路地裏シルベットのアンオフィシャルblog

革ジャン職人の仕事と生態。 公式ブログでは書けないハピネス&マッドネスをお届けします。

2023/11/07

2023-11-07 04:17:00 | 日常



土曜の昼下がり 
お嬢に買い物行ってくるわ〜と嘘ついて
チャリで近所の中学校へ

息子のサッカーの試合を
堂々と見ると嫌がられるので
金網越しにコッソリ覗く不審者風情。


ポジション柄、献身的によく動いているじゃないか!
目頭熱くなる不審者風情

かつてサッカーをしていた父親は、
好きな娘を試合に呼んでいて

キーパーと一対一
父親は右にしか抜けない(笑)

ゴールもあの娘のハートもゲットだぜ!と
抜いた瞬間
キーパーに足を掴まれこかされる

何を思ったか立ち上がりキーパーを殴打した(笑)

中学サッカーでは珍しい一発退場である。

唾を吐き、不貞腐れてベンチに戻っていると走ってきた顧問に飛び蹴りされる(時代)

そんなどうしようもない恋の話は、
当然息子には内緒である。

頑張る息子の姿も見れたことだし
ぼちぼち帰るかと思った瞬間

背後から何者かに飛びかかられ
膝から崩れ落ちる父親。

顔中舐めまわされる父親。

それは近所のアイリッシュセッター(犬)だった

息子からは嫌われていても
近所の犬達からの信頼は厚い不審者風情であった。


48歳と31歳と24歳

2023-10-27 05:22:30 | 日常



さてさてはるばるやってきましたよ!
佐賀のヤングマン

 まだ何モノでもない24歳ロン毛

今までに作ったもん持ってきな!

お嬢ともどもハナで笑ってやろうと思っていたら、、

お、いいやんか(笑)

 

昔の自分がそうだったので。

やったこともない事に人生をかけるため上京する。

それは楽しいか楽しくないかではなく、

結局、楽しくする(なる)のであって、

意地悪な質問ではあるが、聞いてみた。

 革ジャン縫ったことないのに、なんで革ジャン作る事が好きだと言えるの?

 

全て革ジャンからなんですよ。

革ジャンが好きだからバイクに乗って

革ジャンを縫うためにレザークラフトをやってるんです。

 

はい合格。

 

お嬢の事を姉さん

俺をオヤジと呼ぶところから始めなさい(笑)

 

ここには男前な工場長や師匠、

酒癖の悪い凄腕パタンナーもいないけど

 

天才肌のお嬢と、凡人極まりない叩き上げの愛犬家おじさんはいる(笑)

若いから、若さゆえわからない未成熟な部分など仕事以外の事も口出さなきゃならないだろうけど、

自分が培った全ての技術と知識は伝える。

 お嬢の助けもかりながら

コイツを一人前にして九州に帰す。

それが革ジャン職人としての限界が見えてきた自分のやるべきこと

だから俺が爺さんになったら仕事くれよ(笑)

 

そして現在はアパートを探している模様

オンライン内見というハイカラなスタイル!

おいおい、隣に俺みたいなの住んでたらどーするよ()

 

思い起こせば二十数年前、上京が決まり家探しに行ったマサキ青年。

不動産屋の姉ちゃんに

「ロックな家ねぇスカ?」

当時で築40年オーバー平屋で長屋のボットン便所!

でもミシン踏み放題で縁側にGSX-Rも置けた。

 隣にはボケた婆ちゃん、夏はウジ虫。

だがこれでいい。

ここから始めようと思ったもんです。

 悲しいかな経験上、家賃の安いとこには安いヤツが集まる。

そんな居心地の悪い環境で過ごすことも若い時には必要。

 

がんばれ若者。



たかが革ジャンに人生をかける男 命名 ジェー〇ス関島様

2023-09-15 06:52:48 | 日常




バリバリ影響受けてるカタチで今となっては辱めを受けるようなwww
日付はレザークラフトを始めた頃(多分)
そして即この世界では食えねぇと思った。

でも屋号は決まってるという(笑)

P高J低
プライドは高いが自己肯定感というか自分に自信が持てない男。
ある程度ソコソコ何でもソツなくこなしてきたが、
経験上、様々な分野において上には上がマウンテンな事やナチュラルボーン天才がいる事を知っているからこそ
こんな俺がチヤホヤされるぐらいだからこんなん誰でもできるわ。
と早い段階で悟った。

あれから21年
ユーチューブで懇切丁寧に作り方を教えてくれるし、
フリマサイトで安けりゃ売れる
販売においては限りなくプロと素人の差がなくなった。

でも忘れんな
技術は置いといて、材料代だけだろうが、お金貰ったらプロなんだよ!
と、あの頃から思ってはいた
そんな中、1着のライダースジャケットとの出会いから、この道へ進み今に至るのだけど。

おいおい君は俺か?
と言わんばかりに。

募集もしていないのに、内容はともかく勝手に履歴書を送りつけたてきやがった事と、
直筆の手紙が入っていたことは合格。
九州からであることも超合格。
かつての自分がそうだったように「正々堂々真正面から道場破り」
仕事も恋愛も断られてから始まるのよ
何よりそんな奴は気持ちがいいじゃないの。

俺は26のとき上京した
彼は24
てっぺん獲ろうと思うんならもう若くはない。

つい九州人をひいき目に見てしまうけれども
九州では実現できない仕事が多かった。
自分は、誰もが思う地元に店を出したい!の挫折組である。

若者は基本的に育ったらどんどん独立して貰って結構。
それが商売敵になるのであれば責任は育てた側にある。
自分が知るMADE IN JAPANの縫製技術はまぎれもなく世界一
自分は47歳。
20代の「俺」がいなければ業界の未来はないのです。

今の業界を見渡すと
目的が明確な子ほど
ウチに来るのが一番の近道。

すっかり老眼になってしまったけど
若いヤツの夢にとことん付き合って自分も夢を見るのさSilvet♪

旅の途中さ♪Silvet

2023-09-13 06:31:46 | お客様


旅の途中に寄ってくれた。30歳×3人と21歳×1人の男子


これが身に覚えのある痛みなのかどうか言葉にするのは難しいのだけれど、
ワイワイガヤガヤ珍道中の話を聞いてるうちに胸の端っこの方がなんかキュンとするのであった。

俺は遊ばない(笑)
たま~に飲みに行ったり、犬と泳ぎに行くのと、年に一度だけ血より濃い兄弟たちとキャンプするぐらいで

俺は遊ばない(笑)
年月をかけ、フェイスブックやインスタグラムの土日の投稿を見ても1ミリも心が動かないという特殊な能力も手に入れた(笑)

30歳とは少しずつ責任を背負いつつも、まだまだ自由、身体も元気!

た、た、たぶん彼らの若さが羨ましかったんだろうなという結論で
歯食いしばって屁こいて寝ます。

そう、2年ぶりに「裏ブログ」を書かせたきっかけは、あっくんである(笑)

わざわざ寄ってくれてありがとね。

あほんだら言いますわ

2021-11-07 05:53:00 | 日常
むかし
マネーの虎というTV番組がありまして、
リアルタイムでは見ていませんでしたが、独立前から
かつての上司でもある先輩(今宿の虎)から強引に見させられました(笑)

基本エンターテイメントとして受け止めて楽しんでいましたが、
そもそも
商売(独立)をしようと思った奴が、自己資金ゼロで借金するなんてスタートから違うやろと。

ウチですら低賃金ながらも嫁さんがナンボか貯めてくれてました。
後にソッコー溶かしましたが(笑)

今となれば
やる前
やった後では感じ方も違うものです。

好きすぎて何の苦労もありませんが、この業界、良いものを追求すれば絶対に儲かりません(涙)やればやるほど身に染みる(笑)

そして
最近YouTubeにて
「令和の虎」というチャンネルがあることに気づき見ていたのですが
まぁ何ということでしょう!




46歳にして気づきましたよ!!
そりゃもう深夜にびっくり。

この子俺やん。

話が回りくどい
前置きが長い
結論が遅い
すなわち話長い(笑)

会話が苦手だと逃げていましたが、こういうことかと。

そこでまず感じたのが、
 
こんな喋り方の自分と長年付き合ってくれている人は、みんな人格者であるという事。
感謝が込み上げすぎて死にたいww

まず、
今宿の虎に電話しました。

え、オマエ自覚なかったんか?
アホンダラー言いますわ
あのまんまやで!
むしろ酷いわ
無茶苦茶周りに感謝せい。
俺を含めてな。
謙虚になれよ〜と。

それも個性というのであれば
俺はそんなもんはいらない(笑)
スマートに会話がしたい。

46にしての気づき。
今後会う古い付き合いの方々には、すべてこの事を話し感謝を伝えたいと思います。

皆様いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。