かいうの飼い葉桶

~~一歩ずつ前に進もう!~~ 

熊野三山の大木・御神木

2009-05-21 | おでかけ

熊野速玉大社の大椰




  
本殿内の椰には、セッコクが着生していました




熊野那智大社の大楠





樹木の中をくぐりました。

青岸渡寺のモッコク




熊野古道大門坂の夫婦杉









たくさんのパワーを分けてもらえました♪


大門坂の杉や桧も立派なものばかり。

植生に関する書物を読むと、鎮守の森のことや紀伊半島のことが例に挙げられていることが多々あります。この旅でようやく、自分の目で確かめられました。

樹木が健やかに大きく育つ環境がこの土地にはあるのですね。
自分がなぜ山を歩いたり、神社にお詣りしたり、樹木に興味を持ったりするのかは、ぼんやりとした疑問でした。それが熊野に行って少しずつ見えてきたような気がします。断片的なようで全て繋がっているですね。

リスペクト!大樹
リスペクト!紀伊半島

富士山麓めっちゃ混み

2009-05-13 | おでかけ
なぜ今頃、おでかけ記事を毎日せっせとUPしてるかというと・・・遊ぶのに忙しくておでかけ記事がたまってるのよ。
だからおでかけ記事はまだ続きます。


GW期間中はどこもかしこもめっちゃ混み。今年は特に高速道路が大渋滞で大変な事になりそうだって、散々報道されてましたし。
でも、おでかけしてしまった。はい、1000円につられたパンピーがここにもいます。

ただね、桜エビが食べたかっただけなの。毎年通ってる、由比漁港に行きたかっただけなのです。
渋滞と行列を逆算して、開店3時間前に自宅を出発しました。とにかく事故渋滞があちこちで頻発していて、高速にも乗れない状況。通常ならば1時間半のところを3時間かけて辿り尽きました由比漁港。でもその日、浜のかきあげやさんは店休日でした。泣けるーーーーーーーー

次の日が桜エビまつりのために休みということは事前に調べてあったのよ。でも2連休だったらしい。泣けるーーーーーーーーー

こんな時の憂さ晴らしってどうします?やっぱりおいしいものを食べるしかないじゃない?
桜エビが大好きで渋滞の中を楽しみに運転していった夫をなだめる方法って、それしかないじゃない?

そこで代打登場、富士市に向かいました。
マスコミ露出の高さでは浜のかきあげやさんにも劣らない、魚河岸丸天・富士店へ直行です。開店と同時に入店して海鮮かき揚げのタワーと丸天丼を注文したのは「勢い」ってやつです。こちらが特盛りで有名なお店だということも、食べきれないことも分かっていました。
だけどそうするしかなかった。渋滞の挙げ句、桜エビにふられた私たちに冷静な判断力は残っていなかったのです。
おそろしいくらい満腹になったけど、おいしかったですわ♪

DHはいい仕事をしてくれました。よって軌道修正も上手くいき、次の目的地の富士五湖方面へ向かいました。

私たちは今まで本当に富士山に嫌われていました。富士山目当てで行動した時に晴れた事がないどころか、富士山が一瞬も見えないことさえめずらしくないのです。
そーーーれーーーがーーーーぁぁ!


なんと快晴。桜エビと引き替えに神様が情けをかけてくれたのかもです

R139は割とスムーズに進んだものの、ちょうど道の駅朝霧高原のあたりで前方に渋滞発生。桜エビショックから完全復活できない夫は、仮眠をとりたいと言い出しました。仮眠する事1時間。渋滞はますます悪化してます。

これ以上渋滞に参加するのはキツいので、昼風呂でも浴びようかということになり朝霧高原グリーンパークへ行ってみたところ潰れて閉鎖されてました(爆
予定はどんどん変更されて、県道のエスケープルートを北上して、富岳風穴へ向かいました。
青木ヶ原樹海の中を通っている道で、周辺には牧場が点在しているカントリーロードです。「地元優先」という標識があり、笑えました。トラクターが前方を走っていても、牛さんが横断していても「地元優先」ってことかしら。農免農道みたいなことかしら。
R139の渋滞がウソみたいに、ガンガン走れます。あっという間に富岳風穴に着きました。

中に入るとひんやりと寒い天然の冷蔵庫です。

青木ヶ原樹海の中を通っている東海自然歩道を歩いてみました。



樹海の中といっても、自然歩道はよく整備されて道幅も広く歩きやすいです。
だけど歩道を外れてみようとは思えなかったですね。溶岩は平らではないし、足場の確保が大変そう。それに迷ったら嫌だし、何か見つけちゃったら嫌だし。


  
樹々は溶岩の表面に根を這わせて自立しているので、ひどく屈折したり倒れたりしながらも、森を形成しています。

  
以前から青木ヶ原樹海にはとっても興味があったんです。
土壌のない溶岩の上にできあがった、1000年の森と言われる樹海。

樹海の中にはかなり立派な大木になっているブナもあるらしいですよ。樹木の生き方って本当にたくましいですね。動物界よりも厳しい生存競争がそこにあるように思います。




夕方になって、西湖へ移動。キャンプ場となりの温泉に入ろうと思ってたんですが、キャンプ場からタオルをぶら下げた人達が続々と温泉施設に吸い込まれていく様子を見ていて、あまりの混みように夫が拒否反応を示しました。

富士五湖周辺でも河口湖や山中湖側は温泉がたくさんあるけれど、今日の混み具合ではそっち方面には近づけない、というか近づいたらまた渋滞に参加しちゃう。

比較的混んでいない西湖でもこの様子。本栖湖、精進湖方面でおとなしくしているほうがよさそうです。少ない選択肢の中から、旧上九一色村(現在は甲府市)の交流施設上九の湯へ行きました。お役所の出張所やらプールやら診療所やらが集まっている施設。お役所の窓口で市職員らしき人(Yシャツ・IDカード着用のメガネのお兄さん)にお金を払ってお風呂に入りました。ちょっと面白かった(笑
お風呂は地元民いこいの場って感じ。近所のおばさま方が介護の話や婦人会の話で盛り上がり中でした。


次の日は富士山の眺望を楽しめる山を歩く予定。登山口近くの精進湖・県営駐車場で車中泊しました。

熊野詣で その3

2009-05-12 | おでかけ
熊野詣での旅、もう2週以上前になるんですね。おでかけ記録もこれで〆ます。
今思い出してもとてもいい土地だったな、うん。

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熊野三山にお詣りした後、まずは新宮市内で和歌山ラーメンの昼食をとりました。そして昨日、強風と豪雨の中、ほとんど視界が開けない中を走ってきたR42を今日は晴天の帰路を辿るのでした。

このあたりの土地はとても麗しく、常緑樹の樹勢がとても健やかそうに見えました。前日が豪雨だというのに、熊野川は濁る事もなく穏やかに水を湛え、熊野灘は青くてきれい。土地の懐の深さなのかな。
地元の人もなんか大らかというか、自由な感じ。道端の路駐は当たり前?みたいだし、サーファーはおちり丸出しで(国道そばで)お着替えしてるし!

速玉大社の御神木だったナギの木は、海岸沿いにたくさん自生していました。
R42を進み、県境を越えて熊野市まで快適なドライブ。
海岸の砂は白いし、海は青い。七里御浜はとってもキレイ。



花の窟神社



大きな岩が御神体で、イザナミノミコトをお祀りしてあります。


そのとなりにまるで子供のような大きさの岩が、カグツチノミコトをお祀りしてある岩です。

この神社には社殿がなく、自然信仰の姿を残しているんですね。
これまでも磐座を見た事は何度かありましたが、熊野は自然信仰にふさわしい土地という感覚が沸き上がってきます。いや、発想が逆かもしれないです。この土地には信仰したくなるほどのチカラが備わっているのですね。

   
こちらの狛犬さんがめっちゃカワイイ
アニメちっく


獅子岩

感動するほど精悍な獅子の横顔。ワンダホー

 
七里御浜ではこいのぼりの目刺しを干してました。うそです。

鬼ヶ城

昨日の悪天の影響で、この日は千畳敷より先は通行禁止。
ちなみに鬼ヶ城と獅子岩も世界遺産です。

ここで美しい七里御浜ともお別れして、リアス式海岸が始まります。R42は一変峠越えの続く山道へと変貌しました。

きのうは知らなかったので大宮大台ICで高速を降りましたが、今年もうひとつ先までICが開通してたらしいので、帰路はその紀勢大内山ICから紀勢自動車道に乗りました。そしていつものごとく、四日市渋滞に参加・・・
1000円で遠くまでおでかけしたい気持ちは皆同じ、遊んで帰る時間も皆同じなんだよね~。

事故渋滞のようだったので、とりあえずSAで仮眠を取り、様子をみることにしました。そしたら走り屋が来るわ来るわww 走行会か何かあったのかしら?車種ごとにグループを組んで数分おきにやって来ては去りのエンドレス状態でした。マフラー音大きくて眠れませんけど。
走り屋さんって最近めっきり見かけなくなったと思ってたけど、まだ元気だったのね。しかも関西ナンバー多めの中で、北関東ナンバーや千葉ナンバーなどなど、普段はみかけないような遠征組が健闘してました。
そっか、うちと同じで1000円で遠くまで走れて嬉しいんだね
名港トリトンとか、やっぱり夜走るとキレイだもんね。

そんな感じで走り屋さん達といっしょに帰路を進み、刈谷SAで温泉休憩。刈谷にも関東ナンバーのクルマがとっても多かったです。

長い長い帰路でしたけど、満足の熊野詣ででしたので充実感でいっぱいでした。

伊勢は七度、熊野は三度 どちらが欠けても片詣り
また行きたいです。


熊野詣で その2

2009-05-11 | おでかけ
熊野詣で、2日目は朝から快晴。昨日の強風・豪雨から一転のお天気でした。
季節はちょうど常緑樹の芽吹きの頃であり、里では田植えの光景が見られました。
これ以上麗しく瑞々しい空気感があるでしょうか。





熊野三山詣での〆は、那智大社です。
参道の大門坂を歩いてみました。



今回は片道の移動時間が7時間もあるというのに1泊2日の強行日程だったので、熊野古道を歩くことは叶いません。
那智大社への大門坂はとても短いものですが、古道の雰囲気を感じることのできる参道です。

熊野那智大社







御神木の大楠は幹の中心が空洞化していて、中を通り抜ける事ができます。樹木の内部に入るなんて経験は初めてでした。


青岸渡寺にもお詣りしました。職員の方がとても朗らかで親切で、気持ちの良い対応をしていただきました。西国三十三箇所第一番札所なんですって。


青岸渡寺の三重の塔と御滝。絵になりますね。


那智大滝を御神体として飛滝神社が祀られています。滝壷のすぐ近くまで行く事が出来ました。このあたりのパワーがいちばんすごかったかな。
夫がココロから解放されたようで、かなり満足そうな笑顔で写真に写っていました。

三山を巡ってみて、那智大社がいちばん私を癒してくれたような気がします。
大門坂の駐車場には朝8時前に到着していたというのに、あまりの居心地のよさに長居してしまい、駐車場に戻った時にはもう昼近かったです。

さて、ここからは長い帰路をたどりながら、快晴の熊野を楽しみましたよ♪

(続きます)

熊野詣で その1

2009-05-07 | おでかけ
25~26日、台風並みの豪雨と強風の中、熊野三山詣でへ行ってきました。
ETCの高速休日割引最高♪ 紀伊半島最高♪



1日目は豪雨の中をひたすら熊野へ向かいました。悪天候のため、予定していた寄り道は殆ど後回し!

東名~東海環状~伊勢湾岸道~東名阪~伊勢道~大宮大台IC下車(ここまで通行料金1000円)あとは峠と海岸が入り組んだR42をひたすら西へ


まずは画像まで。

==========  以下5/7追記  ==========


分かってたんだけど、熊野は遠い。R42を走行中も雨はおさまらず、峠道では霧中を進みました。いったいどんな風光明媚な土地なのか、さっぱり判らず。
熊野灘沿いを走行しても、海は荒れまたも霧が立ちこめるばかり。
途中、何度か道の駅で休憩しながら昼近くにたどり着いたのが、道の駅ウミガメ公園でした。

ウミガメ公園

ここではウミガメの子供を抱っこできました!(GW企画で?)
かなりじたばたと抵抗されたけど(笑 おもしろかったです。

さらに西へ進み、新宮市内に着いたのは昼頃。ネタの大きな回転寿司(←おいしかった♪)を食べ終わってもまだ雨が弱まりませんでした。
新宮からは本宮大社へ向かい、熊野川沿いを今度は北上すること1時間。雨はこの頃ようやく小降りになりました。

熊野本宮大社








本宮を後にして、新宮市へ戻ります。途中、川湯温泉を覗いてみましたが大雨増水のため近づけず・・・それでも河原の露天温泉に浸かっている方がひとりだけいらっしゃいました。度胸ある人ですね。

熊野川沿いを走行しながら、紀伊半島の瑞々しさというか、土地と気候の素晴らしさにホレました。ようやく雨があがり、日差しが照らし出す植生の輝きがもうなんともワンダホー!

熊野速玉大社











ほんとにいい土地です。
浮島の森に到着したら、閉園時間10分前だったので、あきらめました。

この後、那智勝浦町に移動してまぐろを食しました。
日帰り温泉のきよもん湯でまったりしてから、車中泊候補の場所に行ってみると・・・工事中。ショックでした。哀しすぎます。
うろうろしたあと、結局道の駅まで戻り波音を聞きながら眠る事になりました(T_T)