路地裏シルベットのアンオフィシャルblog

革ジャン職人の仕事と生態。 公式ブログでは書けないハピネス&マッドネスをお届けします。

謙虚ライオン

2018-11-27 02:58:04 | 日常
先週は、
月曜に福山で飲み

火曜に大阪で飲み

週末は、
小さな小さな身内だけの忘年会。


十数年ぶりにあったS木さんは、魂こがしていて、相変わらず竹原ピストル感が半端なくドキッとした。

しかし、なぜか私だけ学生運動感が出ている昭和顔の宿命(笑)


地鶏がメインの居酒屋の醤油を舐めた瞬間狂喜した!

これが、九州の醤油たい!
九州人が必ず直面する「醤油問題」

醤油舐めながら、黒霧ソーダ割りを飲み続けた。
嘆きは酒場の隅に置いてくる。

それから、バーSilvet


同い年の新潟ピストルと
埼玉の困ったアニキ。

働くことしか知らない職人の束の間の癒しでした。
ありがとうござました。

さてこれからはノンストップ2018なのですよ。
年末年始は地元には帰れそうにないから、フルで出勤しているかもしれない(笑)

年末年始ご用の方は要連絡でおいでくださいませ!

そんな週末でしたが、
最後の最後に、
来客が。

かつてかつて
くわえタバコで革を語っていた方。

そりゃないぜ。
なんとかしたいなぁと
心は揺らぐけど
情けは人の為ならず。

しんどかろうが
どっしり構えて良いものを作る。

謙虚さは、やはり大事だと
歳月を経てもなお思うのでした。





革ジャン職人ドサ廻り 廣島死闘編

2018-11-21 11:12:22 | 出張
岡山の若者が日曜日にやってきた。

意外とスイスイの首都高を抜け東名へ、
ハイウェイに乗る前に思い出は捨てた。

短い可能性に火を点ける


私はキリンのつもりだったが、
彼は湘南純愛組らしい。

あぁジェネレイションギャップ

さぁハイウェイダンス時間だ。
どうしようもない恋の話をしようじゃないか!


寝とるやんけ(笑)

目的地のMC GEMMAさんにむかう前に、
朝5時からやっている
個人的にかなり楽しみにしていた
食べるとノンストップ放屁な(放屁には個人差があります)
笠岡ラーメン山ちゃんへ!



体調不良につき〜、ʕ⁎̯͡⁎ʔ༄
持ってるね松本くん

仕方なく国道沿いのラーメン屋へ

マズイ
不味すぎる。


しかしキムラ兄さんは
シブい
渋すぎる!



GEMMAでは親分がフレームを削りまくっていた。


愛媛から
Nちゃんが来てくれた。

Silvet最重量のお客様
チャップスと言えども仮縫い合わせをしたいのでR

その他、
Silvetの福岡→埼玉移転に伴い、
採寸でご迷惑をおかけした西日本の皆様を採寸させて頂きました。
皆さまご足労頂きありがとうございました。

場所を提供してくださった
MC.GEMMA親分ありがとうございました。

九州方面採寸ドサ廻りは来年早い時期にやります!


肉々しい夜を過ごす。
色々とごちそう様でございました。

翌日は大阪へ
今まで、公園、カラオケボックス、居酒屋など、様々な場所で採寸してきた「腕一本」職人ちゃん。
工房からでたら、メジャーとボールペンがあればOK

そして人生初のトラックの荷台打ち合わせ!

最&高でした。
ありがとうございました。


そして急遽、
大阪泊になりまして、

大阪の神出鬼没で一網打尽男
股の名ををスーパーヤンキーキーヤンを呼ぶ!やで。

先月も飲んだがな(笑)

卓越した箸さばき
そしてヒョウ柄はマストである。

恋バナして
ラーメン食って
採寸して
ラーメン食って
採寸して
キャッチボールして
採寸して
ラーメン食って
飲んで
採寸して
飲んでいた間も

一人で工房を守ってくれているお嬢の存在もありがたく福岡時代には無かった事である。

皆々様大変お世話になりました。
本日14時より現場復帰いたします!



















手紙

2018-11-13 00:06:36 | 日常
今をさかのぼること18年前
独学でレザークラフトをはじめたのでした。

始めた瞬間これだ!
と直感したの同時に
この世界じゃ食えねぇと思ったのです。

当時、レザークラフト業界を席巻していたブランドがあり、
そこが行なっていた通信教育。

当時、借金まみれで独立した
(というかせざる終えなかった)
商売が軌道に乗っていて、独り身の私にとってカネと時間を持て余してた頃でした(笑)

残念ながら満たされると挑戦するという血筋の家系なので(笑)

迷うことなく
通信教育を申し込むべく
アンケート用紙に25歳の私の気持ちをしたためた。

最初の教材とともに
社長さん直筆?!の返信が送られてきた。


なぜかコピーで

なんとなく趣旨ずれていて、

ちなみに2パターンの手紙が入っとるやん。

スタッフツメ甘いぞ(笑)

みたいな感じで当時は真剣に読むことはしませんでした。


あれから、東京に修行に行き
福岡に戻り、引っ越し作業の中この手紙を発見!まだ(笑い)


会社を辞め、
独立に向けプレハブに移動、荷ほどき時に手紙を発見!まだ(笑い)

路地裏に店舗を構えてSilvetをスタートさせた、探し物をしている時に手紙を発見!
(笑わない)

福岡から埼玉に移転し、荷ほどき時にまた手紙を発見!(グッときた)

埼玉に来て、クソみたいな問題というか
ちょっとした危機を乗り越えて、自ら手紙を開いた(ちょっと熱くなった)

良くも悪くも立場が変われば人も変わります。

その通信教育が今の技術の役に立っているかは定かではないのですが、
経営者であり職人であるという目線からは、この手紙は自分の成長を測るものなのかもしれません。

またこの手紙を開く時の自分が、
どう感じるのか、
楽しみになりました。

それでは
長くなりましたが、
屁こいて歯食いしばって
馬革とともに寝ます。

押忍。














エツル

2018-11-05 01:36:58 | お仕事
いや、今まで満足できた革ジャンなんてないんすよ!

って情熱大陸とかにありがちな(笑)


サラリーマン時代に何かの記事で見たんですよ。
その職人さんは、

「革ジャンを縫い上げたら、それを眺めて悦に浸るんですよ」

しゃベぇ
こいつしゃべぇ
ナニ満足しちゃってるのよ!

と正直思っていました。



あれから、10年、くらい。

俺、悦に浸ってんすよ(笑)
Silvetになってからはその率高い高い。

決して潤沢ではない資金の中、
素材をタンナーさんに通い詰め一緒に作って、その他の材料も納得いくまで這いずり回ってよき人やイカレタ人と出会い
やっと探し出せて。

好きではない(笑)型紙必死に勉強して引いて

1着を作り上げたら
そりゃ浸るって(笑)

多分それは責任がどこにあるかってハナシで。

「1人1着縫い」
この言葉を胸張って言えるようになったら悦に浸れるようになりました。

見た目はポリスタイプ
でもシュッとしてて、
スーパースポーツにも乗れるパターンで
革は最高級のフルタンニンピット!

納品したくないけど
お客様はソッコー取りに来てくださった!


喜んでくださったお客様が一言
「エリボアは?」

スッキリ抜けていた((((;゚Д゚)))))))

もう土下座しかないのであ、る。

悦に入るのはまだ早かった(笑)

やっぱり
歯くいしばってエリボア作って、
寝ます!