かいうの飼い葉桶

~~一歩ずつ前に進もう!~~ 

いも漬け 再び

2009-03-13 | 地元、福島
ここ数ヶ月、いも漬けの記事を検索してくださる方が多いです。

当時の記事は → いも漬け? 2008-05-09

福島県の会津地方の郷土食なんですってね。あの時は私もはじめて聞いたので、福島の母に電話をかけてレシピを聞きました。

「じゃがいも床」、「いも床」、「いも漬け」、「かんぷら漬け」 などなど、呼び方はいろいろあるみたいです。
福島ではじゃがいものことを「かんぷら」って呼ぶことがあるから、母が探してくれたレシピは、「かんぷら漬け」となっていました。






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かんぷら漬けの材料

じゃがいも(皮付きでよい) 5キロ
ざらめ           3キロ
塩             2.5キロ
みょうばん         30㌘
とうがらし         4~5本

だって。
分量が福島の大家族向きなんですけど・・・

ふかしたじゃかいも(かんぷら)をつぶして熱いうちにざらめと塩とみょうばんを混ぜ混ぜ。
なす、きゅうり、だいこん、にんじんなどの野菜にまぶすようにしてじゃがいも床に漬け込み、野菜が浸かる程度の水を足して中蓋をし、重しをする。
あとの管理は三五八漬けと同じで、野菜から出た水を捨て、塩を足して調味すればよいのだって、と母が教えてくれました。と言っても、母はレシピを読んで伝えてくれただけで、自分で作ったことも食べたこともないらしい。


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↑これが昨年の記事。母も私も、レシピを確認してみて「つくってみようか~」っていう会話をしたところまででした。

その後、私は母が教えてくれたレシピをもとにかんぷら漬けの床をつくってみました。分量は、上記レシピの10分の1量で。それでもボウルいっぱいにたくさんできました。

ふかしたじゃがいもをつぶして、砂糖・塩・みょうばんを混ぜるととろとろクリーミーなマッシュポテトみたいな状態になります。
ちょっと舐めてみたらかなりしょっぱい!!(いぎなししょっぺぇ!!)

最初は三五八漬けの感覚で、この床にキュウリを丸ごと漬けてみました。
・・・だけどね、床がしょっぱすぎて上手くいかなかったんです。
その後、床に野菜を埋め込むのではなく、野菜に適量のいも床をまぶすほうがウマいことに気付きました。
(母が教えてくれたレシピはよかったのだけど、私の使い方が間違ってたらしいヨ)

そしてさらに、つくりたてのいも床よりも、寝かせてから使った方がマイルドでおいしくなるという情報を得ました。
たくさんできたいも床は、冷蔵庫にタッパで保存してありました。
確かに数ヶ月経ってから使ってみた時のほうが、おいしかったです。塩のキツさが消された感じ?

じゃがいも床、いも床、いも漬け、かんぷら漬けなどなどの検索でいらして頂いた皆様、どうでしたでしょうか??

私のおすすめ、実はこっちが福島のスタンダードの「三五八漬け」もぜひどうぞおためしください。麹の乳酸発酵でめっちゃうまいですよん♪
私の常備漬物は、三五八漬けとからみ漬け。どちらも帰省の際に買い込んでくる逸品です。

四谷の千枚田

2009-03-12 | おでかけ
平山明神山へ向かう途中に、以前から観たかった四谷の千枚田に寄りました。
この日はナビ任せで登山口に向かったのですけど、ナビに誘導されるがままちょうどここを通ったっていう偶然です。
おかげで知っている道よりもかなりの峠道を走りましたけど(汗)時々とんでもないことをしでかすうちのナビくん。これまでもちゃっかり私道を通ったり、目的地周辺でさりげなく放置プレイしてたり。いろいろ前科があります。
ナビくんしっかりしてくれ。
だけど今回だけは褒めて進ぜよう。いい寄り道をしてくれたよね~。


ここまで苦労して山間地に田んぼを切り開いた先人に敬意を感じずにはいられませんでした。とにかく圧巻です。

さすが、田んぼにするだけあって沢の水量が豊富な土地のようです。
ってことは、開拓した時には土石流もたくさん発生したんだろうな・・・一体何人が命を落としたんだろう。

日本人はここまでしても米を作りたかったのだね。東北の平野部出身の私には想像もつかなかった光景です。人と山と水との鬩ぎ合いが見えますよね。凄い迫力です。
この田んぼが水をたたえ、田植えがされた頃にまた観たいな。

それとやっぱり米を食べるべきだと思いましたね。