「殴ったね、親父にはよく、殴られた」でおなじみの僕です。
僕はよく子供の頃に親父に殴られました。
いま思えば、僕が100%悪い愚行をしたときに殴られたので、
今は良い思い出ですが(笑)
ちょっと脱線しましたが、
今日は、そんな話じゃあありません。
先日、某赤羽で咽頭癌サバイバーのお姉さん2人組と飲んだ時に
出た話をします。
僕は、退院してから約1年間自宅療養をしました。
その1年はまさに地獄でした。
食べれない、声が出ない、めまい、吐き気、発熱、嘔吐、不眠、不安、、、、。
まさに「生き地獄」でした。
治療中も地獄でしたが、僕は退院してからのほうが地獄でしたね。
・近所のスーパーに買い物行くだけで精一杯の日々。
・スーパー行っても、食べれる物があまり売ってない。
・収入が無い。
・出世コースからコースアウト。
・それ以前に社会復帰できるのか?
とまぁ、3日に一度は口から血を吐きながら、心は荒んでいくばかりでした。
そして、自宅療養中に見舞いに来る友人や、メールをくれた友人達は、
僕の荒みっぷりに、こう言うのです。
「頑張れ!」と。
いやいや、頑張れねぇよ。頑張れねぇんだよ。これでも頑張ってるほうなんだよ。
もうね。今思えば反論する余力も今は無かったですね。
あと、このフレーズも良く言われましたね。
「もう完治したんだろ?」と。
いやいやいや、完治してねぇよ。後遺症酷いわ。5年経っても再発する可能性は消えねぇんだよ。
そして極めつけは、このフレーズ。
「誰だって明日死ぬかもしれないじゃん。だから同じだよ」と。
いやいやいやいや、全然違うから。
健常者の貴方=「事故」or「病気」で死ぬかもね。
僕ら癌経験者=「再発癌」or「転移癌」or「事故}or「他の病気」で死ぬかもね。
実際はこうだからね。
健常者の皆様とは、死神との距離は全然違うんだという事をもっと理解して頂きたいです。
【まとめ】
癌経験者が嫌うフレーズは、「頑張れ!」と「誰だって明日死ぬかもしれないじゃん」です。
覚えておいて欲しいでものです。
戦いはづつきます。