル島原産のものに人気があります。
中には日本原産種もあり、ミセバヤなどが人気種です。環境が適しているために育てやすくとても丈夫です。



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同じ科、属の多肉植物でも品種によって生育環境が大きく違うものも多々あります。

一般的な多肉植物は砂漠性気候原産のものが多いです。
昼は温度が上がり、夜間はマイナスまで冷え込みます。そして燦々と注ぐ太陽光と乾いた風、乾いた空気といったイメージです。
雨期と乾期があり、昼夜の温度差が明確な気候というのがポイントになります。


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多肉植物は、夏型・冬型に分類されることがあります。これは生長サイクルごとの分類で、春~夏に生育するタイプと、夏は休眠して冬に生育するタイプがあります。



































夏型種(春から初夏にかけて生育する品種群)

大多数の多肉植物がこちら。
真夏は半休眠。



冬型種(秋から翌年春にかけて生育する品種群)
主に南アフリカ原産の品種に多い。
同じ科、属でも生育サイクルが細かく分かれるので注意。
真夏は完全休眠。
夏の水やりを控える。



代表的な冬型品種
アガベ属 オロスタキス属
セネキオ属の一部 クラッスラ属(小型種の一部)
パキポジューム属の一部 リトープス属
メセン類 ハオルチア属
アロエ属の一部






多肉植物の魅力とグループ

2009-09-03 | Weblog

多肉植物には、実に多くの品種があり、日本語の流暢な名前のついているものもたくさんあります。
それだけ愛好家が多く、中には高値(コレクターズプライス)がつくものも!

日本では、価値を認めらた品種に漢字表記の名前が与えられ、その名前で流通しています。それがややこしくなっている理由でもあり、魅力でもあります。

多肉植物を大雑把に分類してみます。

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植物体全体が多肉になっているもの
サボテン科、アロエ科、ベンケイソウ科など

→特徴:普通の草の姿で、茎も葉も分厚くなっている。



茎が厚くなっているもの
トウダイグサ科、サボテン科、ユーフォルビア属など

→特徴:茎は厚く太くなる。葉があるものでは、さほど厚くなく、ものによっては乾季には葉を落とす。また、葉が刺になってしまったものもある。茎は緑色になり、光合成を茎行なう。茎が多肉化したものでは丸い形をしたものも多い。



葉が厚くなっているもの
リュウゼツランの仲間、メセン類など

→特徴:葉が厚くなっているものは茎はごく短くなっている。リュウゼツランの仲間は、葉が厚くなっているだけで、普通の草のような姿のものもあり。中には葉がさらに厚くなり、ほとんど棒状となり、草全体もほぼ球形のものもある。








多肉植物ってなに?

2009-09-02 | Weblog

多肉植物を育てていらっしゃる方が増えていると感じます。私、白星かいうもそのひとりです。せまいベランダに多肉植物を並べて、にやりとしています。

実は、私が好きな植物のジャンルというのがありまして、それは
「厳しい環境に耐える植物」というものです。



高山植物や海辺の植物、そして多肉植物などがこれに当てはまります。厳しい自然環境に適応するために進化したその姿に萌え[E:heart]なんです!



多肉、多肉とよく聞きますが、多肉植物とはナニモノなのか?あえて書きたいと思います。





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数年前から大人気の多肉植物。サキュレントと呼ばれることもあります。
ぷくぷくっとしてかわいい姿と手のかからないあたりが人気の理由でしょうか。

でも、多肉植物って何?
   サボテンとは違うの??
   種類が多すぎてわかんない!!!
そう思っている方も多いようです。

私流にカンタンに説明すると、こうです。
多肉植物は言ってみれば「とげのないサボテン」の総称。←雑すぎ!!
観葉植物と同じくらいの広いくくりをもった分類だと思います。

すこし詳しく分類していくと、サボテンも多肉植物に含まれますが(ややこしい?)、
とげのあるものをサボテン、とげのないものを多肉植物と便宜上区別して呼んでいます。
(※正確には、多肉植物の中で、サボテン科のものを区別してサボテンとしています。)



多肉植物は、葉、茎または根の内部の柔組織に水を貯蔵している植物の総称です。
砂漠や海岸のような乾燥地帯に生育するものが多く、環境に順化した姿なのでしょうね。
体内に水を蓄えるようになった部分が多肉化したのですが、多肉化する部分は、

・植物全体
・主として葉
・主として茎などと、植物によってさまざまです。

種類は非常に多いです。多くの科にまたがるジャンルです。
しかも園芸品種としてもかなりの数の育成品種がありますから、同じように見えても違う名前がついているということが多々あります。

そう、奥の深~いマニアックな世界も存在するジャンルなのです。