終わり始まりとうりゃんせ

2009年12月09日 01時52分09秒 | 島鉄也
今日はタカんちに行って来た。
早い事でメンバーと別々に住む様になって半年。

今日タカんちに行ったのは
タカのPCにバンド類のデータが多量に保存してあるからだ。
このデータの量が半端無く1テラは下らないんじゃないかってくらいあるので
大容量のタカPCにほとんどのバンドデータが入っている。

12月に入り冬将軍の勢力はだいぶ増しているから自転車に乗ると手が痛いくらいに冷える。
そんな中、コンビニに立ち寄って安物のワインを購入してタカの家に向かう。
ワインを持参するのは毎度の事である。
安物でもとりあえず酔えばいいのだ。

タカのマンションに到着して部屋番号をプッシュする。

「ピンポーン」

無言でタカはマンションの入り口をあける。

部屋のドアは鍵がかかっていないのでドアをあけて入る。

「ただいま~」

と僕は何気に言う。

「おかえり」
と、タカは何気に言う。

安物のワインをテーブルに置き
さっそくタカのPCに入っているデータを物色する。

それを一旦サーバーにアップして後日僕のPCでダウンロードするのだ。
2時間ばかりでその作業を終え二人で茶漬けを食べる。
これがうまい。が、余計に腹が減ったのでまたまたコンビニに菓子を買いに行く。

ほどなくコンビニから帰り滅多にみないテレビを見ながら二人でワインを飲む。
相変わらずテレビ業界は芸人達で満ちている。
しかし久しぶりに観たくだらない番組をワインの肴にすると面白く観える。
ほど良く酔っぱらったところで僕は帰って眠ろうと思いついたので
タカの部屋を後にする。

外は寒さが少し増していて、星は出ていない。
太陽なんて本当に存在するのか疑念を抱くくらいに闇が世界を支配している。
一日は終わるにも終えて、また始まろうとしている。
この一日の終焉と誕生の狭間にひとり自転車で僕は走り抜ける。