目が覚めて

2008年05月29日 03時23分47秒 | 日記
taka

いつも覚えていない夢が珍しく僕の記憶にただ一言だけ残っていた。「贅沢極ま
りなし」という僕が言ったのか誰が言ったのかわからない言葉にいったいどんな
夢を見ていたのだと悩みながら目が覚めた。こういう目覚め嫌いじゃない。言葉
どうりに行動しようとベッドから跳ね起きた。

さて、僕にとっての贅沢ってなんだ?わからないな?と、またベッドに寝転び考
える。。とくにないな。今すぐに贅沢をしろと言われても中々ないもんだ。用事
もあるのでとにかく外に出ようと少し早めに家を出た。

まずはランチだな。いつもサンドウィッチを作って持って出かけるのだが、今日
は全て外食にする。まあ外食多いんだけど。つぶつぶカフェへ。ここは最近テレ
ビや雑誌等で取り上げられている雑穀米を使った料理。いつも店長さんの話は少
し長いんだけどとても納得のいくように熱く話をしてくれる。
そしてディナーはDEVADEVA cafeへ。とってもかわいいお店。期間限定の丼がお
勧めと聞きこちらを注文。メニューに入ればいいのにと思うくらい美味しい。
店を出てぷらぷら歩き本屋が目に留まる。読みかけの本があるが、多少飽きぎみ
なのでその本屋に寄り新しい本を購入。そしてスタバでソイラテダブルを片手に
買った本を読む。

帰りの電車ではまた違う本を。僕は活字が読める時期と読めない時期が極端に差
がある。どんなに面白い本でも読めないときは全く読めない。だからそういう時
期には全く本を開かないないことにしている。今は読める時期だ。

鞄の中はお土産やら本やらでいっぱいだ。
何が贅沢なのかわからないけど、思い付きの贅沢ってこんなもの。

そして今僕の頭の中は空っぽ。これが究極の贅沢なのか。
あまり気分が良いとは言えないね。

贅沢ってなんだよって考えさせられた一日。


初夏の夜は涼しく寂しい

2008年05月28日 01時29分25秒 | 日記
寛司です。

夜が涼しくて気持ちいい。

今日も帰りは遅くなってしまった。
人気の少ない駅からの道を歩いていると足下に黒い枝の様な物が見えた。
よく見るとそれはツヤを持ち蠕動運動をして前進している。
ミミズだ。

雨が降る前日の夜には何を思ってどこへ行くのか、彼ら、または彼女ら(性別はなかったっけ?)はしばしば道路を横断する。
そして次の朝彼らが車に潰されて道路に空しくその痕跡を残しているのを目にする事になる。
僕はその光景が嫌いだ。

僕の目の前を横切るこのミミズは確実に車に潰されるだろう。そう思うと僕は彼をそのまま見過ごす訳には行かない衝動に駆られる。その瞬間僕の頭の中では建設的な理由を求めて思考が交錯する。「これは人間原理から来る自己満足的な偽善か」「いやそもそも彼らから土を奪ったのは僕らだ」。
そういう議論の末僕はいつも彼を土のあるところまで運ぶ事にしている。
このままでは確実に彼は死ぬと思われるから。

僕は素手でつかむか少し考えたが結局近くに落ちていた枯葉を二枚つかって彼を道路から離れた溝に落とした。
これで満足か?と自分に問いながら。

サラリーマン風の中年男性が僕の横を通り過ぎながら僕の顔をまじまじと見た。1秒、2秒、3秒、4秒。4秒だ。僕は数えた。

その後すぐ携帯がメールの受信を知らせる為に右ポケットの中で振動した。
島さんからだ。

「ビール買って来て」。

どうやら作業が一段落したらしい。



東京・心の大草原

2008年05月27日 01時29分47秒 | 日記
寛司
 
― 今は何曲目?
そうか、この曲か、、たった今ジョバーニ・ミラバッシがその感傷的なパッセージを思い入れたっぷりに弾き終えて音の奥行きの後ろへと身を引いたところだ ―

いったい僕は何を見失っているんだろうか。他人の心に近づく程に、僕はその人の心を形作る輪郭を上手くとらえることが出来ない。あなたにはそれは当たり前の事なのかもしれない。でも僕には上手く出来ない。

― 残念なことに、車窓から見える景色は自身を景色と呼ばれる事すら拒む為に挑戦的なまでに退屈な光の帯の連続を用いてそれに抗議していた ―

とはいえ、僕は誰かの心に近づく事で僕はその誰かの心の振動に影響を受けてしまう。僕も同じようにあなたの心の振動を共有出来る。でも本質としてそこにあるあなたの心の輪郭をとらえることが出来ない。

それは火の点いた輪を潜り抜けるのに正確な輪の内周がつかめない不安から、その輪をくぐる気にはなれない可哀相なサーカスの虎の様に。僕はとうとうあなたの心に飛び込む事が出来ない。

― あぁこの曲か、、
イアホンのコードが僕の体とこすれてゴワゴワと不快な音を耳に伝える。
最後にコーヒーを飲んだのはいつだっただろうか。1時間前だ ―

だから僕は運命的な孤独と言う名の神の僕(しもべ)として、心という大草原を掻き分けて「人の心の輪郭をとらえる方法」と書かれたメモが見つかる事を期待しつつ今日もここは「東京・心の大草原」から離れることはできない。


―そうか、この曲ね、、―


雨の日の事

2008年05月25日 12時40分11秒 | 日記
sima

昨日の夕方から降り続いていた雨は止んでいる。

『もう梅雨なのかね、君』

虚ろな目をした花男は教授の言葉を無視して
今にも空間に溶け込んでしまいそうな窓外の東京タワーを眺めていた。

『ねぇ、先生、今日電車に乗ったら皆傘もっていて、それで車内が水浸しだったんですよ。
ほんと、ツルツル滑って危ないのなんのって。
それで電車は混むし、皆の傘は濡れてるからもう着ている服なんか、、もう最悪ですよ。』

教授はぬるい紅茶を啜りながら相槌をうっている。

『なんで傘なんて差すんですか?』
『、、そりゃ濡れない為じゃないか、、傘はいいぞぉう』
『台風の時すぐにへなっちまう様なヤツには用が無いですね』

花男は勢いよくため息ついた。

『だから皆合羽着りゃあいいんですよ。
わざわざ片手で傘なんて持たなくても合羽を着て駅まで歩いて、
電車に乗る時にビニール袋にポイッ。
はい、それで車内の床は濡れませーん。両手もフリーダムッ』

『でも合羽は格好が悪いだろう?顔も濡れちゃうし、
それに皆傘でスマートに歩きたいんだ。雨の中を。電車で結局濡れてもな。』

『合羽の方が断然自然でスマートでキュートですよ』

吐き捨てる様にそれだけ言うと花男はまた虚ろな目で
次はPCでインターネットを始めた。

窓外の空は曖昧な表情を浮かべている。

アウトテイク

2008年05月23日 01時39分00秒 | 日記
寛司より。

先日その冷たいレンズの先にデジタルという数学的な解釈を基準として、類いまれな正確さでそれを無機質な記憶媒体に記録し、それを保持する独創的なまでに無表情を意識した作りのその物に、撮影するという無遠慮で差し出がましい行為に甘んじてきた。
、、、あ~しんど、、

これはそのアウトテイクね。sipaっぽくないね~。



新しいSIPA BALED CLONEの写真は間もなく公開か!?

無駄な時間の過ごし方

2008年05月23日 00時48分18秒 | 日記
taka

用事を済ませた後まだ家に帰る気にならず、どうしようかと思い少し寄り道をした
く電車に乗った。僕の中で数日間想いがあった上野へと向かった。ほんとはどこで
もよかった。外でゆっくり本が読めるところであれば。寄りたいところもあったの
で調度よかったんだけど。

上野に着き向かうべく公園へ。ご存じの通り上野公園は広い。静かな場所を求め歩
く。まずは西郷どんに挨拶し野口英世に挨拶しポートワン博士?(誰かわかんない
と思ったらとっても偉い人。帰って調べてみた。陸軍用地、病院建設予定地となっ
たが、医師であるポートワン博士が現地を見聞し景観の良さに公園にするよう明治
政府に進言した。)に挨拶をした。

案外すぐにこれぞというベンチを発見。迷いもなくそこに決定。木陰に隠れいて本
を読むにはベストなベンチだ。そしてカバンから本と途中で買ったベーグルと水を
取り出した。

しばらくすると人が増えてきたので場所を変えようと蓮池のほうへ向かう。蓮池の
側のベンチに座り蓮を眺めながら読む。本を読むと時間を忘れる。やがて日が落ち
いろんな動物の鳴き声がしてくる。カモ、カラス、ユリカモメ、名前の解らない鳥
、虫そして最後に鳴いたのがウシガエル。こやつの鳴き声は低い。とっても低い。
僕には出せない音域。すごくバカにされた気分だ。現実に戻された僕は本を読むの
を止め来た駅へと戻る。
本の中にいる僕と現実にいる僕はあまりにも違いがあり過ぎてどうしようもなく腹
立たしい気持ちになり家に帰ることにした。



思春期に・・

2008年05月19日 14時08分24秒 | 日記
sima
すこぶる影響された。
皆自前のヘルメットにピエロのペインティングして
馬鹿みたいに琵琶湖沿岸を疾走したり。
秘密のアジトを裏山に作って夜中に集まったり。
バイクを改造してる気分で洗車したり。
おじさんの様なおばさんがオーナーの純喫茶店でコークハイを注文したり。
夜中に学校忍び込んでプールを泳いだり。
僕の思春期はここにあるかも。
そんなAKIRAがハリウッドやって!しかも原作版。

見たい。

AKIRA Hollywood!!

コツコツ

2008年05月17日 02時38分23秒 | 日記
taka

握力を鍛える
指立て伏せをする
腹筋をする
本を読む
髭の手入れをする

こういった日常の上に僕が所属している東京という街には高層ビルが建ちならぶ。
京都育ちの僕には少々カルチャーショックぎみだが、それでも僕はこんな東京の街
を一人歩くのが好きなんだ。
不思議な街だと思う。常に人の多い場所でも少し外れてしまえば、閑散として人の
気配など全く感じられなくなってしまう。淋しい感じもするが、ここがまた良いと
ころ。ふっと我にかえる感じ。ほんとにふっとね。少し自分に似た感じだ。

どうでもいい僕の日常は毎日行われる。上記のものは例えだが、自分で在るために
何かをしたいと考えてもつまらないことしか浮かんでこない。そのつまらないこと
でも毎日続けていくことが大事なんだろうか?そんなこの文章もわけがわからない
が。。

ライブハウスをハシゴした。同じ渋谷だったからよかったけど。良いライブを観る
といつも思うんだ。自分もやりたいってね。僕はね良いライブを観ると何故か自然
とね、目を瞑ってるんだ。って今日気づいた。良いライブだったよ。みんな一所懸
命に頑張ってるんだ。毎日コツコツとね。僕もコツコツやっていこうと思う。

とりあえず髭の手入れをしよう


零と空

2008年05月16日 12時49分44秒 | 日記
sima

地球を見るたび、僕はちっぽけ。
地球を見るたび、僕は稀有なんだ。
地球を見るたび、あなたを想い。
地球を見るたび、地球は丸い。
これは偽り、妄想、仮想真実。
そこに僕はいますか?

ぬくぬくと、かさかさと、ゆらゆらと、、
歩くたび、足の裏から自分の重さを感じる。
目を瞑るたび、自分を意識してみる。
何も無い。僕の意識のみ存在している。
目を閉じてもっと自分を意識する。
広い、上も下も無く、横も無い前も無ければ後ろもない。
ただ意識だけがある0次元。
音も無ければ色も無い。
ただ、ただ見つめる0次元。


5月11日

2008年05月11日 17時30分08秒 | 日記
sima

今朝も小雨がぱらつく5月11日。

朝起きるとサンドイッチがあった5月11日。

新しく買ったヘッドホンをさっそく駅で落としたけど無事戻ってきた5月11日。

子供達が公園でエアガンを撃ち合っている中サンドイッチを食べた5月11日。

友人が東京を離れ故郷に帰った5月11日。

5月11日。5月11日。

ごがつじゅういちにち。

ごごががつつじゅじゅうういいちちににちち

あといくつ5月11日を向かえ過ぎてゆくんだろう?
僕はこの日を忘れるだろうか。
彼はこの日を記憶するつもりだろうか。
ノスタルジーよ、僕は君に掴まらない。