路地裏シルベットのアンオフィシャルblog

革ジャン職人の仕事と生態。 公式ブログでは書けないハピネス&マッドネスをお届けします。

仕入れに震える

2017-10-18 03:21:26 | お仕事
オリジナルのステアハイドですが、
10枚発注のしたつもりが、

15枚いらっしゃった!

サービスか!
ふと請求書を見る、、、、_| ̄|○

ただより高いもんはないと歳をとるにつれわかるもんです。

つもり発注ではなく、
かもしれない発注をしなきゃいけませんね(?)
それでもまたすぐ発注しなかゃならないという、まぁなんというか、愛しさと切なさと打たれ強さ(俺)

その15枚を一枚一枚検品し、用途別に分けるのです。

今回はキズがやや多め。
裁断はやや時間食うなぁと思いつつも、あの頃を思い出すと素晴らしいクオリティです。

そして相変わらず、革が入荷した日はこいつらの横にマット引いて一夜を共にするのです。


そして間髪入れず、ホースハイドの裁断にはいる

どーすかこの感じ!


ZOOEYフルオーダーで使う革量は700デシオーバー。
なかなか贅沢です!

1着作るのにどれだけの革を使うかとかは、業界ではグレーなとこですが、品質や経年変化に直結する大切な要素です。

今日も歯食いしばって
ステアとともに寝ます。