試合で使ってみました。
ピュアドライブVSを復活させるにあたり、グリップを少し太く戻してラケットを359gまで
加重し、ガットをアルパワー1.25×マルチフィール1.35で44pで張替え、肘対策で
振動止めを追加し万全?な状態に改良しました。
そして前回軽く打ってみたのに続き、今回は試合で使ってみました。
久しぶりのピュアドライブVSを使っての試合でしたが、最近使っていた18×20パターンで
しなりの大きい薄いフレームのラケットと比べると、スイングスピードを上げて
厚い当たりで打たなくても十分なボールが飛んでいくので本当に楽で、多少相手のボールに
食い込まれた状況でも良いボールが返ったり、相手の強烈な1stサーブのリターンもブロック
しただけで結構良いリターンになったりして試合中に自分でも驚くようなショットが
度々出るので、相変わらず守りに関しては素晴らしいラケットだと再認識しました。
ボレーも合わせるだけで楽に飛ぶのでネット前でストレートアタックされてもいつもより余裕が。
余裕があると視野が広くなって相手の動きが良く見えたりするので、攻撃の面でもプレーの幅を
広げやすかったです。
その攻撃の方ですが、やはり一発の威力という面ではボールを潰して重いボールが打ちやすい
18×20のパターンのラケットの方があるような気がしました。あとコントロールの面でも
ピュアドライブVSは少し劣るようです。
でもスピンの効いた高い弾道のボールを織り交ぜて攻撃のバリエーションを増やしたり
安定して強いボールを打ち続けるという事になるとピュアドライブVSの万能性の高さは
厳しい状況の競った試合などでは非常に心強いです。
ただ今回バックハンドストロークが少し打ちにくく感じたので、バランスを見直す
必要がありそうです。これは3つも付けた振動止めのせいでバランスが良くなかった
からと思われます。
トップにもう少しオモリを付けるか、肘も痛くならなかったので振動止めを
もっと外して軽くすると良いかもしれません。
あとこれは仕方ない事なのですが、振動止めを3つも付けたせいでボールを打った時の
ダイレクト感が改造前よりも悪化してしまいました。
対策としては今よりガットをもっとマイルドなのにして振動止めを減らすしかないと
思いますが、とりあえず今のガットのままで少しずつ振動止めを外していきながら
様子をみようと思います。
しなりがあって柔らかいフレームで、適度なパワーとダイレクト感もあって、スピンも
かけやすい上にコントロールも良く、見た目までカッコ良い完璧なラケットって
いうのはなかなか無いようです。
でもスマートガットなんてものが出るご時世ですから、案外そういうラケットも
近いうちに出るかもしれないですね。