多肉植物の育て方を紹介します。
多肉植物(含むサボテン)は、水を与えなくても育つとか、室内のインテリア感覚で育てられる、というのは 都市伝説 (*≧m≦*) だと思います。手間がかからない、という特徴がひとり歩きしちゃってます。
基本、植物は日光を浴びて光合成をし、根っこから水を吸って生きています。多肉植物も同じです。ただ、ちょっとだけ乾燥に強く、ちょっとだけ頑丈な性質を持っているだけです。
なぜか、というと 多肉植物の原産は雨の少ない地域が多いのです。
原産地の気候を意識してみると、多肉植物の育て方は難しくはありません。
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多肉植物を育てる基本ポイント |
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暑すぎるのと寒すぎるのがきらい |
光はたっぷり |
日光は好きですが、じめじめした湿度がきらい |
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水の与えすぎに注意 |
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手間がかからないと思われている多肉植物の仲間たちですが、そこがひとつのポイントになっています。
「たまに水をあげるだけでいい。」とか、「丈夫だから放って置いても平気。」
これが意外と盲点になるんですね。
よくありがちなのが、放っておきすぎ!
気がついたら枯れていたっていうまで放置してはいけません(泣)。
手がかからない植物だからと油断して、いつのまにか世話を忘れてしまったり気がついたら枯れていたりというケースが実は多いみたいです。
そこで大切なのが・・・
たまに水をあげるって、いつあげればいいの?
放って置いても大丈夫って、どこに置いてもいいの?
ちょうどいい感じに放任するために、基本の育て方を紹介します。
育て方の基本 |
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置き場所 |
日当たりと風通しがポイント 日当たりの良い、風通しの良い場所を好みます。 梅雨など雨が多い時期は、雨がかからないところへ。 冬は日当たりの良いベランダか窓際に置きます。 |
水やり |
用土が乾ききってから与えるのが基本です。 水は少なめに、というのは回数を減らすことです。 与えるときはたっぷりと。水が鉢底から流れ出るまで与えます。特に成長期の春と秋には水をほしがっています。 |
肥料 |
多肉植物はゆっくりと成長するので、あまり肥料を必要としません。肥料は植え替え時に、窒素分の少ない有機質肥料を鉢底に入れてあげます。 肥料の与えすぎは禁物です。 |
用土 |
品種によって好む用土は異なりますが、水はけのよい土が基本です。はじめての方は多肉植物専用の培養土を使ってみてください。 |
植え替え |
2年に1度の割合でひとまわり大きな鉢に植え替えます。 多肉植物は生長がゆっくりしていますが、根は意外とよくのびるものもあります。 |
病気と害虫 |
かかりやすい病気は黒点病。害虫では、ダニ、アブラムシ、コナカイガラムシ、ネジラミなどに注意します。 病害虫を防ぐためには、風通しがよく雨を避けられる場所に置くことが基本です。 |
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季節ごとの管理 |
春や秋の気候の良い時期に生育します。 日本の夏の熱帯夜と霜が苦手。冬は冬眠して活動停止。 |
【春】 |
暖かくなったらできるだけ戸外で日光浴をさせてあげてください。多肉植物にとって生育期なので一週間に1~2回たっぷりと水やりを。 |
【夏】 |
多肉植物の仲間は、高温多湿の梅雨から夏にかけて、弱ったり腐りやすくなります。日本の夏の熱帯夜が苦手。雨にあてないようにすることと直射日光を避けられる場所へ移動します。水やりの回数は減らして、朝方と夕方に。 |
【秋】 |
涼しくなると生育期にはいります。管理は春に準じます。紅葉する品種は、水やりを控えて株をいじめると、見事に色づきます。水の与えすぎは、根を腐らせたり、軟弱な株の原因になります。 |
【冬】 |
冬型種以外は休眠期にに入ります。凍らない室内の明るい場所においてください。ただし暖房の効き過ぎはよくありません。水やりは基本的に与えません。 |
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ここではいわゆる基本の育て方を紹介しています。原産地の気候が様々で、多くの科に属する多種多様な形態を持つのが多肉植物です。一筋縄ではいきません(A;´・ω・)アセアセ
科や属ごとの育て方のコツはまた別の機会に紹介しますね。